すべてのおすすめ
 JUSSAが声をあげたのは
 疲れて帰ってきたわたしが
 テーブルの上に並べられたコップの
 右から3番目を何気なく飲みきった後だった。

 JUSSAは、本気で怒り
 また「ミ」を ....
いなびかりが消える前に
濡れた制服の女の子に
ワイパーが生む摩擦に
思い出してしまって大変
黙って指なんてなぞる

雨に拒絶された車の中の
あなたとわたしと蚊
輪郭があ ....
がらんどうになった部屋の中で
やめたはずのタバコ吸いながら
思い出せない
思い出を
思い出しながら
なんとなく泣いてみる

からっぽになった部屋は
ただただ広くて
僕の4年間は
な ....
むせ返る 熱帯のような渋谷の夜に、
美しいクラゲが浮かぶ。

透明で ひんやりした 水底のような夜の闇に、幾つもの、
ネオンの色を帯びた 美しいクラゲが浮かぶ。

僕はと言えば、緩めたネク ....
 

穏やかな顔を探しに
小春日和の古い児童科学館へ
ふうせんヒコーキを作ってみようか
と言ったのが聞こえたのか
エプロンを着た還暦過ぎのボランティアは

 当店では
 ふんわりロケ ....
時速180キロのスピードでしか、

癒されない悲しみがある。
3DKの家から
1トン車1杯分のゴミを運び出した

できるだけ静かに運ぼうとしたのに
荷台の上で何かが崩れ落ちる音がする

7年前の秋
そこで始まった生活が思い出せない
ゴミ袋に放り込 ....
狂うっていうのは
ケモノの王様
そういって
君がくすくす笑う

だからね
アナタは違う
王様なんかじゃ
ないから

たぶん
君も正気のままで
コートの匂い
確かめたりして
 ....
追いかけても、
追いかけても、
遠くなっていった。

もつれた舌で、
上ずる声で、
叫んでもみた。

微粒子の浮かぶ朝に、
排気のスモークに消えた言葉。
気付くのが遅かった。
そ ....
(TOXICを頭の中で♪しながら)

俺はトラックの運転手なのだ
俺は骨の髄まで運転手なのだ
居眠り運転してても目的地に着いてしまうのだ
これは本当のことなのだ
そんな調子で大きい事故もや ....
俺の見つけた法則

聖子ちゃんカットの女の子が走ったりすると
必ず前髪をそろえながら走るいう法則

凄くイライラしたこと

久しぶりにバッティングセンターへ行った時
球が当たらなくてイ ....
ゆうべは、ほんとうに困ってしまいました

わたしがとぼとぼ流れ出して
それは我慢がききませんから
両の手に溜めてすすりました

 はあ、と吐く白い息にも
 わたしがいるようでしたが
  ....
風はカミソリのように
おれの耳を切り落とそうとして
電信柱の陰から狙っているらしい
くれてやる
くれてやるよ耳ぐらい

おれは幽霊だ
失くしたものが何だったのか
それさえ忘れちまって
 ....
今日はついてなかったよ
利息は増えるし
犬には追いかけられるし
コンビニ弁当に箸はついてないし
自販機には500円のみこまれるし
人身事故で2時間も寒い中ホームで待たされて
新年だっていう ....
冬の窓辺に羽が生えてました。氷の。
寒い地域に生息する鳥は、夜に飛びます。
誰も姿を見たことはなく、窓に羽を置いていきます。
窓ガラスが羽の形に凍っている ....
久しぶりに夜が明けたと
寝言のように君が囁くので
久しぶりに
僕らは見つめ合うのです
恋のようだわ
と呟いた君の頬の上
確かに
光がダンス

毎回恋が近づくと
恋は私を愛してくれな ....
追いかけたりしない
資格が ないから

愛することができるのは
それにふさわしい
誰かさん だけで
あたしはあなたを
見送ることさえしなかった

ごめんねって
言えば消えるもんじゃ ....
外で詩を書く

治ったか疾

中で
溶けていく
歩きながら

しかし
幽閉している
出ないから

ことばで
情けない

慰める切実さが
僕の遊び

ひとり雨フル
 ....
夜更けにひとり目覚めていたり
残業のあと酒くさい終電にすわっていたり
まだ朝も暗い道を急ぎ歩いていたり
あるいは騒がしいファーストフードショップで
ふとお喋りがとぎれたり

