すべてのおすすめ
知らない足音がわたしたちを追い越し
立ち止まっていることに気づく
群れるものたちのすべてが
居場所を持っているように見えて
小さな声でいることに
少しだけ疲れて

彩られた樹木たち ....
レントゲンで見ると
親知らずは4本とも真横を向いている
真横を向いて他の歯を押しているもんだから
時に
歯茎の断層が崩れ大地震を引き起こす
それはもう
大地震だから
ガタガタと唇が震え続 ....
日曜の朝のイメージは白
だったのは子ども時代の名残
めざめるとそこかしこに
ラメみたいに散る朝陽

 日曜日だけは
 がっこうの一時間めのじかんに
 テレビアニメをやっていて
 だから ....
パラフィン溶けるセロファン
オイルの浮いた水面に流れる七色
トイレのついた睡蓮に剥がれる何色
爆発狂狩りの午後は機能停止の予感
バス発狂会のゴドーは昨日精子の悪寒
ハンバーガー回路ショートサ ....
夜のアンモナイトは仄かに蒼く光る。
海の恋人を想い出し、蒼くさめざめと光る。


遙か遙か白亜の海の底、アンモナイトの恋人達は。
手をつなぎ、心をつなぎ、ちゅらと散歩。
 ....
金魚もいないのに
君は金魚鉢を買ってきて
それから金魚の餌と
水道水の塩素を中和する
透き通った小さな薬品も
買ってきて

それでも結局金魚鉢の中を
金魚が泳ぐことはなかったのは
 ....
郵便受けに溜まった新聞が日焼けしていた
古い日付は、風に晒されて
更に風化した遠いあなたの
背中に張り付いて 
帰ってこない のに


201号室の、窓から入る西日を受けながら
忘れて ....
トキくんはバリヤーをつくった

トキくんはあたしのためにバリヤーをつくった

あたしがどんなに危険な目にあっても大丈夫ってバリヤーをつくった



トキくんがつくったバリヤーは ....
眠れない夜の為に
眠れない夜の為に
眠れない夜の為に
眠れない夜の為に
眠れない夜の為に

側にいて欲しいが為に
側にいて欲しいが為に
その為だけに

ただその為だけに
誰かを欲 ....
玉ねぎが自分で自分の皮をむいている

オレハ ドコニイルノダロウ

いくらむいても自分は出てこない
それでも玉ねぎは自分をむき続ける

オレハ イッタイ ドコニイルンダ

その間 ....
野菜の苗を
手に受けて
指から白い
根っこが生えた

「植物の三大栄養素は窒素・燐酸・カリです。
これを8:8:6で配合し、苗を植えつけて行って下さい。」

手に取った苗は
陽の輝き ....
濡れた鉄塔を越えて

そのままの振動で
ゆがんだステンドグラスを割らないように命は膨張する
このふしだらを運転する技師は
都市にいる幼児のみに聞こえる歌を
アドリブで歌う。

朝刊を配 ....
双子の兄弟が天秤の右と左に乗った
同じものを食べ同じものを着ているのに
右にのった弟の方が重かった
弟が髪の毛を数本抜いて
ようやく天秤は釣りあった
天秤から降りると
母親は二人の ....
街の上で
朝を 投げている

小さな 丸い 飛沫が
きらきら ころがりながら
あふれかえる

夜よ
よき 友人よ

くりひろげられる
問いの多くを 吸い取り
泣きな ....
深夜2時僕と君は出会い系のメールで目が覚めた

そんなことではまだまだ怒ったりはしない
精神はもう大人
「そんなこと思う時点で子供っぽいよ」
君の声がちょっとイタイ

なんとなく眠れなく ....
優しい男の子は嫌い
どこまでもずるずると優しくて
決して傷つけようとしないから

優しい男の子は嫌い
いつまでも愛してはくれないのに
どうやってでも手を放そうとはしないから

それでも ....
今日も今日も今日も
買い物かごいっぱいにしなきゃ
心を満たせない
時間をつぶせない

開くカタログ
確認するダイアログ
左右見ながら登る
電波塔

踊る電線と一緒に浮かぶ
エ ....
酔っぱらった僕は
フライパンの真似をして
空に羽ばたいた
一番高いところで
激しく嘔吐したけど
よく見ると
それは言葉だったので
ますます気持ち悪くなった
走り書きした
唇 の 上

