すべてのおすすめ
開かれた窓が必ずしも
空ではないとゆう君が開く
歌集の背景も部屋ではないとゆう
綱渡りな瞬間が連続している

今日は一番新しい日

みんなに会いに行こうと思ったけど
道はすべて絶たれて ....
九歳の子供が背広を着て介護ホームで
おじいさんしてる

     そして

九十一歳の白装束を着た人が
火葬場の火の中で
おっぱいを吸っている
{ルビ晩餐=ばんさん}など絶えて久しい
誰もが膝を抱えてうずくまった夜に僕は
屋根の隙間から星を見あげてた
あかい、涙みたいにうるんだ一粒に
名前をつけようとしたとき

父さんが僕の髪をく ....
子供らがそらを指さして騒いでる
何事かと思いぼくもそらを見る
この角度でそらを眺めるのは
ずいぶんと久しぶりだ
見慣れたビルの屋上付近は
見慣れない広告でひしめいている
そのすき間ほどのま ....
遠いかなたに
かすかに見える光
暗闇のなかを
光源をめざして歩きつづける
つぎの一歩を踏み出したとたん
大きな穴にはまってそれきりかもしれない
とつぜんぷっつりと
光が途絶えてしまう ....
あなたは
あなたは
今何を思うの

車が走る
眼の表面にさけめ
脳の中のさかなめ

あなたは
あなたは
ぼくの言葉を
そのふるえを
感じるの?

疲れた肩に冷たい針
水平 ....
風のつよく吹く日には
惑星間電話で
火星に電話をかける。

受話器のむこうから伝わる
赤錆色した砂あらし。

その夢の原石のような響きに、
そっと
耳を澄ますために。
わたしはコンビニエンスストアで傘を買う
ビニール傘だ 貧弱なのは値段のせいだろう
支払いを済ませるまで店主はわたしの顔を見ていた
道路を渡り向かいの建物に入りガラス戸を閉める
と店主もちょうど ....
こすった赤い眼の中
おちていく太陽が
すぎこしていった
夜へ

さみしいのまえに
たいくつがある
考える脳のくらやみ
がある


明日はデートだ
そんなことを空想す


 ....
肌を、エア。気づくとイラつく太陽は頂上。知らずのぼくらの、ここそこあそこを均等に、均等に照らすのでした。光、光光、だから見えるってさ。記憶って、街中に溶けて流れて固まってつまり建物とか電柱とかそういう .... たこ焼き屋のまえで
たこ焼きが出来上がるのをじっと待っているジャリたれは
いつも実存のことばかりに頭を巡らせているので
たこ焼きくるくるするの難しい?
としつこく同じことを尋ねては
店のおば ....
家に帰ると兄が花壇を取り壊していた


“マルを作るんだ”
“マル?”
“庭いっぱいの”


思い立ったがまま行動するのは兄のいつもの癖だ


ほんの1ヶ月前、兄の顔はまさし ....
姻なA!を誘う戯肢の未思議に
彼方の華一輪/gな指切りの祝辞
出血苦時には引火の「 I 」を!と
オットー旋回千度の宣紙の「あら、霊」
曰くす燐は焼ed宣紙の浮歓ショウ!
麻谷底の沿うLet ....
いいよ
ぶた肉だっておいしいし
キャベツだっておいしいさ
私はかなしみの台所で
フライがえしをあやつるアリア
しおのひとふりでとけてしまう味
がまんできない幼子の
かなしみ かなしみ か ....
傘はふらりと咲く
街路樹はそれを見送り
またひとつ あかるくなった

ヨーグルトが発酵する
毛布はその音を包み
またひとつ あかるくなった

玄関のチャイムが鳴る
握手を交わし
 ....
ああ 雲ひとつない

騒がしい季節が終わって

空も

心を一つに決めたんだね
ふかえ とおく ふかの とおく
もした つのり のよみ くれて

そのわ とどき みちる ややこ

つき しろ まや かな おおて
すぎ はて ゆく まま あうせ
わたしは

乳房の小ささに悩むものの
自分が女であることをもどかしく思い

愛する人は欲しいけれど
女扱いされると複雑な気分

男のひとは嫌いで
男のひとに媚びる自分も嫌いで

 ....
8月のはじめの
まだ水のあふれていた庭で
あたためておいた6月の
水々しい果実を口にする
風をおとしたような日陰には
小さな花が咲いて
あれは5月の始まりの
ささやかな名残なのだと思った ....
かや かや かや

