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"この黒いイライラを詰めてぶっ放したい"
そんな言葉は形にもできず妄想の中で蜂の巣にしてやりました
からだにはいつも火の精が住んでいて
受け入れる場所で炎を上げる
紅をさしたような君の唇からは
水の精がそっと頬を濡らす

「知っていますか、
 とってもやわらかいんだ。」

強く抱かれ ....
夜中、目がさめて階下に降りると
君が僕を積み上げていた

たどたどしい手つきで慎重に積み上げ
途中で崩れると
ふうとため息をついてまたやり直す
時々どこか気に入らないようで
何か ....
何度でもやり直せるとそう思ってた
やり直せないならそれまでの関係
そんな風に簡単に割り切れるほど
私は強い男なんかじゃなく

一方通行のメールも
君のことを思う気持ちさえ
愛には換算出来 ....
燃えカスの灰にぬれ濡れて告げるおわりよ恋は燃え尽きて身を焼き尽くし燃えカスの灰にぬれ濡れて告げるおわりよ恋に破れた身を粉砕し燃えカスの灰に塗り込めて告げるおわりよ恋は燃え尽き灰に埋もれて左腕を .... キスのやり方なんて忘れてた

なのに君は僕の気持ちも聞かずに
その潤んだ瞳で見つめて
何の前置きもなく小さな唇を
その潤んだ瞳を閉じることなく
ためらいもせずに何度も

そういう僕も目 ....
明けましておめでとう
という類の
電子手紙が数える程だけ来て
明けましておめでとう
という類の
電子手紙を数える程だけ送り返した



それにしても
ぼくときたら
「ア・ハッピー ....
薄くなってきたと言われないよう葉っぱを増やす

本気で光合成にチャレンジする

見つめられても赤くならない

暖かくなるまで耐える

3センチくらい伸びる

病気を治す

仲間 ....
 わたしは揺られてゆくのです
 暖房で濁った、暖かい空気に包まれて
 わたしはゆくのです

 赤い列車はわたしの知らない幾人を乗せて
 ここよりまだ寒い明日の方角へ向 ....
体中の細胞がいっぺんにしゃべりだしたら
そんな素晴らしい詩はない

分裂を繰り返しながら受け継がれるのは僕だ
どこかで乾燥して剥がれ落ちるのも僕だ

みんなも感じているのだろうか
恐 ....
悲しい話ばかりする君、こんにちは
あの朝は、原っぱの真ん中で、
ころりと転がる君の横に座っていた、
てらてら包む太陽のひかりのなかで
きみは、とてもとてもかなしい話を
笑いながら並べていくの ....
ダンボール
捨てたいものをつめた
ダンボール
は、ちいさかった
そしてなにもなかった
わたしはなかった
あ、あ、あ、
みじかい音をいくつも出して
壁に羅列のスタンプをして
そ ....
ひこなに よいごと
つつぬく かきもや

ちよやに くれとく
わきふす みやむめ

ひにすく ゆきやけ
うつるて はうつめ
ああ
かみさまはいるのだ、と
思った
そんな夜の話をしてあげる

雲をつんざく、青
無尽に動く、光
まっすぐ、
ひたすらまっすぐな、光
それから逃れるため
走った

(まっすぐ ....
つきのわぐまよ
つきのわぐま
私の町にやってきて
淡い夢でも見せてくれ
死んだ女を見下ろして
静かに歌をうたってくれ
お前の歌は宙を舞い、どこかへ行ってしまうだろう
それでもここに戻って ....
脱ぎっぱなしの服とか
飲みかけのコーヒーとか
何も入ってないバッグとか
あけたばっかりのジャックダニエルとか

君のものを全部
全部
箱につめて
新しい家に送ろう

聞いたことの無 ....
きみ
図鑑にのってるよ
知ってるかい

きみだけじゃない
ぼくも
きみの、
ぼくの、
おとうさんも
おかあさんも
きみの赤ちゃんも

さっき
赤ちゃんの手の甲をペロリとなめた ....
カーテンの折り目に隠れたら
誰も見つけてくれません

折り目は深く、その影は僕より濃いからです

ですから僕はカーテンに巻かれて
人型の布になりました

顔や手足を描けば、それは僕なの ....
結露が止まらない
いくら拭いても
壁や窓から滲み出てくる
このままでは
部屋が水でいっぱいになってしまう
僕らは慌てて非常食、ラジオ付き懐中電灯、
釣り竿等々をリュックにつめる
 ....
一度降りたら乗り込めない通勤快速
今日も僕は力負けしてドアの外
入口付近の乗客が寂しげにたたずむ僕を見送ってくれる

  さようならみなさん
  僕は今日も迷宮を歩きます

そうなんです ....
 




 男の部屋なんて
 臭くてオナニー三昧だ
 自分ではわからない臭い
 自分の臭いしか返ってこない毛布
 畳にころがった週刊プレイボーイ
 ビデオを借りに行くほど熱心じゃ ....
雨にうすく濡れた歩道の中心に
盲人用の黄色い凸凸道が
遠くへと敷かれている

いつもそ知らぬ顔で歩いていたが
凸凸道を求めているのは
よろけた歩みで目線の定まらない自分だった

黒いこ ....
 
 



 面接官は一重の目で
 おれを見つめ
 何も言わなかった
 机にある採用チェックシートの上の宙を
 ボールペンがせわしなく回転する
 肌寒い頃だったが
 秋だかまだ ....
さっきまで
うなりをあげてたヒーターが
お構いなしに突然黙る
きっと勤勉なセンサーは
こう告げたのだ

 もう十分
 暖かくなりました
 わたしの仕事はここまでです、と

寒々とし ....
物を収集するという行為は
生存競争という過酷な環境に無い者にこそ許される
嗜好性の強さはその個体の死を意味すると言っても過言ではないだろう
生きていくためには他にすべきことが山ほどあるのだか ....
幻想された異国のどこかで
ゆらたのざんげまださらせえ
少女の舌がキーボードの上をさまよいます
なるさばどーえゆたなかさ
キーボードはよだれでべとべとしています
ふはなたまやはなたや ....
僕はブーメランを期待して
君にくさいセリフを言ったのだけど

ちっとも返事が返ってこない

心配して見に行ったら

しまった
君はイチコロでまいっていたらしい
雪の積もった林の木
ネコが爪砥ぎをし
雪がパラパラ落ちてくる
それを見て仔ネコが空を見上げた
林の隙間から差す空へ
「フー!!!」と哭いた

家の戸を開けると
耳をピンッとたて
走っ ....
/かたつむりの貝には
                    /
/ /

雨の音が溜まって
           /
     /

/    
  ....
えんぴつの上についてる
消しゴム は

何を書いてるのか
知らないけど

間違いは 消す

正解も 消す
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1475)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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