冷めないうちに
耳を塞ぐ

儲からない 話
でも

いい の ?
好きな人といちにちじゅう空を見上げながら、空の話をしていたい
ずっと、ずっと、ずっと

はだしでふとんのなか、じゃれあいたい
もっと、もっと、もっと

くだらない夢の話とか、どうでもいい日 ....
聞いたことのない名前の島の
生温かい浅瀬で戯れる半裸の娘たち
その下半身は鱗に覆われていて
しなやかな魚の尾鰭を思わせる
夕日を反射して虹色に輝いている
それを 洗いたての柔らかなタオルで包 ....
「京都へお嫁に行ったら苦労するよ」
関西にいたら一度は聞く
でも君を見ているときは
そんな言葉はどこかへ飛んでた

カマカマカマカマ カマ カメレオン…

私はアホみたい方向オンチやから ....
この夜を
この途方もなく退屈な夜を
新発売の口紅で
プルンプルンの唇を作る口紅で
塗り潰す
安っぽいベイビーピンクで
パールのキラキラと
グロス系のピカピカが
なにもかも
どうでもい ....
椅子を引いたとき
床と
椅子の足
どっちが鳴ったか知らないよね

坂道をのぼるとき
ちょうど追い風だったけど
僕のためにじゃないよね

遅くまで空が明るくて
不思議な色で
急に暗 ....
愛情を持ってことばと向かい合う
簡単なようでむつかしい
誰かの作品を読む
誰かの日記を読む
誰かの声を聞く
誰かの

親しみを込めて私はそこに立つ
私の親しみを
だけどあなたは知らな ....
疲れている

眠ることさえ疎ましく思えるほどに
疲れている

何もする気になれず
ただ
ぼんやりと
椅子に腰掛けている

ダイニングテーブルの下で
犬は
噛むと音のなるオモチャ ....
そこは底だったけれど、回りまわってきたので、よかった。









気づいている、息をしていて、横と縦を感じている。音声と重量にとらわれている。風が強いのはなぜだろう、と考 ....
にんしんしたいと言い出せないアタシは
子供に子供を産ませるアナタの苦悩に気付いて
抱き合う背中のうしろでそっと中指たてる
くそったれ
アナタの見てない世界でアタシはいつだってムテキなんだ

 ....
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
ルイーズはいつも空っぽだ
ルイーズはいつもとんがっている、山高帽の
だらしない紳士の椎骨あたり
途方もない誘惑の笑み
ガムを噛んでいる

ルイーズは雪の降るのを信じない
雪だってみぞれに ....
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1482)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
都市伝説- いとう自由詩22*05-6-7
親知らず- YASU自由詩305-6-6
リアル・ウィークエンド- 汐見ハル自由詩805-6-3
シルバーフィッシュエクソシズムNo.7- 大覚アキ ...自由詩3*05-6-1
「_夜のアンモナイト。_」- PULL.自由詩8*05-6-1
金魚鉢- たもつ自由詩1205-6-1
メゾン_『ノワール』- 千月 話 ...自由詩34*05-5-30
トキくんのバリヤー- Monk自由詩1305-5-30
ただ- 虹村 凌自由詩6*05-5-30
メタファー- たもつ自由詩1705-5-30
- ふるる自由詩9*05-5-30
濡れた鉄塔を越えて- 瓜田タカ ...自由詩405-5-29
正確- たもつ自由詩1205-5-28
とべない_鳥のために- 砂木自由詩16*05-5-28
迷惑メールから始まる真夜中の情事- ヤマト自由詩205-5-27
優しさについて- e R i自由詩3*05-5-26
エレクトリックバタフライ- antenna103自由詩305-5-26
嘔吐- たもつ自由詩905-5-26
紅_茶を- 砂木自由詩6*05-5-25
こぼした夜のあいだ- e R i自由詩5*05-5-25
人_魚- 大覚アキ ...自由詩405-5-25
京都はきまぐれ- 木葉 揺自由詩13*05-5-25
ビピーイクンベ- 大覚アキ ...自由詩405-5-19
ただの- ふるる自由詩9*05-5-19
夕焼け前線- umineko自由詩13*05-5-19
犬のいる風景- 大覚アキ ...自由詩305-5-19
まるで忘れてしまったかのように- nm6自由詩605-5-19
レモン栽培伐採- e R i自由詩305-5-18
甘栗むいちゃいました- マスイジ ...自由詩58*05-5-18
ルイーズの空- umineko自由詩4*05-5-18

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