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雨の後ろを飛ぶ鳥が
光のかけらを浴びながら
虹を知らない心に向かう
青い光と白いふちどり
鏡の内の明るい声が
長く遠い夢のように
無数の羽の銀河のように
球く荒んだ光を抱く ....
私に風が吹いたので
草が揺れ 花が揺れた
蝶がはばたいたので
私が揺れ 風が吹いた


今が流されてしまった
私は尋ねてまわる
知らない場所から
知らない場所へと


風が通り ....
お母さん
僕を行かせてよ
このままここに
張りついてはいられないよ

新しい靴は
履いてみただけじゃ
いいか悪いか
わからないよ
歩いてみなくちゃ
走ってみなくちゃ
転んでみなく ....
たくさんのガラクタの中から
どうにか使えそうなものだけを拾い集めて
この国を作ってみました

某大統領の
20年前にボツにされたPR用写真とか
某独裁者の
校正もしないで出しちゃった自叙 ....
静かに 触れる と音がして
すべての触れるは落ちてくる
億の目を持つ無口な腕が
すぐそばにある腕だと知るときに



鉄の船が川に浮かぶ
様々な手書きの時計で埋められ ....
空がこんなに澄んでいるから

泣き顔じゃ

いけないと思った

髪を綺麗に切って

君に逢えばいいと思った
迷惑でしょう愚かでしょう
でもどうしてもだめなんです
薬を飲んでもだめなんです
信じてほしいけど
多分無理でしょう
だからせめて
わかってください
僕はニワトリです
支柱にくくりつけられたブランコが
凍りついた蜘蛛のように空を見ている
荒れた鴉の羽の朝


外灯に雪は群がり
連なる柱を傾けている
曇のなかの雫の陽
道を分ける蒸気の壁
ふた ....
僕の書いた絵日記が
君を傷つけたんだって。

あと、
昨日聞いた話
僕のついた嘘が
君を悩ませたらしい。

こんなに君を思っても
うまくいかないんだなー

描いたのは僕の夢、
 ....
がたんごとん
がたんごとん

随分と長い間
揺られている気がする

騒音にすっかり慣れ親しんで
静寂の中ではきっと暮らせない
窓の外が良い具合に湾曲して見え
それもまた楽しい

 ....
窓のそばでかさをひらくと
ともだちの声が聞こえないので
仕方なくかさを持ったまま
くちびるの動きを見つめている
青かったかさ
今はむらさき



何かがすさすさ動いてい ....
私が 一滴も
何ものにとっての海にも
なれぬことが要因となり
アスファルトは 
忽ちに透け凍った雪の成れの果ての 
既に 雪ではないものの 下で
アスファルトは
ただ 固く  ....
わたしは 此処に いるけれど
わたしは 此処に いる人か


本当は 此処に いるのだけれど
猫は 此処に いないのだ




雪で 
日のない夕景は
アルミ箔の
 ....
うらやましいお方
金曜の夜は
「あと2日も一緒だ」と
「幸せだなあ」と
そのお方と一緒に眠られます

土曜日は
しじゅうお布団でごろごろ
あなたは昔わたくしに「ころころしたい」
とお ....
未明に生まれ
未明にさまよい
座礁した言葉の虹のように
かがやく波紋の輪をひろげ
少しずつ闇に溶けながら
こだまの羽は夜を渡る
浜辺に立つ子の手のひらを拒み
さらにはばたき ....
付き合いはじめの頃は
それはもう
口に出すのも
はずかしいわ

昼も夜も
アプローチ
ぎこちなかったけれど
愛が感じられた
ほんとうに
全然
寝つけなかったんだから

それが ....
人がいないと
グラウンドは淋しそうだ
ただ広さを主張するばかりで
しかしその声は誰にも届かない


私が足を踏み入れると
グラウンドの広さが私を取り囲む
全てが遠ざかっていくので
私 ....
今朝、レモンを産んでしまった
それは、色も形も匂いもレモンそのものだった
もし産んだのが卵だったら対処のしようもあったろうに
なんでレモンなんか産んでしまったんだろう
レモンに耳をあてると ....
ゆくえなく めぐり うつろうままに
羽は雲のまだらを駆ける
けだものの息をたずさえて
午後のすべてを火照らせながら
夢から現へ燃えあがる
虚ろな羽は燃えあがる



雨を ....
空へ落ちてゆく崖の前で
両腕をひろげなりひびく天使
すべての色が
すべての景が声になる
ひろげた両腕は
ひとつの陽に触れる
もうひとつの陽に触れる
西から来る無数の水無月を ....
らんららん 出張中の男の洗濯をしようと乙女心を持参しアパートへ向かったら
まさに今 女にまたがろうとしている男と遭遇
鍵をかけていても私は合鍵を持っているのだから男の防衛策意味なし
セコムしてな ....
雨が降りはじめた街のなかには
羽の生えたけだものがいて
黄金の子に首を抱かれて
しっとりとした息を吐き出している


すべて壊れたものに乗って
誰もいない街を走り
わず ....
 
