すべてのおすすめ
空間と空間の境目は見えないものでして
本当はいくつもの立方体によって作られているであろう
この空間も
1つの大きな立方体として展開されていくのでございます

そのいくつもの立方体も いくつも ....
 ねぇスニーカー
 ぼくはどこにいけばいいんだろう?
 
 運動不足という言葉に現実味はない
 なにかが足りないんじゃなくて
 消費されずにあまりまくっていることが
 耐えられないんじ ....
60ワットの月の宵です。
机の上を片付けて、
木目の表面をきれいに拭きましょう。
二万分の一くらいの地図模様が浮かび上がります。
そうですね。
机の先の断崖は、阿武川渓谷ということにしましょ ....
春が
わたしの中に入ると
増えます
やがて溢れ出して
玄関では靴が
遊びたそうにしています
あまった あかり で
つくった おにぎりは

ちいさくて
ぽろぽろ

つめたくても
でも

だれ

すこしだけ でも
おいしいよ
禁煙席も喫煙席もごちゃ混ぜで
店は煙でもうもうと

あたしはビールを一気飲み

送風しかない空調のせいで
みんな汗だく

涼しい顔であたしを手招き兄さんの
指には彼女と揃いの髑髏のリ ....
だから営業なんかヤなんすよて
本音だけ白骨化浮き彫りになる34℃の昼休み
新人と回る身にもなってみろとは口にせず
掌に携帯包み何度もメールの文字をたどる
あと5日したら会えるから
昨日出した ....
耳の奥にある大西洋のような広い海から波音が響く 
波は切り立った崖にぶつかり白く砕け きみは毎日の新陳代謝
そしてささやかな発熱を繰り返している
切り立った崖の上にある一軒のブック・スト ....
チョコリットも積んだし
燃料も じゅうぶんだ


さて。
火星へ行くことにしたよ


彼女があんまりうるさく
ぼくをがんじがらめにするから
もう、ぼくは

火星ならタコ(みたい ....
ふと
くらやみの中にきみのてざわり
毛布をかけて
おなかの辺りをぽんぽんたたく
やわらかな毛はふしゅうとへこみ
きみのぬくもりはそこに ない

ねつけないよるに
きみのよんでくれる詩集 ....
日差しが嫌いなわけじゃない
空の青さも胸が痛むほど好きだ
解放された風が窓枠蹴飛ばして入ってくると
愛おしくって笑ってしまう
私には嫌いなものなんてない
ポジティブな思考にリアルは寛大だ ....
おまえに何が解るんだ

と怒鳴ったら
君は君が解る事を話し始めた

あんなことや
こんなことや
そんなことまで

ふと気が付くと
僕は君の胸に
すっぽり抱かれて

小さな勇気 ....
女の残り香が飽和した部屋の片隅のベットを
夏が来る前にシングルにしよう
と決めてから

もう何度も朝日を浴びて
僕が寝返りを打つたびに
ぐっと沈み込みながら
男臭いにおいを嗅ぎ続けてくれ ....
青ざめた夜に
チック、音


青ざめた夜にチックが走る
そして、音のある鬱
青ざめた夜にチックが走る、そして
音のある鬱


を、雷光が
ヒステリックに笑う、雷光が
 ....
遠い日の妹へ  

幻影に愛された魔術師の妹は
悲しみも苦しみもマゼンタの組紐に変えてしまう
私の内なる地上絵の上を飛ぶ時も
橋が壊れたから
つ ....
誰にくれてやることもせずむさぼった
粗いフィルムの陰影を透しスカートから
のぞくガーターの片りんを思う
音量は振動となり骨肉に伝う こんなときには
ありがたい むさぼるだけ
むさぼっ ....
銀河の天秤がゆっくりと傾いて
月がかろやかに昇ってゆきます
夏の星座の中心へです

澄んだ湖面は夜空をうつし
魚が背びれに月明かりをうけて
チカリ、チカリと輝きながら泳ぎ
まるで流星のよ ....
まつげ の隙間
に からから 

閉じた 指
そっと 痛いくらい ひろげて

輝く どんな 言葉 よりも
たゆとう どんな 海よりも

この 指 の谷間 に吹く 風よ
 ....
扇風機がこわいという。

そのうち夜な夜な
耳元でしつこく「回りながら旋回」したあげく、
冷蔵庫を開けて、
冷えた発泡酒と枝豆で晩酌などするという。

しかも冷蔵庫は、
扇風機に少し気 ....
エントランスを抜けると
私はいつも空を見上げる

たった今
日本が沈没すればいい

唐突に
私は願う

病院の
窓という窓
壁という壁が
崩れて

途方に暮れる私の喉を
 ....
今日から自分をデブだと思うことにした
デブ・・・
そのうち人にも呼んでもらうつもりだが
まだちょっと気恥ずかしい

1.

