すべてのおすすめ
ここは螺旋の国なので
なにもかもが螺旋状にねじれています
太陽の光も風も雨もすべて
螺旋を描いているので
草花も木も螺旋の形に育ちます
国内で生産される物はどれも
螺旋の形をしています ....
深層





少年が詩を書いている

ピカデリーサーカスのストリップ小屋で

メモにボールペンで

少年はだれにも詩を読ませない

詩を書くことは脱ぐことだ といった詩人 ....
  


  部屋にばかり詰めていたので
  気分転換にちいさな125cc のバイクに乗ってきた
  新興郊外都市 背高のっぽのビルが立ち上り
  丘の上を占めていた 大きなマンションと
 ....
 


  うっそうとした森の中では
  樹齢何百年という倒木が横たわっている
  かすかなひかりの帯を浴びて
  そこにはみどりの新芽が生えている
  根をしっかりと下ろして
  樹 ....
夕暮れ部屋の中で
君はキットカットと
出掛ける支度に夢中
俺は鱈のムニエル作りに夢中

いつものまな板の周りに
時々の鱈が甘塩で二切れ
その親愛なる白身を
俺から奪わんとするエノキとシ ....
カット!

違うんだな そのコーヒーカップに入ったスプーン
もっとクルクル回して
ユダヤ人ならもっとクルクル回すんだよ
そう 頭の中で目の前の恋人のことも考えるし
干してきた白いシャツが乾 ....
晩秋の午後四時
まだ夜ははじまらない
こんな時間に酒を飲んでいるのは
私の朝が今日は午前四時からはじまったからだ
ふつうと数時間ずれているのだと考えてほしい
ああそうだ
確かに
先月の私 ....
降り注いだ 空を埋めるほど
降り注いだ降り注いだ
降り注いだと言うよりも刺さった

刺さった 先端は鋭利だ
刺さった刺さった
刺さったと言うよりもえぐった

えぐった 体内で回転した
 ....
「かたぐるま」

 大すきなパパへ
 パパがいなくなって
 ぼくはさびしい
 パパのせなかにのぼってみた
 空はとってもちかくて
 手がとどきそうだったよ
 ママはパパはお空にいっちゃ ....
海岸草原のみどり
はまなすの赤
萌たつ草の焔の中に
風露草のうすもも色

原生花園をぬけると
落ちていくように
空がりょううでを広げて
濃紺の海がひろがっている

道東の海は冷たく ....
こうして
らーめん食べてると
あったかいなあ

白い女がカウンターに汁を激しくこぼしている
あきらかに絡み付く独り言を言う人だ
やばい
僕もかなりヤバイ
さっきから肩が回ると変な音が ....
こまったことばかり
おこる

自分の身の丈がわからなくなってしまった

それで窓を空けて
手帳ももたずに
スキ間があき加減の
スケジュールやりくりする


東の空に火の手があがる ....
小雨の降る日
林檎もぎは雨合羽を着る

雨水が肌に流れてくると
体が冷える

袖口と 首を
丁寧にタオルでふさぐ

滴に濡れた林檎は
しんとして曇り

ひとつ ひとつ 手作 ....
とおくへいってはいけません

うん ママ 
    わかったよ ママ


あしかドン、あそぼう
    うん。あしかゴン、なみをとんでね
あしかドンはじょうずだなぁ
    あしかゴ ....
  


観音山のすそ野に拡がる田が
今年は三色パステルの絨毯になって
そよと花が揺れる
ときおり
少し遅れて
風にすれる音が続く
明日
あの人に見せたい
と思う場所が
またひ ....
他者を語る私は どこか残酷だ
私は他者にはなれないし
私は私でいるしかない 

人はどこまで
他者に近付けるのだろう
私には明確に皮膚がある
寄せつけないため

私のやわらかい部分
 ....
あたしがベッドで寝ている

写真



あなたは一枚持っていた


白いショーツ



隙間から

こぼれてほしい

という

欲望



よだれ
 ....
まとわり とけない まなざし
つめない にもつに とまどう

あかるい まよなか のみちに
めをとじ かすかに ほほえみ

どこへも いけない かなしみ
どこへも むかえる  ....
  
