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街を流れる群衆の 
人と人の間に 
彫刻の手が{ルビ垣間=かいま}見え 
まっすぐに立つひとさし指は 
ひとすじの光をおびていた 
まさかトイレで寝入ってしまうとは

今何時だろうか?

けっこう長い時間眠ってしまった気がするけれど

鍵はかかっていないはず どうしてドアが開かない

ひとり暮らしな ....
沈黙を背負って
靴底でぎしぎしと踏みしめる
切迫する、向こう側の山脈 
中腹をトラバースして呼吸を整える
眼下に河はながれ
山頂にだけそれがある
ラブ&ピースという呪いが生まれたのは
それからしばらくしてのこと
僕たち、と言ってさしつかえないのなら
僕たちは
やはり
気づいていなかったのだろう
それが呪いであることに
ではなく
 ....
短く撓んだ橋があり
歩いても歩いても
向こう側につかない
ひとつの巨きな魚の影が
川底の蒼い建物に落ち
頭でもあり尾でもある尾が
無数の泡の影を束ねている



吼え声 ....
きしむ音がするので
地面を見ても
虫が死んでいるだけで
何がきしんでいるのか分からない

きしむ音がするので
遠くを見ても
「きしめん」の旗が出ているだけで
何がきしんでいるのか分から ....
たのしそうに語る
あなたの足跡を
みつけた

わたしの庭には
しばらく無い、
かげ


不本意ならば
どうぞ消し去りなさい

あなたの好きな場所を
汚すつもりなど無い
 ....
どこかの古墳を解体して
壁画を科学することを
別に
否定はしないけど
私には興味がない

どこかのコロッケが
牛肉だろうとどうだろうと
それは
当たり前のこと

預けたお金が
 ....
わたしはかつて
子供でした

あなたはどうですか


助け合うことが
正しいことだと知っていました

よろこびを
分けあうことができました

愛の意味を
知りませんでした
 ....
淋しいのでコンビニに行って、
おでんくんの容器にたまごと{ルビ餅巾着=もちきんちゃく}と揚げ出しとウインナー巻きとごぼう巻きとこんにゃくを入れて貰う。

手足が完全に冷え切って、
3分エロ動画 ....
爪を切って
わたしを捨てていく
気まぐれで
ときどき拾うものは
落っこちてる人のこころ
だいたいは
見て見ぬふり
蹴っ飛ばしたりもする
投げるのは
じゃまなもの
わたしの屍骸を
 ....
その丘は 
いつも 風が吹いているので
僕は 立つことの意味を 考える

その丘からは 
遠くの川の流れや 大きな樹が作る木陰
彼方の波立つ海が 見えるので
僕は 立ち続けることの意味を ....
ぼくの
ひげをゆらして
風がすぎていきます
おだやかなはるの
やさしい風
今日ともだちと
たくさん遊んだ
とても
たのしかった
みんな
立派なネコになれるといいね
そらはいつも
 ....
短く折れた細い炎が
他の炎のはざまから
怪物を見る目でこちらを見ている



燃え尽きるものたちに囲まれて
何かを断ち切る仕草の列が
煙のなかをつづいてゆく


 ....
昨日の仕事帰り、バスに乗る時に慌ててポケ
ットから財布を出した僕は、片方の手袋を落
としてしまったらしい。僕を乗せて発車した
バスを、冷えた歩道に取り残された片方の手
袋は、寂しいこころを声に ....
ただひとつ言えることは
私を

支えられるのは
死者だけだということだ

生は
やがて消えゆくけれど
死者は
私を裏切らない

心変わりも
たぶんしない

私は
幸せにな ....
誰かと話がしたくなって
「ねえ、こうやってくれない?」と
ぎゅっとした

ぎゅっとしてもらいたかった
つまり
それって
気持ちいいことだから

してもよければしてくれるし
嫌だった ....
デイビスという名前の動物が
銀色の毛並みを逆立てて
部屋を飛び回る
出口を探して壁という壁に体をぶつける
ときに強く
ときに軽やかに
僕の思想も
厚い頭蓋骨の中を
同じように反響してゆ ....
寂しがり屋がどうしも
すきになれなくて
プイッとしてしまうから
気が付くと
わたしが寒い

満月と
見つめあう冬の夜は
ばかだった恋を思い出して
ため息をつく

そんな
無駄そ ....
(行方不明になる少し前の光景)

そう、いつか南風に
わたしの髪がながされて
地平線の水色に
例えば(紅い花を)
あるいは羊雲の群れに
かすかな共和国のひびきを感じたとき
わたしの名前 ....
終電終わってんのにこれから行けるわけないでしょ
酒もかなり入ってるから車も出せません
ぢゃあそういうことでバイバイ
って電話を切った10秒後には
予想どおりブルブルしてるバイブ機能

ハイ ....
ピアノ線で結ばれた
あなたの希望
私の誤解

でたらめに
あなたがはじく

私たちの
無数の意味が
夕暮れの
部屋に満ちる

他愛ないカーテンが
ふたりを
窓から避けてゆく ....
なににも負けない柚子の香りにひかれて
家につれて帰った
冬なのに
ここには
まだ雪が降らない
一度も白を見ることもなく
この季節が過ぎてゆく気がする
寝ぼけた春を思い浮かべて
重たい気 ....
柿を喰おうと蔕を取ると
そこに芋虫が居りました

体をCの字にfitさせ

くにゃん くねくね
ぱたん くにゃくにゃ

愛嬌振りまく
素敵な身のこなし

でしたが
ゴミ箱へさよ ....
なんとなく
冬に
寒々としたあの山を見るのはきらいで


ここに帰ってきて
あなたに
寝巻きとかトレーナーとか
買ってやるからと
買い物に連れて行かれたりして
わたしも
誰かの子 ....
胃けいれんを起こしたり
風邪を引いたりしてる間に
12月になりました。

なぜだかとても忙しい日々です

最近
朝ごはんをちゃんと作るようにしています

夫は夜中のアルバイトを始めま ....
(えーーーーーーーゴホンゴホン)
(アーアーアー (コンコンコン))
(せんえつながら歌いまーーーーーーーーーーーーーアアアアアアア)
(うるさーい)(早ク歌エ!)

(♪電気〜アンカで〜ま ....
君の手が
とても冷たかったので
重ねて

すごいですね
ゆたぽんみたい
ゆたぽん?
はいー

ゆたぽんですよ
レンジでチンです
あはは
なんとなくわかった

あったかくなり ....
しっぽまで


あんこの詰まったたい焼きを


頭から食べると


おしりからいつか


あんこがはみだす


私たちもそうだろう


いつかは最後にはみだして ....
大嫌いなのに
「あんたなんか大嫌いだ!」と言えないのは
言えないからだよ

なんでって?

心臓が張り裂けそうになるからだよ

自分にも同じ矢が刺さるってこと
たりぽん(大理 奔)さんの未詩・独白おすすめリスト(226)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_指_」_- 服部 剛未詩・独白307-12-6
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ノート(橋)- 木立 悟未詩・独白4+07-8-10
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とったん- 月音未詩・独白707-3-14
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ノート(43Y.2・27)- 木立 悟未詩・独白407-3-1
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