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突然の雨に
掌で傘を作ってみたけれど
隙間が多くて
無抵抗に濡れていく私です

傾きかけた夕暮れに
落ちてくる雨は暖かい


いつのまにか
大切なことを忘れてしまったようで
メモ ....
錆びた鉄柱が立っている
裂けめは花に覆われている
雲ひとつない空
掴むところのない空


川沿いの砂利道は
小刻みな縦揺れ
見向きもしない水鳥


呼ぶ声に顔を上げ ....
まぐろの解体ショーに行く

はんてん角刈り包丁持って
さばいてさばいて大喝采
死んだまぐろが

このように

ほら奥さん
一枚どうですか
一枚一枚

まぐろって
骨と骨のあい ....
誰か俺におやすみと言ってくれ

そうじゃないと

また俺は眠れない

また俺は悪夢を見る

せっかく作ったゆりかごから

落ちちまうだろう

誰か1本だけ寂しげに咲く

赤 ....
気付けば
キミという容れ物は
随分シックリと履き込んだジーンズみたいになっている
もう濃紺が洗う度まわりを汚すことはない
全てをアイ色に染めたりはしない
誰かが迷惑そうに見る様子も無いと知る ....
友人の部屋の隅っこに
ネジが一本転がっているので。

「このネジ何?」
「どうやら俺のものらしい」
拾い上げて見ると確かに友人の名前が書いてある
「そりゃそうだろう、お前の部屋に落ちて ....
唐突に
襲い来る淋しさ。

全身
悪寒に震え
奈落の底へ
足元から崩れ

途徹もない空虚。

この感覚
何もかも
空しい。

欲望が消え
世界が消え
立ちすくむ。
 ....
ごめんなさいが
素直に 言いたい
自分を取り繕う為ではなく
怒りを上手く かわす為ではなく

本当の ごめんなさいが
素直に言えるように
なりたい

傷ついた
自分の心を 知ってい ....
二〇〇〇年隠居元年一月一日。墓参。
東京都立多磨霊園二四側四九。
おふくろとおやじとおとうとに「無職」報告。

おそい午前のひざしはおだやかで風もない。
よどんだ時のながれのなかに六九歳 ....
ゆっくりと確かめる指のひとから
手わたされる言葉のような
雪の散る道をすぎるひとから
聞こえてくる色のような
朝の水平線に消えかけながら
まわりつづける季節のような
寄せては返す ....
わたしを忘れた光が
昇りつづけて朝になった
目を閉じても冷たい指先
さよならを言う光に触れた

さらさらと
さらさらと


雨雲が川のなかを遠去かり
水鳥を連れていってしまった ....
開け放たれた音楽室の窓から
合唱部員たちの歌声が聞こえる
放課後、行き場の無い僕らは
校庭の隅にある鉄棒に片足をかけたままぶら下がり
いっせいの、で誰が好きかうちあけると
やはり同じ子が ....
春泥が
明るいインクの
滲み、です


その滲みが
無意識に漏れる
芳香、です


その芳香が
呼吸のような
肌色、です


文字を読む幼子の口調の明朗さで
明 ....
月の灯かりが舞い降りた
この街で今夜は
どんな夢を並べよう

涙が出そうなこの刹那達が
私を人形に変えていく

みぞれの私に
どんな色つけて振舞えばいい?

星さえ見えない夜に漂っ ....
寂しくない薬欲しい
こんな私じゃ、誰もかも呆れてしまう
自分が寂しいの止められる薬が欲しい
人前で泣く事さえ出来ない
それならいっそ泣かない薬が欲しい
寂しいばかり言う愚か者のそばに
誰も ....
流れつづける灰空に
鴉が小枝をさし出している
遠く けだものの声が響いている


水はじく透明
もう積もることのできない雪
街の背中に降りしきる


ひとつ またひとつ ....
ふんわりした夕焼けの雲に抱かれる
お日様のいいにおいするよ
晴れた日に干したお布団みたいに
ふかふか
オレンジ色に染まる
手をつないだ影も笑顔も
胸がこんなに苦しいのは
あの日の楽しい思 ....
掃除がてら、倉庫の中を漁っていると
どかした箱が崩れて 戸棚に当たり
中から石鹸液の瓶が転がり落ちて
割れて
辺り一面に
昔の病院、独特の
何とも言えない、嫌な雰囲気が立ち込めた


 ....
コーヒーには砂糖をいれない、
いま私はめちゃくちゃに機嫌がわるい、
人間なので機嫌が悪い日くらいあって当然なのだけれども、
こんなに機嫌が悪くなるとかえって気分がいい、
コーヒーにはミルクもク ....
音も無い
そんな雨に出会って