デブ界に足を踏み入れる
赤ちゃんのような笑顔の石塚
うんち ....
 携帯の電源

 容赦無く切って、腕時計やネクタイ

 どっかに放り投げて

 目の前にある

 ソファへダイブ、まるで深海、より深く



 
リンと
鈴の音鳴るやうな
シャンと
玻璃の砕けるやうな
ピンと
水の凍るやうな

切なく淡き
音に誘はれ
我が魂は迷ひ出で
我が魄は舞ひ出づる

    リン
    シャン ....
それは危険な賭けでした。
スリルと興味が相まって
涙がぽとり床の上 飛んではじけて消えました。

それは小さな抜け道でした。
誰も何も言いません。

本当はとっても恐いのに
恐くない振 ....
   
    ちらつきながら水平に下り
    疲労の渦を抱いて
    硝子瓶の粒輪が昇る 
    ミネラルの刺激
    風鈴でうすまる
    ソーダ水



    ....
こんなに
たかくて
こわい
ばしょ

とおくに
みえる
ビルも

さらに
たかい
そらも

ちっぽけな
たましいは

どうして
そこを
こわいと
かんじる ....
理不尽なことが多すぎる
どこまでを正当防衛としてくれますか、そうなる前に完璧なマニュアルをください
ため息の液化
5番線に電車が入ります白線の後ろまでお下がりください
エラ呼吸に切り替える
 ....
7月2日(金)
日本には標準語なんかナイ!
ふけばとぶよなそんざい

7月4日(日)
ホーソーン「緋文字」
トーマス・マン「ブッデンブローグ家の人々」
ミラン・クンデラ「不滅」「存在の耐 ....
耳たぶが
熱い


空調装置にたしなめられた
浅いシーツのような室内の夜には
昼間に溜め入れた太陽の
滴りそうに赤い耳たぶ一滴で
ベッドが太陽の海になってしまうのを
防ぐ ....
深緑の
深くなる光を
鉄筋コンクリートの箱の中から
眺めています

時計の針は
ここを刻むと
それ以上は動かなくなるのです
取り残されるように
私と空間は


どこか
こころ ....
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1475)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Muから貴女様へ- マツモト自由詩404-7-19
ジョギング- マッドビ ...自由詩704-7-18
あんぱんを齧る宵- 一番絞り自由詩1004-7-17
童話(春)- たもつ自由詩1604-7-17
て_の_なか_に- 砂木自由詩5*04-7-17
午前壱時- mac自由詩304-7-17
ジュん- yozo自由詩304-7-16
- たもつ自由詩1204-7-15
宇宙逃避行- 望月 ゆ ...自由詩904-7-15
いなくなる- 竹節一二 ...自由詩404-7-15
もぐら- 佳代子自由詩404-7-15
その朝のコーヒー- ミサイル ...自由詩504-7-13
さよなら- 窪ワタル自由詩32*04-7-11
ヒステリック- A道化自由詩704-7-11
遠い日の妹へ___- 佳代子自由詩304-7-10
フラッシュバック- 田代深子自由詩1104-7-9
星の音楽- ワタナベ自由詩28*04-7-8
から_海- 砂木自由詩11*04-7-7
君よ。- 涼(すず ...自由詩404-7-7
エントランスを抜けると空は- umineko自由詩704-7-7
決意- 木葉 揺自由詩1504-7-7
眠りたい、ただそれだけ- 智之自由詩1*04-7-7
銀河の果つる音- 斗宿自由詩9*04-7-7
悪いコール音- けらまご自由詩1*04-7-7
清涼- 湾鶴自由詩10*04-7-7
たかくて_こわい_ばしょ- 玉兎自由詩3*04-7-6
魚雷を避けながら- 石畑由紀 ...自由詩10*04-7-6
自称女子高生日記抜粋〈7月〉- 涼(すず ...自由詩204-7-6
海と耳たぶ- A道化自由詩1104-7-5
どこかの折り目を- 霜天自由詩1404-7-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50