ひびく
ひびく
音叉の雲から
はじまりの空へ
天使のかたちがひびきわたる


輪と共に陽は沈む
がらんどうの音がなりひびく
町のように大きなひとつの楽器に
鳥が集ま ....
やったあ!やったあ!
風呂だ!風呂だ!
やったあ!風呂だ!
風呂だ!やったあ!
ふろふろふろふろふろふろふろふろふ
こすれ!こすれ!こすれ!
こおおおすうううれえええ
あかあかあかあ ....
どこまでも道は凍っていて
空を見つめて歩くことさえできない
家も灯も星も無く
闇を目からこぼしたまま
向こうから来る犬を見つめる
彼は歩く
俺は歩く



犬は川を渡 ....
かつてここには声があり
雨とともに舞っていた
あつまる小さな手のように
はじきはじかれ まわる歌



緑の雨に声は飛び去り
雨の緑に見えなくなった
水は煙る手になった ....
夜の海が私を欲しがっている
或いは一つになれるだろうかと
踏み出した足に私は困惑する
そのとき私は生きている


そしていつも自らの中に
私は小さな一つの海を持っている
寄せては返すこ ....
挨拶が微弱すぎて響かなかったとしても


散歩の帰り道に賢者がいた
うす汚れた灰色のローブが汗を吸い
地を削るようにしてひたすら足踏みをしていた


 もしもし、ドチラへ向かうのですか ....
明日になれば
この浅はかな
切ない思いも消えるでしょう

真っ白な銀世界に踏み込んで
祈りを捧げその目に答えを望むなら
私は空高く舞いあがった
あの人に

この思いを消してくださいと ....
ずっとずっと まわりで
小さな音が鳴り止まない
バスから降りて バスに乗る
またバスから降りて またバスに乗る
いつのまにか隣に
歌がふたつ 座っている



小さな支えを失っ ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
星_Ⅰ- 木立 悟自由詩304-2-6
- 和泉 輪自由詩704-2-6
自立- さち自由詩3*04-2-6
危機的あんぽんたん- さち自由詩5*04-2-5
無口な腕- 木立 悟自由詩304-2-4
青_空- さち自由詩8*04-2-4
お願いです- 不老産兄 ...自由詩104-2-4
凍気球- 木立 悟自由詩504-2-3
青く染まって- Kana ...自由詩104-2-2
随分と長い間- 山本リョ ...自由詩204-2-2
ノート(まぶしい日_Ⅱ)- 木立 悟自由詩404-2-2
凝結した魚- A道化自由詩504-2-2
此処にいない猫- A道化自由詩704-2-2
金土日(2)- 山内緋呂 ...自由詩10*04-1-31
虚羽(うつわ)の天使_Ⅴ- 木立 悟自由詩104-1-31
最近の彼- ポロリ自由詩1*04-1-31
グラウンド- 和泉 輪自由詩1204-1-30
レモンの日- たもつ自由詩4204-1-30
虚羽(うつわ)の天使_Ⅳ- 木立 悟自由詩104-1-30
虚羽(うつわ)の天使_Ⅲ- 木立 悟自由詩304-1-29
正三角形- 石畑由紀 ...自由詩24*04-1-29
虚羽(うつわ)の天使_Ⅱ- 木立 悟自由詩104-1-28
虚羽(うつわ)の天使- 木立 悟自由詩204-1-27
風呂- たもつ自由詩1404-1-26
ノート(ブルース・フォー・ア・ドッグ)- 木立 悟自由詩204-1-26
ノート(滴歌)- 木立 悟自由詩304-1-25
遺灰- 和泉 輪自由詩1304-1-25
雀のなみだ- 唯川自由詩104-1-24
冬の海に帰る日- りぃ自由詩104-1-24
ノート(まぶしい日)- 木立 悟自由詩504-1-24

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