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声と匂いに光を知る
曇は震えに飾られる
遠い遠い緑の音
髪に隠れた迷い子の背



水に映る木々の声
乱す足で雨を歩む
左目の下
気泡の翼



水の重みに
 ....
壁、壁、壁、の、コンクリート、の
暗澹へ、暗澹へ、暗澹へ
投身する風の、その跡形を独占する為
すぐさま雨が投身する
同時に見えるも僅差のあるそれらの自決を
私は、右目と左目で悼む ....
君はただひたすらに自動券売機をつくっている
外、春はとっくに酸化してしまった
困るね、こんな雨の日は
花壇に水をあげることもできない
僕の手の中で冷たくなっている冷蔵庫
その扉を開け ....
あおいそらは
うかぶ
くもに
ひつじのように
つつんでください、と
おねがいすると

そのすきに
ゆうぐれと
ほそく
しろい
つきに
おねだりして
もらった
あまい ....
眺めている人を
僕を
その眺めている人を
さらに眺めている人を
どこか遠くで見つけることが出来たなら

僕を眺める人が僕を
眺めているその姿が
どんなふうに見えるかを
聞いてみたいな ....
僕は君となら

地の果てまで行ってもいいよ

海の彼方まで行ってもいいよ

だけど

君と僕だけでは生きてはいけない

砂漠で骨になるか

海に浮かぶかもしれない



 ....
僕の部屋の窓ガラスが

強い風で音を立てる

今にも割れそうだよ

嗚咽か慟哭のようだ

僕の心の傷跡にしみる

僕も君も

そんなふうに泣いたね

君が僕を好きだと言って ....
心の中の本棚に
私小説が増えてゆく
主人公は
いつも不器用で
哀しいほど
いつもみっともない

誰が読んでくれるでもなく
ただ 
収められてゆく
落胆のため息とともに

それは ....
どうしようもなく空に向かい
わたしは
影を失くす



足の下を踏みしめ
家々をすぎ
すべてに接する崖へと至る



見えない花のわたしは
ひとつの大陸でできた楽器 ....
少しうつろに離されている
夜はいつも目の前を往く
あらゆる段差に驚かぬよう
強く強く歯をくいしばる



割れては集まる動きのなかで
曇は水に近づいてゆく
昨日消えたした ....
むいしきの
おとが
きしむ

はんせい
はんせい
きょうも
はんせいって

あっちで
すべったって
こっちで
ころんだって

だめだめ
だめだよって

じぶんに
 ....
ただ純粋に

お互いの心を言葉で繋ぎ止めていたであろうあの頃

少なくとも世界は君の形をしていた



君はいつか

いつかたくさんの言葉達を空気中に散乱させ

こぼした涙がそ ....
 
 知らない街で
 洗濯物が揺れている
 風に洗われて
 青空を映しながら


 知らない道に
 鳥の羽根が落ちている
 素通りなど出来なかった
「これは大空の破片なのだ」と
 ....
パンダ部の先輩は
いばってる
パンダ部にいる人は
出世が早いという噂
コアラ部の部長は
いつも深刻な顔してるけど
その割に
取り越し苦労が多い
ゾウ部の女性社員は
いつも大量の書類を ....
梳き櫛の息の根をわたし止めて
泣く姿、の、無音部分
を拭った指、の
薄命部分、月に透かせば
血潮は青ざめるばかりで
発光もせず


