削がれてゆく草の根

プランターの土
余すことなく張り巡らされた
夏草の根はまるで
灰褐色の空を駆け落ちる雷雨
蔓枯れて
実の膨らみは停滞し
宿命を終えた姿見は
生きながら生命線を断 ....
祈りの数だけ神がいて
祈りの数だけ願いがある


何故人は祈るのか
恐れおののく、その先の
抗いきれぬ力に前を遮られ
溜め息さえも躊躇して


祈りの数だけ花が咲き
手向けた花の ....
ガラパゴスで恋をして、
ガラパゴスで眠りたい。

わたし、
ひとになれません。


きっとね、

プラットホームの端っこで
小さく手を振る人がいる


動き出す列車の背中には
きっと誰かの

そう
見送る視線のその先には
きっとそんな

夏の終わりが ....
ずっとずっと遠くまで
届かないものを追いかける
そういうひとを見上げながら
足元の土を均してきょうもあるく

届かないことを知らない彼らは
知っているわたしよりすこし滑稽で
そのくせとて ....
信じられるか
信じられないか
からだで
はかってみる

そうやって
信じられないものを
よりわけて
あつめて
袋につめこんで

燃やす

そしたら
また
もういっかい
 ....
この大きな水たまりは俺がつくってしまったのか
海を前にして蛇口は茫然と立ち尽くした

もしかしたら俺の栓を大事に開け閉めしてくれた人たちの家も
どこかに沈んでいるのかもしれない

そう ....
傘をみるとどきどきするの。
「それって、前衛的だね」と担当の美容師さんは言う。

小鳥はくちばしでつつくんだ。そして、破れる。
それを見てる猫は小鳥を食べる。
「頭だけ残さないで、最後までし ....
日傘 レモン水 チョコラBB 水玉 クレープ・・・
例えば、こうゆうものが挙げられます。女の子のアイテム。
いっぱいいっぱい思いつくんです。
女の子って不思議だな。

わたしは女の子が大好き ....
サーカスのテントの影で泣いている道化になれない侏儒は俺だ 海の中で生まれた気がする
始まりは遠い手のひらの中
重ね着をして、重ね着をして
風邪を引かないように眠っていた頃
どこへでも、の世界は
指先まで暖かくて
つまずかないように歩けば
いつま ....
ある時、何にもしない時期が
けっこう長い間、続いてしまって
ヤバイ、金がなくなる、と思って
バイトすることにした

別に
不景気だったし
フリーターとかニートとか
いろいろ社会問題とか ....
メロンパン!チョコチップメロンパン!メロン果汁入りメロンパン!メロンクリームメロンパン!カスタードクリームメロンパン!あん入りメロンパン!ジャム入りメロンパン!抹茶メロンパン!バナナメロンパン!巨峰果 .... ごめんね、と
あたまをひっぱる
ずるずる、と
ぴかり
じゅわじゅわ
やかれてゆく

ありがとう、と
もぐもぐする
あなたを たべて
わたしは すこしだけ いきのびる

 ....
毎年几帳面に
庭で鳴く虫たちも
ただ手をつくねているのではなく
住みよいほうへ
住みよいほうへ
移動しながら
運を天にまかせて
鳴いているのだろう
こんな十五夜の晩には
いつまでも
置き忘れられたような
宿題のような生活だ
いつまでも焦っている
逃げるように眠る

鳩が鳴いている
静かにメスを入れられる時間
過去はえぐりだされた

歌います
感情 ....
おまえねェ
おれからみると まだあおいんだよ


わかいときこそ まようんだって
えーっと
だれだっけ そんなこといってたのは


うちはわかいうさぎたち おおぜいいるから
そのき ....
生きるために必要なものは、多すぎる。
死ぬために必要なものは、もっと多すぎる。
風鈴が風を揺らしている
つまり

声を出した方が
あやつれるということ

私はどんなに倒れこんでも
あなたをやさしくあやつろう

力ではない力
私の勝ちだ

向き合って
小さ ....
マウンテンバイクでの帰り道、信号待ちで、あるいは走りながら、買ったばかりのICレコーダで録音する。そんなふうにして作品出来たのでちょっとアップしてみた。「だんだん」。朗読とかしたらいいのかもしれない。 ....     壁のほうに入口を向けた
    朽ちた小さな犬小屋


