すべてのおすすめ
へたばって、白鳥が
へたばって、きりんが
地面にくびを横たえくたばって

高い所ばっか見て来たせいかな

くびが長いって哀しいね
体より
何でくびが長いんだろう
脳には無用な機能なの ....
鳥が月をついばみ持ち去り
別の月をどこかに作る
午後の舌を
午後にまみれた氷が過ぎる


ただひとつの音の他は
すべて重なり響く雨の日
ただひとつは道の灯に立ち
 ....
いちにちが終わった時に
お財布の中に残っていた500円玉を毎日貯めている

拒食症気味の私の昼食は決まって
アロエヨーグルトと豆乳とコーンスープで350円くらい
1000円札を出すとお釣りに ....
うたた寝から目覚めた
午前五時
/熱い湯を注ぎ忘れたカップのなか/コーヒー豆と砂糖が溶けていた‥
‥僕は生きているのでしょうか
それとも
息をしているだけなのでしょうか

朝刊 ....
ひとりばらまきながら、
立ちつくした、ばらまいている、
鳥は私たちにそれらを、夕暮れは
私たちに、聞くだろう。ばらまいている立ちつくしたそれらにしている、
手のようなそれらを。


 ....
三十九度の熱にうなされ
一リットルの点滴を打ち
体温だけは平常に戻しつつ
うなされた夢の底で願った

助けてください

翌朝に漢方薬と解熱剤を流し込み
空元気に満ち溢れた苦笑い浮かべ
 ....
みんなのなかでゴハンを食べると
孤独になるから食べたくない

みんなのなかでゴハンを食べても
話すことが無いから黙ってる

みんなのなかでゴハンを食べても
みんなも話すことがないから静か ....
父のためにメザシを焼いている。
メザシから出てくる
もうもうとした煙

父のためにメザシを焼くなんて
つい最近までは
思いもしなかったなあ
留守中の父が戻ってくるまでに
焼いておいて差 ....
生活という
意味の解らなかったものに
私は浸っている
めいっぱい
空を目指して
夢中で枝をにょきにょきと伸ばしていた
わたしに
生活とは何かを
知らされることはなかった。

社会科 ....
そうして、そうして、
眠ろうとする、そうして、
寒い日ですらないけれど、見えている周りに求め進んで行く。
ぼんやりと何かがあるのを、点をさまよう何かに視線を、
見つめながら、遥か遠くの点の中の ....
 とぎすまされたナイフのように
 口元にはいつも
 ふっきれたような不敵な笑み
 藤木くんはそういうひとだ

二十歳すぎ
鼻と耳にピアス、眉毛なく黄金色の長髪をふりみだす姿はライオンのよう ....
浮浪者: 「俺は今日に至ってもひどく酔いつぶれている路上暮らしで、あんたにどうすればいいのかを教えてもらいたいのだけれど。」
おじさん:「そんなことお前自身の問題だと思うけれどな。」
浮浪者: 「 ....
俺は 今夜もひどく
酔いつぶれた 路上で
希望も 夢も ないのだと
  歌えや 歌えと
  時代の中を 走り回り
歌い 飛び 泣き 笑い
今日も一体私はどこに行くべきなのかと
思う そん ....
明日はきっと晴れるよね

そう願わずにはいられなくて
ふと手を休め振り返る

自由気ままに暮らしてきた日々

愚痴っぽくなってみたり
ときには人恋しいくせして無口になってみたり

 ....
俺は今日もひどく酔いつぶれている路上で、
ただ一つの祈りも俺にはなかった。
俺は今日も非常に疲れ果てていたが、
そこでそして何をしていたのだろう。
街は本当に冷たすぎて、
誰ひとりとしてそこ ....
主人とモールに行きました
EUインポートの店でいろいろ買って
はやりの膝上ブーツと
冬用のスキンケアを一揃え
お腹が空いたのでステーキを食べようと
お店の前にいったら混んでいて
人が並んで ....
何か新人の営業マンのような態度をしている自分自身や
この遍質的な 会社側の 遠い過去からであろう
塊の疲弊した その死んだ 体質よ


一度きりだが
多分とても適当なのだと私はこの状態に理 ....
影の中に風景を見つめて
私は 何となくそこで 目を閉じる
夢のイメージは そこには無いのだと
そこにある日だまりに座り込み
そこにある体の疲れで
目の中のそこで 眠る