そんな中に
佇んで
包まれて

張り付いた前髪から跳ねる雫も
もう遠くの出来事のようで


霞んでいく風景に
この道はどこへ行くのかと
この私 ....
ぼんやり 新聞コラム 眺めてたら
女は 存在 男は 現象
つまり 全ての基本は女 だから
はじめに女ありき との文章

これはもう 現代常識である
聖書の記述は 間違えたのだ
好きに ....
あなたが守る

暖かさ

幸せ

今、身体の中で

凍てついている

今夜も

行き交う人が

看守のように見える

いつものデパートの

ブロンズ像の前で

 ....
あなたの瞳が
私に慣れてきた

そしてそれからの
私が虜のホログラフィーは
茎を傾げた優曇華の花びらが
リアス式の高い海岸段丘の上で
凪だけど揺れ舞う景色

瞳が放つ言葉は
緩急を ....
ふくらむエネルギー、幽霊世界で
「僕は悲しみがなくてはやってゆけない」というメール
高慢になることを遠くかんじてしまったぼく
きみにはぼくを悲しませるちからがあるよ
とても黒くろ黒くろ黒くろ黒 ....
膨らんだ感情を幾つかの言葉で編んだ檻に閉じ込める
とげとげがちくちくと胸を刺す
けれど気にしない
普段言えない部分も真っ白な世界では
無理出来ないから
荒れてとても痛い言葉を読み手にぶつける ....
みんな
まだ覚えているかい?
白い自転車に乗った少年の神様を
くすんだベレー帽を耳までかぶって
よくとおる口笛でポルカを吹いていた
あの痩せっぽちだよ

少年の時代がかった白い自転車 ....
(男声コーラス)
どんどど どどどど どんどど どどどど
わおう! わおう! わおう!!
どんどど どどどど どんどど どどどど
わおう! わおう! わおう!!

(黒ビキニのマッチョ ....
ふとしたきっかけからの君との再会

君は僕を覚えているかい?

僕は一時として君を忘れたことなんてない

君と過ごしたあの日々を

君が見せたあの笑顔を

でもそれは……

忘 ....
はじけるよ
虹色の しゃぁぼんだまが ひとつ

あのしゃぼんだまは あの子のいのち
あのしゃぼんだまは あのひとのいのち
それから あのちいさいしゃぼんだまは 学生のときの記憶の色

み ....
 どう考えても人間は猿から進化している。神と崇めているのはもしかしたら宇宙人かもしれない。人間は産まれ持った頭脳のごくわずかしか生涯使わない。使おうと思えばいくらでも使え、潜在能力は宇宙人よりも優れて ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紐解かれる- 霜天自由詩1404-3-31
空洞軌- 木立 悟自由詩604-3-31
裏でして- 山内緋呂 ...自由詩7*04-3-31
☆95_ツバキ- 貴水 水 ...自由詩7*04-3-30
Confessor- yozo自由詩204-3-29
ネジが転がっているので- たもつ自由詩1904-3-29
この淋しさは- 狸亭自由詩904-3-29
のぞみ- さち自由詩8*04-3-27
隠居元年- 狸亭自由詩1204-3-27
- 木立 悟自由詩404-3-27
ノート(わたる光)- 木立 悟自由詩504-3-25
Stabat_Mater- たもつ自由詩1504-3-23
肌色の春泥- A道化自由詩804-3-23
月に願いを- 純太自由詩7*04-3-22
ひとがた- 暗闇れも ...自由詩2*04-3-22
- 木立 悟自由詩304-3-22
夕焼けお布団- 暗闇れも ...自由詩2*04-3-21
クレゾールは時計仕掛け- 自由詩404-3-21
クソババアになりたい- 佐々宝砂自由詩9*04-3-21
煙雨- 霜天自由詩704-3-20
存在と現象- 狸亭自由詩1804-3-20
クリスタル- 純太自由詩504-3-20
優曇華- 純太自由詩404-3-20
アンテナ- 船田 仰自由詩4*04-3-20
投げました、当たりました- 暗闇れも ...自由詩4*04-3-20
白い自転車(オラシオ・フェレール「白い自転車」より)- 角田寿星自由詩504-3-20
果てしない男たちの夢- 角田寿星自由詩104-3-20
初恋- 長月 猫自由詩204-3-20
しゃぁぼんだま- ukiha自由詩404-3-20
禁断のスイッチ- Terry自由詩104-3-20

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