岡部淳太郎「恋愛詩の可能性」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=65877
りす「岡部淳太郎さんの『恋愛詩の可能性』を読んで」
http://po-m. ....
「届かないので割り切りましょう。」
と思っても、どうにもならない事が多すぎて、
手放せなくて、もがく。

一人大声で叫びたくなりそうな夜は、
フラットな現実の世界へ立ち返ろう。

優しい ....
もしも許されないなら 
この瞳を抉り出して捧げますから
貴方の薬指を飾る石にしてください
 
蝕まれてゆくのはいつも正常な意識ばかりで 
何かを伝えようとするたびに奥歯が軋んで
上手く ....
神保町にゆきたい
中央線でゆきたい
半蔵門線でもよい
おれはもうだめだ
あとのことはたのむ
おれの好みをみつくろって
何本かのエロDVDをたのむ
あの店だ

神保町にゆきたい
どう ....
君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく涙を流してきた



君の言う単なる恋愛に
僕は幾度となく命をかけてきた



なぜなら
そこに世界で一番大切な真実があるから



 ....
夜。なんだかいきなり切なくなるの。

夜。なんだか寂しくなるの。
そばに誰もいないことが・・・。

こんなに悲しくて涙流しても、誰もぎゅっとしてくれない。
私はただ一人で・・・寂しく泣くし ....
吊っていた管に
私の血が流れ

立っても
座ってもいない
赤い液に

ほんとに支配しているものは
いつもは みえなくて

体から離れた時だけ

錆びる 舌先
うわずる 耳
初めての
煙草の味を
知ったのは
初めてキスした
あの娘の口から
川沿いに歩いて ようやく
国道まで出た
ぼくたちは、しばしば
夜を迷う
ぼくたちには靴がなかったけれど
それはたいした問題じゃなかった
歩くべき道を
さがすだけの、夜を
迷っていた
 ....
俺はこの島にあって
風のまにまに漂う
俺の声を聞いたら
おまえはもう自由ではない
そこにはない雨のしずくが
おまえの頬を洗う

足が重いと感じたら
そこに俺がいるのだ
 ....
フライドポテトを
鉛筆削りで削り続けた
すっかり疲れると
ハンバーガーに
紙やすりをかけた

やがて消えてなくなる
という結果は
すべてにものに等しく訪れる

四日目の早朝 ....
君の残した想い出は
遥か遠く浜茄子咲く北の国で
いつも優しく眩しいほどに輝いて
ここまでおいでと僕の名を呼んでいた


君の残した思い出を
僕は今超えようとしている
越えることなんて考 ....
いちいち考えるのも嫌な程
空の色は日々まちまちだから
季節という単位はいい
そして新しい春がやってくる


まだ外は寒いのに
窓は全開のまま
ビー玉のような海
煙突は禁煙しない
 ....
バスタブいっぱい満たされたお湯に
ここちよくぬくもって
からだをのばして
ねむってもいいんだ

鮮烈さがほしいなら
シャワーを浴びたらいい
冷たい水が
ゆるんだ頬をきっとひきしめる
 ....
あてどない という言葉と
鍵 という言葉
ばかり頭に浮かんで
要するにわけがわかんない

風を名づける人たちに
風の色を訊ねてみた
だあれも知らなかった

なまぬるいきさらぎの曇天
 ....
悪いのは手
あなたの
私を抱きしめた

悪いのは手
私の
背中を探しあて

ことばとは
たぶん違う生き物が
私の中で
惑う
戸惑う

力強く
さみしく
やさしい

 ....
東京湾上空を固い翼たちが水平に旋回する

垂直にたちあがるオレンジのビルたちのすきまへ
ゆうぐれて輪郭を失ったそれぞれの窓へ
たえまなくなつかしい未来へ


たくさんのたましいがまどから ....
波打つみどり、
敵味方の風、
追われていく

ひとつの鍵盤に向かって
端から指が流れてくる。

とたんに、
空に生まれた
子供にかえる

見つけたカタバミは、
探していたものと ....
手をのばせば
やわらかい陽射しに
触れるよな

小川のせせらぎ
口笛さそう



‥足下にも

小指の先ほどの
ちいさなちいさな
あおい春
屈めた背中を ゆっくりと伸ばすように
季節は移り変わる
それは水指に潜む 小梅の性
三寒四温の質感を受けいれては ひとり悦に入る

 
(ああ 春は素敵な季節
(水指の渇望は 
(滴り ....
真新しく光る記号になりたい、と
ピンクのブーツをぶらぶらさせながら考えた
雨上がりのカップルは
急ぎ足で写し出されているなんて知らない

愛すべき先輩たち、がっかりしてよ
中途半端な振動がぼくを繋いだ ....
背なか 背なか
もたれかかった珪藻土の壁には
真昼の温みが宿り
後ろから
春の衣をふうわり掛ける

あし
足もと
埃だらけのズックの下で
蒲公英は蹲り
カタバミが少し緑を思 ....
風が吹いていた
風のように母は声になった
声のように鳥は空を飛んで
鳥のように私は空腹だった
空腹のように
何も欲するつもりはなかったのに
母についていくつか
願い事をした

 ....
雲の隙間 渡り鳥の影
兄弟は膝で立って見つめる
煤けた駅に着く度
ひとつひとつ歳をとっていく
遠く青空を
帆船が抜けるような春
冬のような春


ガラス窓が区切り
今もう車内では何 ....
親友のアパートに放火したい

大っ嫌いなあの男に
薔薇を100本送りつけてやりたい

ああ あとついでに
恋人の部屋で死んでみよう



もう全部いらないわ
賢い選択は
洗濯機での洗濯
どうせバカなので
賢い人のマネでもしようと
辺りを見回すけれど
手本にしたい人がいないので
バカで通していこうと思います

こんにちはと
挨拶したのに
 ....
「ショクヨウガエル」という物悲しい名前の蛙がいる
まるで人間に食べられるためだけに生まれてきたかのような名前の
体長十五〜二十cmにもなる巨大な蛙

正式な和名は「ウシガエル」
食用とし ....
叙情の彼方を探るように この岸辺にて
翼を休めるものよ 優しげな日差しと
聞こえ来る 春の訪れを告げる歌声
地に生けしもの総て 目覚めの刹那を夢想する


巡る季節の旋律は いつにもまして ....
月の予感に空を見る
私の水が粉と舞う
遠くの人家の吠え声が
空の緑に波を刺す
蒼に染まった雲を追い
地平に沈む夜を見る


せめぎあう
小さな音たち
せめぎあ ....
一瞬にして
涙は
凍り ついた
天は好きなだけ
雪を
零す というのに
彼には
涙を
流すな と
言っている のだろうか
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