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  ふしちょう

ねのまに さるまい


  ゆき

うみ

なみ


  うみ

はくえんの だん


  かぜ

ち の ひ


  つき

 ....
この皮膚
だけでは足りないんだ

さかなのように
うろこをもたない
ボクらは
そんな生き物だから

だから
あらゆる皮膚と皮膚
重ねて

重ねて

夕暮れと
ひとつになっ ....
ぼくは朝密会する 紙ナプキンに包まれたナイフの鋭さと
百枚の引き戸も百代の先祖もけたたましい音を立てて開く朝に

戸を静かに閉めることをしめやかにとは表現しない
だが軒先のタイル工事はしめやか ....
水槽の中に見える青空の
水面の雲の魚達の
そのはやきこと風の如しの
パレード

の!
田圃に水が張られ
田植えもほとんど終わった。

これまでの鉄筋巣箱を捨て
庭付き一戸建て官舎に住んでいる。
職場まで車で5分
渋滞など無縁である。

田圃の上を
オハグロトンボがひよ ....
うそつきは泥棒の始まり
あなたが

かわいい、なんて言うもんだから
私は
あなたが誠実に
嘘までついてくれるのを

どうした
私の疑いスイッチ
どうしてあなたに作動しない

あ ....
高村光太郎が
智恵子の首を彫ったのは
34歳の頃だという


写真では
苔生したような絨毯の上に
白い
智恵子の首が
ぼそり と
載っている


愛なのか
悲痛なのか
 ....
あなたを傷つけるためだけに
あなたの友達を
好きになろう

あなたの

肩越しに目くばせをして
帰り道の話をしよう

あなたの友達が
あなたに
相談でもしてくれたら

最高! ....
意味も 理由も かなぐり捨てて   ただ 衝き動かされたい

思考   という行為から  もっとも遠い    刹那の閃き

感情の   その前にある    プリミティブな   なにか

気 ....
まめのこ は 
ぽくぽく 
つち の おうち
で ゆめみてる

どうなるのかな

しろい おうちには
みんな と いっしょ

おおきなて
に つかまれて いまは

ひとり ....
札幌という街に何度か足を運んだことがある
スマートで、ざわついていて
そして自負の感じられる街

札幌に住んでいるわけではないので
本当のことはよくわからないのだけど
(札幌の次は東京)
 ....
てらいを見せつけるシルクキャミソールは誕生日プレゼントに
おそらく僕以外の本命からいたく受け取ったものなのだろう


テスターは無限だ


恥じらいを持ってして当たり前のよう ....
疲れ果てた僕の体の中には

変なうじむしが湧いていました

僕の心をかきむしり

むしゃむしゃと食べ尽くそうとしているようです

だんだん心が痛くなって

保健室に駆け込みました
 ....
西の空の
あの薄桃色は
今日を
黙って許してくれる
と いうしるし
明日を優しく
連れてきてくれる
と いう約束
大きく大きく
愛されている
ぬくもり

光る機体が
傲慢に突 ....
あの日
僕はふらっと出かけたそうだ

何処にも行けない身体で
何処に行けるはずもないのに
何処かへ出かけてしまったそうだ

(言葉を忘れるということは
 そんな遠い旅に出ることに似てい ....
陽に焼けて
薄い力を
なくした紙

ぺタリと セロハンテープでとめてたけど
格子から はがれてしまい
なにもないより 荒れてるような
みじめな部屋に 苦しくなり
重い腰を上げて 張り替 ....
東京の水面は光りに紛れる
湾岸の運河は白っぽい夜空の下
ビルたちと同じように街灯りを抱いている

街中を少し外れると水面は暗い
平らかな夜景に微かに縁取られながら
水があることや河であるこ ....
子供らには教えられない
そんな
秘密を隠して生きているのか
オトナたちは

たとえば
抱き合うことの意味とか

赤ちゃんは
どこからやってくるとか

暴力はR指定だ
それはわか ....
誰かを救う使命を帯びて
闘う男(ファイティングマン)!
萌えるロマン!

