1)恋をしている ○
  愛をしている ×

  結論:恋は動作である


2)恋に落ちた ○
  愛に落ちた ×

  結論:恋は深い深い井戸


3)恋を育む ×
  愛 ....
青い目をした窓の向こうの
君かと思うので
遠い朝の海を見せたくなる
手を引いていきながら
引かれている僕の胸の穴からは
いつも空気が漏れていく
見ないでいてくれる君のために
朝の海へ、連 ....
リットルダンス
リットルダンス
小雨が降るなら
シーシーダンス
今夜は怖いぜ
リットルダンス
?.

ああ
オルテンシアがほんと楽しそうだ

あんなの日本語だとね、てんこ盛りって言うんだよ。
ひひ、てんこ盛りだって、おかしいね。
まあ、要するに、昨日の俺たちのパスタだ。あれが ....
さざなみが月を潤ませて
消してゆく二人の名前
ゆうなぎは心の糸まで
もつらせて切ってゆくのか

灯台も暮れ馴ずめば影にまみれ
境をなくす浜辺と海

こわれた砂の城に波が
さよならを塗 ....
{引用=一、くじらヶ丘


 口に出してごらん
 うるおい、と
 その
 やわらかな響きは
 途方もなくひろい海の
 すみからすみまで
 満ち満ちてゆくようなものではない

 干 ....
あのときの金魚生きているよ
あなたと何回挑戦しても
ポイはすぐに破けてしまって
夜店のおじさんが呆れて分けてくれた
小さな二匹の金魚
お口をおちょぼにすぼめた金魚鉢は
ひらひら朝顔のように ....
静けさに
包まれて夜は
雨はとどまっても
星はみえない梅雨の空

肌の湿りは
空が落とした夏の皮膜
それとも重ねた体温
外灯が滲んで見える

青く蒼々と
今を映すその目に
私の ....
おそれることを知れ
十二年という
循環する
エネルギーの流れがある
十八才のあなたが
三十才になるとき
あなたの歴史に
なにひとつ
無駄なものは
なかったことを
知るだろう
魂が ....
ほんのささいな言葉でも
心がこもっていればいい

ほんのかすかな響きでも
僕を覚ましてくれればいい

ほんのささいな優しさの
心のこもった言葉があって

ほんのかすかな響 ....
全ての言葉が、その海辺へと集まっていく
見送るためでなく
出迎えのためでなく
肩からの荷を下ろし
波打ちへと捨てていく
やりきれない空の起伏を
ひとしきり戦わせた後で
すこやかに
ただ ....
バスに小川が乗ってきた
どこにも流れることのできない小川は
だらしなく床に広がった
立っている人は足を濡らした
座っている人は足を濡らさないように
座席の上に膝を抱えた
大学病院
 ....
ソーダの泡のような微睡みのなかで
懐かしい とても懐かしいその面影に出会った

記憶の深くに留めようと
すればするほど
表情は淡くなる
ならばこの夢でだけ覚えておこうと
思い切りこころを ....
夏に凍てつく

雨は胸をこして硝子玉になる

抱いている

空のように抱えきれない空を

わたしのてのひらも腕も

骨になり粉になり空中に舞った

雨は風鈴の匂い

哀しい ....
もう
やめようと思うんだ

あとから
あとから継ぎ足して

言い訳ばかりが増えていく


関係代名詞のような生き方
 
 
 
 
死期を知る傷病兵の夜が来て台所にて冷蔵庫唸る

瓶詰の白アスパラガス身を寄せて標本のごとひっそりとあり

乾きつつあれど鯖の眼の色は捕らまえられた日の空のあを

家々の軒先飾るべく斬ら ....
今年も古い母屋の軒先に
つがいの燕が巣作りしました
生まれたての可愛い雛たちは
親鳥の帰りをひたすら待っていて
精一杯の幼い首を伸ばして
甘えたような鳴き声あげている
(なんだか可愛いな
 ....
あの頃は
生まれたばかりの気分でいたけれど
あの頃の僕は
生まれてさえいなかったのだと
思う

もしかすると
こんな僕も
未だ知らないところで同じように
恥ずかしそうに
解ける ....
廊下を走ってはいけませんと
先生は叫んでいる
たくさんの足が走り回っている
この学校には
足しかなくて
聞こえることはなかった

