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非常階段に隠れる
息をひそめて隠れる
誰も来ない秘密の場所
静かな安らぎの場所
遠くで犬が吠えている
でもここでは関係ない
のんびりと煙草を燻らす
悪意の雨も関係ない
....
毎朝君の家の前を
自転車で通り過ぎる
しばらく走ると
駅に向かう君の後ろ姿が見える
昨日も会えた
一昨日も会えた
そして今日も会えた
艶やかなロングヘアーが
朝日を浴びて輝 ....
どす黒いトラウマは
冷凍され
心の永久氷土に
眠り続ける
そして
時折顔を覗かせては
僕の意識を
凍傷させる
誰も気付かない
自身も気付かないうちに
静かに病んでいく
....
この想いを永久氷土に閉じ込めて
大事に大事に封印しよう
隠し続けていた君への想い
隠しきれなくなったとき
あの夜二人はサヨナラした
きっと最高の笑顔で
駅で逢うたびドキドキしてた
そ ....
水面は乱反射して
様々な絵を描く
現れては消え
現れては消え
複雑な世界が
泡沫であることを
教えてくれる
僕は光の悪戯で
ここにいるのかと思う
そう
次の瞬間には ....