目は眠る ....
言葉が欲しい
労わりでも気遣いでも
何だって良かったけど
とりあえず優しさがあれば良い

時間が経過していきます
永遠に向けてゆっくりと
そこで終焉を迎えてはやがて
ある時点でそんな事 ....
きょうも会話しても
1分も続かないというか
30秒×4くらいのセットしか
なかったので
だめっぽい

かいわがつづかないので
だめなかんじがする
ふくとか
ほめたり
したりとか
 ....
奥深い森のなか
大蛇のような泥の河を下り
僕が猿の真似をする
ヤノマミがそれを見て笑う
彼らはよく知っている
人間がそのむかし猿の王者であったということを

僕は踊る。覚えた ....
海岸沿いに見えた風景の中を
走り抜けて行く ネズミ色のトラックや
何も無い 瓦礫の街の壁を
背景に 街を彩ろうとする
青い海の観光地が 見えている


思い思いに 空の中へと どこま ....
 
 
わたしは
夜のトイレの
においが好きだ

扉をあける前の
懐かしいにおいと
便座にすわるときにする
芳香剤のにおい

背後には
紅白歌合戦の
賑やかな音声と
家族の ....
起きるのに
ちからはいらない

仮想と現実のライラック
ひろがりさざなみあう窓辺で
けだるさふくらむカーテンとすこしの
日のひかり

笑い声が怖い
と生まれる七つのせかい
親切が痛 ....
石のなかから硝子をひろう
いつのまにか消えている
手のひらに残る かたち
ふちどり


こきざみな夢
菓子の弦
水は灯のそば
傷と波と壁


語りあいな ....
手首に息を撲ち込んで
はじける銀を見つめている
筆を横に置く
いつか縦に馳せ
いつか 縦に笑む



















 ....
光は輝く 夢の中で
私の虚無を 眠り続ける
人々の意味を 思い続ける


音楽を奏でる
お前になる


夢の果てに 明日はあると
立ち止まった 私の彼方に
不安など ページに ....
朝焼けの美しさの前で途方に暮れるたび
あらかじめ失っているものの大きさを思い知る
それでもこのまま進んでいくことしかできない
アルゴリズムに沿ってできるだけ

ループから消えた数字は
 ....
私は目的など 捨て去った人間だ 過去は
地図のようだった 世界全体で 
この場所を 拒む人間は 私を
棺桶の中の遺体を 笑うだろう
今日ではないかのような 現在として


人間は 言 ....
 
 
なにかをやりつづけていると
なにかをやりつづけているなりに
できているわたしがいる

こんなこともできるんだね
あるひとが
あるわたしをみつけて
いってくれた

それでい ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くび- salco自由詩9*10-10-28
ひとつ_水日- 木立 悟自由詩410-10-28
500円玉貯金をしている- 池田実緒自由詩510-10-28
午前五時- アラガイ ...自由詩3*10-10-28
ひとりばらまきながら- 番田 自由詩310-10-28
クダサイ- 松本 卓 ...自由詩310-10-28
平日昼は孤独のランチ- 池田実緒自由詩410-10-27
メザシ- ナカツカ ...自由詩9*10-10-27
生活- ナカツカ ...自由詩6*10-10-27
冬の日の窓- 番田 自由詩210-10-27
ライオンの爪あと- 乾 加津 ...自由詩8*10-10-27
街角にて- 番田 自由詩110-10-26
浮浪者の唄- 番田 自由詩110-10-26
秋の夜長に歌ううた- 恋月 ぴ ...自由詩33*10-10-25
回された言葉- 番田 自由詩110-10-25
暇だったので- 西日 茜自由詩6*10-10-24
売れないけれど- 番田 自由詩310-10-24
山の向こう- 番田 自由詩310-10-23
一小節くらいには- 松本 卓 ...自由詩110-10-22
5- a自由詩110-10-22
ヤノマミ- アラガイ ...自由詩5+*10-10-22
私の冒険- 番田 自由詩410-10-22
夜のトイレ- 小川 葉自由詩210-10-22
くぐる- 乾 加津 ...自由詩8+*10-10-21
夜と白- 木立 悟自由詩610-10-21
ノート(47Y.10・17)- 木立 悟自由詩210-10-21
夜の時- 番田 自由詩310-10-21
プログラム- 高梁サト ...自由詩7*10-10-20
眠り- 番田 自由詩110-10-20
ふさわしいひと- 小川 葉自由詩710-10-19

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