  
ももとあそんできた
  ももはねるところだった
  ぼくがてをだすとももははをむいてかみついてきた
  もものあたまをなでた
  りょうてでぎゅっとなでつけた
  も ....
あしたシャガール展を見に行く,夢美術館。恋人たちの祭典、かぎりなくそらを飛んでエ
ーテルのなかを自在にテレポテーションする指輪。宙に浮く感覚とはどんものだろう。不幸にしてぼくはあまりシャ ....
わたしは
いつも受け身だと思っていたし
それを、ある漫画をコンビニで読んだとき
いつも殺され続けてきたということばに出くわしたこともあった

わたしは祝福の嵐の中殺されふみにじられてきた
 ....
あんなに憎んだ女の夢を見た

あいつも私と同じくらい

私を憎んでいるはずなのに

なぜか二人は仲良くお好み焼き

目の前で焼かれているものは何?

せめて夢の中だけでも

上 ....
とても淋しい人と会って
とても淋しい話をした
とても淋しい店でした食事は
そこそこに美味しかった
それからとても淋しい歌を歌って
とても淋しいさよならをした
目の高さで手を振ると
そ ....
ほら はやくおきなさい
なんどもゆすられて
めをさました
まどのそとはまっくらで
てんじょうできいろいでんきゅうがひかっていた
おじいちゃんはしんけんなこえで
ほら はやくしたくしなさい
 ....
(ア、ア、マイクテス、テス、本日は晴天なり。)
がぁーん チャペルの発声
ほとばしる 薔薇 バラの花びら
ひゅうひゅうと襲われる

トレーシングペーパーで透かしても
バラの雌蕊は包まれて  ....
もじれつ のはいれつに
ふるいに かけられた
おでこーろん 

さややかに よこにも
つるきん たてにも

とろく とろ とこ
ちいちゃな いしは 
はじきとばし おー

お ....
死が消えていったね

薄暗い画面を見ながら
私は思う

地面が割れて飲み込んだ
山が崩れ地を這った
水がすべて押しさらった

今も

だけど死は画面にはいない
あるのは
凍え ....
  

   仔犬の
   ももちゃんがいない
   (たんぽぽの綿毛のような

   蟷螂のように
   さみしかった


   *


   仔犬の
   ももちゃんが ....
どうしても空を飛びたいらしいので
象が踏んでも割れない筆箱をあげると
「二郎さーん!」と言って地面に投げつけた

私は冷や汗をかきながら
「確かに弟ができたら二郎と名付けるつもりでした」
 ....
ちさ とり わけ た
ちせ ゆく ほほ に

まわす ひばな のの
まざる ひざし やや

さと せぬ から な
くり ゆく みや や
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1482)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
螺旋- アンテ自由詩8*04-11-4
深層- 天野茂典自由詩504-11-3
幻覚新興都市- 天野茂典自由詩304-11-3
明日に向かって撃て- 天野茂典自由詩404-11-3
ムニエル- 純太自由詩9*04-11-2
カット!- 純太自由詩13*04-11-2
晩秋、午後四時、- 佐々宝砂自由詩6*04-11-2
降り注ぐ極太- マスイジ ...自由詩4*04-11-2
パパ大好き- 桜 葉一自由詩504-11-2
- ダーザイ ...自由詩26*04-11-2
- 石川和広自由詩2*04-11-2
日々日々- 石川和広自由詩4*04-11-2
収穫- 砂木自由詩9*04-11-2
再生- 望月 ゆ ...自由詩5*04-11-2
連音/ゆうなんぎい- AB(な ...自由詩5*04-11-1
ピース- umineko自由詩704-10-31
現代詩- ピッピ自由詩904-10-31
きざし- 砂木自由詩7*04-10-31
満開- 天野茂典自由詩304-10-30
あしたシャガール展を見に行く- 天野茂典自由詩104-10-28
祝いことば- 石川和広自由詩2*04-10-27
反転- 快晴自由詩4*04-10-27
淋しい人- たもつ自由詩4004-10-26
くらやみ- アンテ自由詩304-10-26
ウエディング- 湾鶴自由詩904-10-26
かおんのしゅっぽっぽー- 砂木自由詩13*04-10-25
ジャパニーズ・ライスボールをふたつづつ- umineko自由詩504-10-24
ももはアイドル- 天野茂典自由詩204-10-23
飛行訓練- 木葉 揺自由詩24*04-10-23
みや_の- 砂木自由詩5*04-10-23

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