黒髪、の
窒息密度で、黙ったままの ....
首が痛いんだ
そんなこと言えないんだけど

首が痛いんだ
こんなに吐息を感じるけど

君が気に入ってるならそれでいい
君に気に入られるならそれがいい

でも
首が痛いんだ

「 ....
お前にね

居留守を使われたことはショックだったぜ

俺がお前にあげた物も

そろいでかったストラップも

一緒にとった写真も

処分したのか

お前の心の中の俺は

そう ....
ねぇ あんた寂しい人だね

テレビもつけないで

CDも聴かないで

ただ ぼんやり

煙草をふかしながら

扇風機の音を聴いてんのか

俺と同じ

俺と同じだぜ
窓から世界が見えすぎるので
何度も何度も触れつづけては
指とガラスをたしかめていた
消えた素顔をたしかめていた



描かれた線に雨は重なり
音だけを残して見えなくなった
 ....
藪には花が咲いた
鳥の姿はなかった
銀を捜す風の目に
鳥は映らなかった



太陽は傾いだまま
午後の熱を失わず
光の刺さる音だけが
森のなかに響いていた



鳥は  ....
いつも車で通った道を

自転車で走る

この坂は思った以上にキツイ

けれど下り坂は

気持ちいい開放感


大きな樫の木は

いつもより大きくて

一時停止

下か ....
夜で潤んだ廊下のタイルに
こぼれていた非常口の灯りは



それなのに
何からも 何処からも
匂いの消えた夜だった


緑色に 浸りたい
そんな気がしていたのは
 ....
小さな手
小さな目
欠けた空を映す鏡に
歌のかけらを置いてゆく



重なりつづけ
重なりつづけ
どこにもつながることのない
造られた花のような子供たち
たじろぐ腕をとり
 ....
応え 光 微笑み うた
かわそうとして
かわすことができずに受けとめ
あふれ こぼれ 消えてゆく
応え 光 微笑み うた
受けとめようとして
受けとめることができずに
あふれ こ ....
夜に降る夜から幻になり
分かれゆく灯の端から現になる
光の鱗に満ちる窓
ふちどりの迷路を世界は流れる



ふたつに割れたわたしそれぞれに
天から地から
糸のような鉄が差し ....
私が真冬を歩いていると
太陽の童貞が落ちていた
私はそれを慌てて拾う
そして忘れてしまう


私が真昼を磨いていると
青空の処女が堕ちてきた
私はそれを慌てて隠す
そして再び忘れてし ....
使いが来たら
病院へ行くことになってた
アル中のあなたが
最後に入院した病院へ

肝硬変
だけ
じゃ
ないみたい
だね

いろんなこと教えてくれた
年上のひと
体に心に
消 ....
空にはたくさんの色があった
傾いたその縁に支えられたのはいつだっけ
鉄塔が突き刺さった夕日
思い出せないほど前から続く
そんな夕暮れ


帰ろう
が口癖だった頃
いつも隣のあの人が
 ....
細く開けたより扉より覗き視る、眼球
にとっての、夏
そこから、差し込む昼の筋が
はっきりと割る、私


半分でいいから、どうか、連れて行ってちょうだい
とは、一言も言えぬうちに昼 ....
風を
包んだ
雨の羽の
横たわりゆく地にて
しめやかになった夏を
やわらかになったアスファルトを
踏む


その
私の
リズムの
ひとつひとつに含まれた 私の
しめや ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(白雨)- 木立 悟自由詩204-6-22
風雨心中- A道化自由詩404-6-22
ホームセンター- たもつ自由詩1204-6-22
そら_の_アフタヌーンティ- 玉兎自由詩2*04-6-22
眺めている- 霜天自由詩204-6-21
★92_カタスミデ…- 貴水 水 ...自由詩9*04-6-21
★91_ボクトキミノキズ- 貴水 水 ...自由詩7*04-6-21
本棚- さち自由詩16*04-6-21
ノート(器)- 木立 悟自由詩704-6-21
ノート(白路)- 木立 悟自由詩204-6-20
むいしき_の_おと- 玉兎自由詩4*04-6-19
逆さの海_そして_置き去り- かど自由詩304-6-19
知らない街_(2003.7.18)- 和泉 輪自由詩2304-6-19
カバ部の彼氏- チアーヌ自由詩1304-6-19
黒虫- A道化自由詩604-6-19
くっつきすぎ- 谷川美嶺自由詩304-6-19
☆146_イルス- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-19
☆145_ネェ_アンタ- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-19
ノート(白窓)- 木立 悟自由詩804-6-18
ノート(風)- 木立 悟自由詩404-6-17
良好- さち自由詩504-6-17
非常口- A道化自由詩404-6-16
ノート(白歌)- 木立 悟自由詩504-6-15
応え_光_微笑み_うた- 木立 悟自由詩104-6-15
鉄糸- 木立 悟自由詩404-6-14
結婚_(2004.2.16)- 和泉 輪自由詩1504-6-13
私が産まれた日の、花と花言葉- チアーヌ自由詩10*04-6-13
安息- 霜天自由詩1104-6-13
黒い顔- A道化自由詩404-6-13
踏む- A道化自由詩504-6-13

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