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お父さんにじゅうりんされて
きもちいいとおもったことが
いちどでもあるこどもたちが
おとなになって かいた詩が
ポエムから追放されて
どこにも国がない


戦車をのりもののようにのりこ ....
{引用=
ねぇ、サザえさん
あなたの住む町の
空はいつも青空で
夜空には必ず星が瞬いて
ご近所さんは誰も親切で
悪人なんて大して悪人じゃなくて

ねぇ、サザえさん
人目を憚るようなわ ....
ひとだまは
リンが燃えるのだと
いう

底冷えのする
ステンレスのテーブルに
あなたは
白いかけらになった

リン酸カルシウムの特徴は
白くて 脆い

その白さは
小さな
 ....
一緒にご飯を食べようというから
着ていたコートも脱がずに
慌ててまた、路地へ出た

老夫婦のいとなむ定食屋では
旅の話をした
遠いところに旅に出たいとは思わない
今が旅だから
あなたは ....
女が大きな欠伸をすると
バスタブの縁から
たくさんの湯が溢れて
波立つ湯船に浮かびながら
おっぱいが揺れる

女の身体の
一部分ではなく
別の生き物のように
たぷん
たぷんと揺れる ....
#71

 ジョン、あなたに会いたかったです。



#72

 にんげんだもの
 わけもなく
 ピー
 ってさけびたくなる
 そんなときって
 あるよね

 ねぇよ
 ....
ばおばぶ ばおばぶ

奇妙な形の樹木の名前を呟きながら
帰り道は足元しか見ないで大急ぎで帰る

ばおばぶ ばおばぶ

自動改札で定期が向こう側に吐き出されるよりも素早く
改札を通り抜け ....
爆音と情事を
3つずつ交互に重ねて
その上から別れ際のキスと
夜の高速道路のオレンジの光を
少しだけ散りばめてみる

本当は
やさしいモノとか
フワフワした心地よいモノとか
ぬくもり ....
犬の尾の振れ幅が 小さく小さくなってゆく
そういう空気が あなたにはありました 
あの時

冷たいつもりの温もり、と 私は呼んでいて
そういう ささやかな反抗は
それでも水面下にいつも ....
怪獣ギロンが現れた
地球防衛軍にはさっそく怪獣ギロン対策本部が設けられ
どうすれば怪獣ギロンを倒すことができるのか
各国代表によって様々な議論が取り交わされた

とにかく爆弾やミサイルの類を ....
人になった人魚は毎夜
海を見て泣くという

そうだろうか

脱ぎ捨てた過去には
もう2度と
袖を通すことはない

どんなに
やさしくあろうとも

もしも
私が人魚な ....
#31

 帰り道は
 いつも
 悪魔祓いのことで
 頭がいっぱいで

 だから
 しょっちゅう
 道に迷ってしまう



#32

 ことばしか信じない
 ことばにな ....
疲れたようなまどろみを
風邪薬の苦い味で目覚めさせる

現実にうなされることは多く
そのたびに
現実から離れようとあがいてきた

午後
窓越しに景色を染める
夕焼けはあまりにもき ....
手で、ずれた眼鏡をあげる、八月の、水をふくむ、曇り空。閉鎖された父の勤務先、N社の自動車工場の脇を通り、母の自動車で、霊園に向かう。いままで納めることのできなかった、父の灰が、眠っている。わたしは、新 .... ねえねえ と よびかける妻の声に
ふりかえってみると そこに熊がいて
つぶらな瞳で ぼくを見つめている

月9って何チャンネルだったっけ と
テレビのリモコン片手に熊が訊く

おどろいて ....
傷ついて
しまった者
遠くからみてる
見守っている僕は

傷だらけの朝
まどろんでいる
ねぼけた手つきで
昔を
まさぐって
あんまり欲情しない
大丈夫かな
おんなのこと思う
 ....
この季節は
いつもからっぽだ
おまえがいなくなってから
からっぽになってしまったんだよ

今日みたいに
よく晴れた秋の日の夕方
公園のベンチで
ぼんやり吸う煙草は
すこしだけ
冬の ....
折れ曲がったあなたの身体を
まっすぐにするのが
私の仕事

あなたは

あなたの意志を持たない
あなたの影になってしまった

その瞬間
私たちは知ることになる
私たちが
実体と ....
しにゆくものなんです
ぼくらは
それだけなんです
ぼくらは
それしかじょうけんが
ないんです
そんなにむづかしいですか