そんなとき
 ....
ちずと ちり
すきに ゆく

わたゆき こゆき

とおに まわりに
さからって

かすり とけ しみる

ながい
そら
気がつくと
見知らぬ部屋に、彼は立っていた

窓から吹き込む夜風に
カーテンはふくらんでいた

鏡に顔を映すと彼は
ふと 自分を
のっぺらぼうにしたい衝動に駆られた

ポケット ....
8つのおとうとは
私が夕飯時になっても
食卓に来ないので怒っている

8つのおとうとは
私を呼んでも返事もしないと
私の部屋のドアを蹴り
「何か悲しい物でも、隠しているのか」
と問 ....
障子を そりで 滑る
目で 滑る

黒い瞳は 夜で
誰かが つぶやいた

名前が 揺れて

ずっと そばにいるんだ
閉めた囲いの


すべっていくんだ
疑問符をつけてはいけません

押し付けてはいけません

まずい状況では
さらに状況が悪化することがあります

何かをねだるときに使うと
見透かされたときに危険です

正直、あまり使 ....
迷惑の 
困惑の
生成だ

ペンキを塗り過ぎた

ペンキを塗られ過ぎた

ペンキだらけの身体

敷き布団に放る

それから掛け布団をね


パフェになってくると

き ....
東京が 自殺した

新宿南口JR改札前 高架
整列する雀
凹む電線
ガードレールにとまる女 白く。
瞬く横断歩道 

歩行者用信号機が青に変わり
かちり
盲人用信号がボタンを掛け合 ....
人間は死んだらどうなるん?
コウちゃんの疑問は
切実

テレビの向こうでは
今日も誰かが流れていく
暗いテロップで

人間は死んだら生まれ変わるん?
次は人間になれんのん?

う ....
昔はやった多機能筆箱、○○戦隊シリーズ

押すと、えんぴつが飛び出す仕掛けがあったり
小さすぎる消しゴム収納があったり
あぁ 電卓の電池は切れている

いろいろいじくっていたら
まだ押し ....
公団に住まうこと
人生の約4分の3
何度もベランダで煙草を吸っては
コンクリートの嘘を焦がした
網戸を水玉模様に溶かして遊んだのは
狂っていた夏のある夜
孤独の空気に死にたくなれない自分が ....
真実の愛は
一つだけだと
恋する度に思うけど

それは一度無くすと
二度も三度も
無くなってしまって
勿体ぶっていた
自分が馬鹿みたいなので
愛の安売り
始めます

愛をぶ ....
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1482)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 緒方ハリ ...自由詩1005-1-16
沸点の雨- ________自由詩8*05-1-16
からっぽになった部屋で- ヤマト自由詩305-1-16
ジェリーフィッシュの夜- イグチユ ...自由詩205-1-16
ふんわりロケット- AB(な ...自由詩205-1-16
第三京浜、午前二時- イグチユ ...自由詩605-1-15
費やした時間の重さ- ベンジャ ...自由詩11*05-1-14
ゆきほこら- umineko自由詩405-1-14
8:00- イグチユ ...自由詩105-1-14
俺はトラックの運転手なのだ〜2- 純太自由詩1105-1-13
俺はトラックの運転手なのだ〜1- 純太自由詩605-1-13
夏虫- ベンジャ ...自由詩3*05-1-13
結晶- 大覚アキ ...自由詩305-1-13
夜空を見上げて- 不老産兄 ...自由詩205-1-13
冬鳥- ふく自由詩4*05-1-12
君の目はいつも夜- 月山一天自由詩4*05-1-11
追伸- umineko自由詩205-1-11
最近- 石川和広自由詩3*05-1-11
目覚めよと呼ぶ声ではなく- 佐々宝砂自由詩405-1-10
しろ_もじ- 砂木自由詩4*05-1-10
ましろいかお- 服部 剛自由詩7*05-1-9
おとうと、怒る- 月山一天自由詩1505-1-9
滑走- 砂木自由詩8*05-1-9
「愛してる」の使い方- ベンジャ ...自由詩11*05-1-9
ペンキだらけの身体- 純太自由詩305-1-7
上空自殺(東京Ⅲ)- 英水自由詩9*05-1-7
ふたつのうみ- umineko自由詩205-1-7
多機能筆箱- ベンジャ ...自由詩6*05-1-7
湿夜絵- e R i自由詩3*05-1-6
LOVE_BARGAIN_STARTS_TODAY- 月山一天自由詩6*05-1-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50