しなの ほの なき

かな かな かな

つれた つもり の そそらの はなお

ひせの くら ふき

さや さや さや
ほら
こうして
鈴をつるしたフラスコの
空気をだんだん抜いていく
鈴の音はやがて
震えるだけの記号となって       

あのフラスコにわたしは
どうしても
ティンカー・ベルを入れ ....
ありったけの小銭を持って
僕らはオークションに出かけた
実家が火事なんです
と泣きじゃくる男の人に競り勝ち
三匹のサワガニを落札した
一匹は僕が名前をつけて
一匹は彼女が名前をつけ
 ....
連れてこられました
真っ青な部屋です
まるで深い青空のなかを
迷う小鳥のような気分にもなれ
濃ゆ過ぎる空を切り取ったような
真っ青な部屋です
君は今ごろどうしているだろう
連れてこられま ....
せっかくの ためいき

せっかくの ふじょうり

せっかくの りふじん

せっかくの ふこう

せっかくの たぼう

せっかくの すきなひとのよわね

せっかくの すきなひとが ....
君にあてて手紙を書こう
便箋
ティファニーの
スカイブルーな

世界は
そうだね
まだもう少し続くみたいだ
ボクは
ボクの周りの
ごく限られた人たちが
平和でいてくれたらいいと
 ....
駆け抜ける光の中

たくさんの想いも駆け抜ける

次から次へと

流れる

走り去る

街も

車も

想いも



ねえ

何を考えてるの

心地よい音 ....
赤ん坊の頬をなぜるように
水蜜桃の皮をむいていく
あなたの指が
汁にまみれて
窓から差し込む光に包まれている
甘い水が
赤ん坊の膚のような
産毛の柔らかい皮をはぐたび
したたる
した ....
                  「メリーゴーラウンド」 7

  距離

星には決して手がとどかないって
知ったのはいつだっただろう
夜空のした
はじめて自分で立って見あげたあの ....
納豆をかき混ぜながらきみは
深夜まで見続けた同じ映像に目が釘付けで
醤油とって、と差し出す手に
マヨネーズを渡したとしても
きっと気づかないことでしょう

ときおり
あっ、とか
 ....
忘れないからと呟いたことも
いつのまにか忘れてしまう
そんな些細なことが毎日あること

やさしさも
伝えたい言葉も
たったひとつの出会いがくれたもの

耳を澄まそう 心に
思 ....
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1482)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
消失点- 本木はじ ...自由詩1104-9-26
連生- はらだよ ...自由詩304-9-26
方舟のなか、壁にもたれて僕は- 汐見ハル自由詩7*04-9-26
そら- umineko自由詩1104-9-25
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水平線に触りたい- 石川和広自由詩204-9-24
サイレント・コール- 青色銀河 ...自由詩504-9-23
傘を買う- 黒川排除 ...自由詩204-9-23
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エア・エア- nm6自由詩1604-9-23
連続する立ち位置- 捨て彦自由詩1204-9-22
兄のマル- 喫煙変拍 ...自由詩904-9-22
血炎奏- 六崎杏介自由詩304-9-22
キッチン- サカナ自由詩604-9-22
あかるくて- 湾鶴自由詩5*04-9-22
- さち自由詩6*04-9-22
ねや_の_さと- 砂木自由詩5*04-9-22
グレーゾーン- ミズタマ自由詩204-9-22
しき- サカナ自由詩604-9-21
ゆう_せ_に- 砂木自由詩10*04-9-21
真空フラスコとティンカー・ベル- umineko自由詩45*04-9-20
サワガニ- たもつ自由詩904-9-18
room- 本木はじ ...自由詩1204-9-18
あっしゅ- 喫煙変拍 ...自由詩604-9-18
背の割れた魚- umineko自由詩904-9-18
「_ドライブ_」- 椎名自由詩104-9-18
水蜜桃- 岡村明子自由詩9*04-9-17
距離- アンテ自由詩5*04-9-15
根拠のない永遠(その翌朝)- たもつ自由詩1404-9-15
いつかの出会い- 自由詩204-9-15

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