    墓標のように
    玄関の脇にある
 H
  \


ながれるべきものたち ながれ

そよぐべきものたち そよぎ

ひかるべきものたち ひかり

うたうべきものたち うたい




 H
  \
  ....
はまに まわした よめいの かりごま
なげる てのなみ くるわす つきやみ

ささぬ あかりに さしつぐ いっこん
らがん ちりうつ こぐだて わるむね
のどに はしゃぐ みめいの
つきの すずか つむぐ かるた

まわる やまの はるか さます
かやの ねむり まどう むごん

みちぬ おもい ゆきて きえる
かえぬ こころ ぬぐう ....
季節は一冊の本にまとめられ
秋の頁をめくりながら
月明かりの下
あなたの言葉を
思い返すのです

秋の頁はとても長く
多くの言葉で
埋め尽くされているはずなのに
めくってもめくっても ....
音もなく
光もなく
感覚もなく

けれど

あなたを
感じている



一体
どうやって?

ボクにも
分からない

ただ

あなたを
感じている


 ....
わたしは
ここから地上を見ている
大気で霞む昼にも
誰かが見つけてくれる
よく見れば味気ない天体であるのに
そんなに想うのは
わたしが最後の衛星だから

振り返らない
嘘の顔
嘘の ....
なき母に 「帰りが遅い」と こぼす父 きょうも、あたしは消えました




開きかけノートをほっておいて

飲みかけのコーヒーをかたずけ忘れて

お風呂も洗うのを忘れて




「さよなら」



 ....
目を閉じてもつづく光のかたち
夜を甘く噛むかたち
傷が傷を呼ぶかたち
ふたつの音がすれちがい
ひとつの声になるかたち


蒼にそよぐ蒼のしじま
ざらざらとつづく明るい道 ....
たりぽん(大理 奔)さんのおすすめリスト(4281)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
終夏- kw自由詩6*05-9-20
季節のタブロー(秋)- 恋月 ぴ ...自由詩17*05-9-20
「_がらぱごす。_」- PULL.自由詩13*05-9-20
「夏の終わり」(コラボレート作品)- ベンジャ ...自由詩1105-9-20
きょうも空を見上げてあるく- 八月のさ ...自由詩605-9-19
あとのまつり- 大覚アキ ...自由詩705-9-19
濃度- たもつ自由詩16+05-9-19
今日の天気- 浅野 す ...自由詩5*05-9-19
女の子について。- 浅野 す ...散文(批評 ...15+*05-9-19
_- 大覚アキ ...短歌305-9-19
海の中で生まれた気がする- 霜天自由詩1605-9-19
フリーターでもニートでも- うめバア自由詩11*05-9-19
メロンパンの逆襲- ホソミシ ...自由詩8*05-9-19
サンマと_わたしと_ちきゅう- 玉兎自由詩505-9-18
棲家- チアーヌ自由詩1605-9-18
逃げる眠り- 石川和広自由詩11*05-9-18
るなからおまえへ- しらいし ...自由詩8*05-9-18
メニィ- ピッピ携帯写真+ ...905-9-18
スナイパー- umineko自由詩5*05-9-18
幽体離脱したまま帰れなくなってしまったら- umineko未詩・独白5*05-9-18
ノート(35Y・12.5)- 木立 悟未詩・独白605-9-18
過酸化水素の夢- 投稿者自由詩14*05-9-18
返杯- 砂木自由詩10*05-9-18
月光- 砂木自由詩17*05-9-18
月のしずく- LEO自由詩12*05-9-17
優しい波- 043BLUE自由詩305-9-17
ここから- 蒼木りん未詩・独白605-9-17
9.11母が亡くなり- 小鳥遊儚俳句2005-9-17
消えるなら- 菊月 燦自由詩6*05-9-17
夜とまぶしさ- 木立 悟自由詩805-9-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143