「そんな事より腹減らない?」






あぁそうか
君の事忘れなくちゃあね
無理矢理出した答えだか ....
ピアノの音色が聞こえて目が覚めた


枕元には、つぶやく炭酸の声


コップ一杯のコーラがヘビのように僕を糾弾している


”地地地、知知知、オロ血、ミズ血”


障子を開けて ....
ふでばこを開けると
アフリカの草原が広がっていて
夕日に向かって一人
お相撲さんが
四股をふんでいる
何故あの日
僕はふたを閉じてしまったのか
守るべきものなんて
まだほんの少しだ ....
君はどんどん奪っていく
やすらぐ
はずの思い出を

蒸発するだけの
存在と

信じられたらよかったのに

どれだけ
季節を繰り返し
君が過去へと沈んでも

君はどんどん奪って ....
夜が街を歩いている
きらきら きらきら
瞬く星や月を身にまとって
夜が昼間の街を歩いている
きらきら きらきら
なんとゴージャスな
きっと昼食もゴージャスに違いない
誰もが夜に注目してい ....
知らない足音がわたしたちを追い越し
立ち止まっていることに気づく
群れるものたちのすべてが
居場所を持っているように見えて
小さな声でいることに
少しだけ疲れて

彩られた樹木たち ....
レントゲンで見ると
親知らずは4本とも真横を向いている
真横を向いて他の歯を押しているもんだから
時に
歯茎の断層が崩れ大地震を引き起こす
それはもう
大地震だから
ガタガタと唇が震え続 ....
日曜の朝のイメージは白
だったのは子ども時代の名残
めざめるとそこかしこに
ラメみたいに散る朝陽

 日曜日だけは
 がっこうの一時間めのじかんに
 テレビアニメをやっていて
 だから ....
パラフィン溶けるセロファン
オイルの浮いた水面に流れる七色
トイレのついた睡蓮に剥がれる何色
爆発狂狩りの午後は機能停止の予感
バス発狂会のゴドーは昨日精子の悪寒
ハンバーガー回路ショートサ ....
夜のアンモナイトは仄かに蒼く光る。
海の恋人を想い出し、蒼くさめざめと光る。


遙か遙か白亜の海の底、アンモナイトの恋人達は。
手をつなぎ、心をつなぎ、ちゅらと散歩。
 ....
金魚もいないのに
君は金魚鉢を買ってきて
それから金魚の餌と
水道水の塩素を中和する
透き通った小さな薬品も
買ってきて

それでも結局金魚鉢の中を
金魚が泳ぐことはなかったのは
 ....
郵便受けに溜まった新聞が日焼けしていた
古い日付は、風に晒されて
更に風化した遠いあなたの
背中に張り付いて 
帰ってこない のに


201号室の、窓から入る西日を受けながら
忘れて ....
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1475)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
陽光月(ようこうつき)____おうぎの_まい- 砂木自由詩7*05-6-21
皮膚- umineko自由詩6*05-6-19
水葬- 黒川排除 ...自由詩305-6-19
ドーレパ- 完食自由詩405-6-18
田舎- 草野大悟自由詩8*05-6-18
うそつきは泥棒の始まり- umineko自由詩5*05-6-18
首を彫る- 銀太自由詩6*05-6-18
あなたを傷つけるためだけに- umineko自由詩3*05-6-16
衝_動- 大覚アキ ...自由詩205-6-15
こまめの_まくらもと- 砂木自由詩11*05-6-15
夕暮れメガロポリス- umineko自由詩4*05-6-14
ヘルメイカースルメイカー- ayu-m自由詩205-6-14
うじむし- マイマイ自由詩205-6-13
そら- さち自由詩12*05-6-13
ただいま- ベンジャ ...自由詩9*05-6-13
障子を_張り替える- 砂木自由詩8*05-6-13
首都高にて- 小池房枝自由詩1005-6-12
R指定- umineko自由詩4*05-6-12
そんな事より腹減らない?- 虹村 凌自由詩5*05-6-11
『赤い傷魚』- 川村 透自由詩3*05-6-11
ふでばこ- たもつ自由詩1305-6-9
気化熱- umineko自由詩5*05-6-9
- たもつ自由詩605-6-8
都市伝説- いとう自由詩22*05-6-7
親知らず- YASU自由詩305-6-6
リアル・ウィークエンド- 汐見ハル自由詩805-6-3
シルバーフィッシュエクソシズムNo.7- 大覚アキ ...自由詩3*05-6-1
「_夜のアンモナイト。_」- PULL.自由詩8*05-6-1
金魚鉢- たもつ自由詩1205-6-1
メゾン_『ノワール』- 千月 話 ...自由詩34*05-5-30

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