かいひはいりません
しにゆくものということだけなんです
わ ....
夕暮れ
絶望は希望の反対語ではなく
生きている私の
不安の影がついてくる

彼女は飲み会に行ってしまった

虫たちに話しかけようとするが
虫たちは鳴いていない
犬も鳴いていない
葉 ....
わたしが詩を書かなくなったとき
どんな空が
わたしを迎えてくれるだろう

わたしが詩を書かなくなったとき
すべてのことばは
わたしを許してくれるだろうか

わたしが
終 ....
むねのなかに
がらすだま
があるんだっておもうと
うまくいった
らむねのびんみたいに
がらすだまを
くぼみにひっかければ
ことばだって
ちゃんとでてくるんだって

すきなこと
や ....
突然なんの断りもなく
雨が降り始める
涎みたいに糸引く雨
涎みたいに生ぬるい雨
空は晴れ渡っていて
雲ひとつないのに
猛烈な土砂降りだ
傘を持っていないぼくは
手近な喫茶店に飛び込むが ....
ベランダにロッキングチェアがある
ずいぶん前に住んでいたマンションの
ゴミ捨て場に捨てられていたやつだ

引越しのたびに捨てようと思いながらも
なぜか捨てる踏ん切りがつかなくって
結局いま ....
いいか
よく聞けよ

手首切るのが好きなヤツは
ホントに取り返しがつかないぐらい
深く切っちまって死んじまえばいい

手首切るのがカッコイイとか思ってるヤツも
ホントに取り返しがつかな ....
夕飯を食べたあと
タバコを吸っていると
ささと風がふいた
まぼろしにささやきかけたように

近くでおんながくしゃみした

僕の物思いの雨の中を
通りすぎた
あれら透明な命はなんだった ....
あなたに雨がふればいい
ブラウスが

やわらかく貼りついて
疎ましく思えばいい


あなたに雨がふればいい
ことばが
あなたを脱げばいい


小さな偶然を
言 ....
彼女という人は
詩人とかそういう類の人みたいで
ときどき僕を近所のファミレスに呼び出しては
伏目勝ちにちょっと小難しいことをしゃべり
左手に持ったフォークでグリーンサラダにやつあたりし ....
パーティーは散々だった
おやすみ、のあいさつの方角へと
だいだい色のシロップが
ゆっくりと流れて 
しだいに
粘性を増してゆく、
夜の


水の底で ゆうべ、まき散らされて
わたし ....
沸かしている。

こんな朝には、
カフェインが欲しい。

紅茶が飲みたい。
紅茶は飲めない。
願を懸けているから、
飲んではいけない。

だから、
珈琲を ....
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1482)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ポエムの国- モリマサ ...自由詩28+*05-12-1
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燭光- umineko自由詩6*05-11-26
揚げ出し豆腐とセブンスター- うめバア自由詩805-11-20
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フラグメンツ_#71〜80- 大覚アキ ...自由詩14*05-11-17
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竦む。- 田島オス ...自由詩3*05-11-13
怪獣ギロン- 大覚アキ ...自由詩6*05-11-10
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フラグメンツ_#31〜40- 大覚アキ ...自由詩8+05-10-28
風邪薬を飲んだ午後、夕焼けはあまりにもきれいだった。- ベンジャ ...自由詩7*05-10-28
スカイライン- 光冨郁也自由詩1105-10-25
くまつま- 大覚アキ ...自由詩1105-10-21
夜は少しやさしい- 石川和広自由詩9*05-10-20
落日セブンスター- 大覚アキ ...自由詩405-10-19
朝に咲く花- umineko自由詩10*05-10-15
しにゆくものたちへ- 石川和広自由詩5*05-10-8
鳴き始める- 石川和広自由詩7*05-10-2
わたしが詩を書かなくなったとき- umineko自由詩8*05-9-29
らむね- アンテ自由詩10*05-9-28
破水- 大覚アキ ...自由詩505-9-26
ロッキングチェア- 大覚アキ ...自由詩205-9-26
チキンラーメン- 大覚アキ ...自由詩4+*05-9-25
夜の透明な命- 石川和広自由詩12*05-9-21
あなたに雨がふればいい- umineko自由詩12*05-9-19
彼女という人は- Monk自由詩17+05-9-18
過酸化水素の夢- 望月 ゆ ...自由詩45*05-9-16
「_沸騰しない。_」- PULL.自由詩11*05-9-14

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