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折り鶴が一つ 夢の痕に置いてある
明日は飛んでいくに違いない
ほど羽根を広げて

まるで指先のように
僕を見つめた儘

記憶の皮膚をつついてる

網膜を行き過ぎる詩語硬直の行列
心は、始めから無い表情を隠し
意味は美を名目に犬となって瞑目する
      ――沈黙するロバの耳


灰色にずっと燃えている虫はかすかに
茜色の玉を胸に ....
わたしは、生まれた時 自分が実体であることに驚いた

おそらく 死ぬ時は 自分が幻であったことを知るだろう
睫毛に言った
「もう眠ったのかい?」
「いいえ」
答えた口唇は
一瞬も動かず
間を置いてから
「死んでいるの」
そう語っていた


もう何処にも生きている窓はなく
道も もう 死 ....
宣井龍人さんのハァモニィベルさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祈リ鶴- ハァモニ ...自由詩4*17-1-25
_詩骸のソネット- ハァモニ ...自由詩4*14-9-7
始まりと終わり- ハァモニ ...自由詩3*14-9-5
Eyeと詩の間(はざま)で- ハァモニ ...自由詩2*14-8-26

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