旅に出るようなほど遠い
校庭の角に植えた
桃の花から ....
あれほどの時間
費やして
あなたの
何を理解したのだろう

幾千の言葉
重なるくちびる
繰り返す夜明け

あなたという一個体に
内在する真実は
ついぞ私に
とどかなかった

 ....
愛しきものに残された
僅かな時間が
手出しを許さず
無表情に過ぎて行く

死の匂いのする
冷ややかな居心地に耐えかねて
虚ろに庭先ばかりを見ている

こんな哀しい歯痒さのなかで
無 ....
今朝のおまえの目が
あんまり緑だから
どうしたって聞くと
やっぱり風邪だ

普段体調がいい時は
緑に茶色が散っている
水の底に見たブナ林のような
おまえの目

それが濃い緑に張 ....
わたしは感じてしまう
小綺麗に片付けられた部屋の
飾り棚の上で
あなたは仲間達と腕を組み
屈託の無い笑顔をこちらへ向けて
壁際に吊るしたドライスーツからは
泡立つ潮騒の音色がする
そんな ....
いつまでもそばに置けない
縫いぐるみは
いつか別れなければ
ならないから
わたしの見ていない場所で
燃してください

お願い
捨てないで
燃してください

お別れは
跡形もなく
《お気に入り》
っていうのは、
一体どういう位置関係なのだろうか」と
一昨日の三限目から
ずぅっと、
悩んでいます

曖昧さが愛しくて
不完全さが憂鬱で
もどかしさは
白鷺の歩みの ....
とどかなかった、星の下
遠雷の近づいてくる夕べ
雲がますます色をなくし
このからだの重さに形をなくし
響くのは指先の細くなぞる唇の遠い約束
の紅さ
ずっと忘れずにいたのは
鮮やかに流れて ....
地面に伸びた影を
ただひたすらに
追いかける
僕らはあの日
自由だった

悪戯な
きみの笑い声が
背中をくすぐって
僕のなかにあったのは
「現在」という時間だけ
確かにあの時 ....
今時の奴らと来たら
交番電流も知らないで
偶に停電すると
あっ、直接放電なんて訳の分からないことを叫んでいる。

北の宿にも電灯がともり、雪解けのせせらぎがあわただしく駆け ....
自分勝手な魂を持って
波打ち際を歩きます

自分勝手な魂に
潮風が沁みてゆきます

自分勝手な魂は
都会が怖くて逃げ出しまして

自分勝手な魂に
希望は遠く彼方にしかないように思え ....
さあ 風よ どうぞ 吹いて来て下さいな
あの懐かしき日の夕べの面差しのまま
少し寂れた けれども優しい雰囲気と
そして たおやかでしとやかな その仕草で
わたしの両肩に止まって見て下さいな
 ....
たりぽん(大理 奔)さんのおすすめリスト(4281)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋についてのいくつかの考察- umineko自由詩9*06-7-6
遊歩道- 霜天自由詩806-7-6
リットルダンス- けんご自由詩306-7-6
あ、じ、さ、い。- 水在らあ ...自由詩67+*06-7-5
ブラックサンド・ビーチ- Rin K自由詩34+*06-7-5
小詩集【くじらヶ丘にラベンダーの雨】- 千波 一 ...自由詩43*06-7-3
母斑- 恋月 ぴ ...自由詩15*06-7-3
青い目- LEO自由詩18*06-7-3
おそれることを知れ- 七尾きよ ...自由詩6*06-7-2
「そして言葉が支えてくれる」- ベンジャ ...自由詩10*06-7-2
水際へ- 霜天自由詩1106-7-2
最初に- たもつ自由詩1806-7-1
夢のつづき- 銀猫自由詩20*06-6-30
たけぶ空- つきのい ...自由詩1006-6-30
関係代名詞のような生き方- umineko自由詩7*06-6-30
See_you_later,_Refrigerator- 山田せば ...短歌11*06-6-28
スワローテイル- 恋月 ぴ ...自由詩28*06-6-28
原石- 千波 一 ...自由詩13*06-6-27
名水- tonpekep自由詩10*06-6-27
月の海- umineko自由詩5*06-6-27
青い実落ちた- 銀猫自由詩13*06-6-26
目を閉じて- 水在らあ ...自由詩24*06-6-26
Star_Ship- 恋月 ぴ ...自由詩30*06-6-26
火葬- 蒼木りん未詩・独白606-6-25
林檎と無神論者- 士狼(銀)自由詩7*06-6-24
雷鳴の個人- こしごえ自由詩20*06-6-24
いつかの空- LEO自由詩15*06-6-24
鳴く電灯- あおば未詩・独白5*06-6-24
自分勝手な魂- 水在らあ ...自由詩16*06-6-23
良き思い出に告ぐ- きりえし ...自由詩13*06-6-23

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