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こいさんや
もうちょい静かにでけへんか

そら、
お母ちゃんに買うてもうた チェーンソー
ごっつぅ気に入ってんのは
ようわかるんやけどな

あんまり振り回しよったら
しまいに壁、穴  ....
子供の頃のいたずらの跡がまだ 障子に残っているから ぼくは床に伏したままでも透視することが出来る 空は曇っていて 北と南で濃淡が違う あの人は傘を持っている カラスは濡れても構わない あるいは飛び立っ .... わたしは肋骨だ
              
肋骨はあなたを心から慕い

肋骨はあなたの心臓を守る

あなたの胸を打ち鳴らすものを

至近距離から呪いながら

肋骨はあなたの胸 ....
エアコンのない、
中途半端に古い家にいるものだから、
ほんとに蒸し暑くってかなわない。
料理なんかする気力ないし、
食欲ないし、
おまけに、
部屋のなかがへんになまぐさい。
生ゴミが腐っ ....
魚が手紙のようなものをくわえたまま
道の真ん中で力尽きているのを
少年は見つけました
水を泳ぐ魚にとって
ポストはあまりに遠かったのでしょう
少年は手紙のようなものを
代わりに投函しました ....
なな きり の むこう
ささ ゆめ も せいて

ほり ふかまる ゆびに
つげる さめた なつび 

こしかけた おお いし
なぞられる ほし よる

かた に おちる  ....
冷凍庫から取り出した氷の
溶けていく音が響いている
ちりちり ちりちり
静かな部屋に染み渡っている

窓の中では雲の
輪郭と輪郭とが
混ざり合いながら変化している
終わらない終われない ....
発車を告げる笛がとつぜん響き渡る
いつの間に電車が到着していたんだろう
みんな一斉にホームに駆け出す
ぼくも駆け出す
階段で足がもつれて転びそうになる
転んでいる人もいる
閉まりかけた ....
職場で黙々と仕事に励む

ふと気が付くと誰もいない

みんなどこへ行ったんだろう



サイレンが鳴っている

煙に包まれている

僕は取り残されたみたいだ



 ....
梅雨明けの午後3時、
高架化成った西武池袋線桜台駅。
昼飯食いそびれた背広姿のサラリーマン(俺)が
ベンチにて団子3串にかぶりつく。


頭ン中にはお気楽な音楽。
「カリフォルニア、 ....
私には顔がない
のぶちゃんはグルグル包帯の
ミイラ男みたいな顔持ってた たしか
と、思っている
水鏡にもお尻を向けられた
私 やっぱり顔がない
手鏡捨てた
三面鏡割った
別にいいや ....
白いシーツにくるまって
裸の足を少しのぞかせながら
「帰るところがないのぉ」って
まるでローティーンの家出少女みたいな
口調でさ
そう言ってみな

きみの横に滑りこんだぼくは
不器用に ....
傲慢な蒼さに
突き刺されて肌が痛い
高揚とするのが
負けたようで憎い


潮が照り返す午後
子供は競う
空の青さは海を
上手に飼いならしている


渚は囁きを止めない
無意識 ....
  ロックグラスの淵をふさぐ手の平
  中身は空っぽに満たされて
  そっと僕の息を閉じ込めた
  
  3月 せっかちな不結合のチリは
  町の中を撫で歩き
  時折、見せてくれる隙間に ....
ばらばらに散らばっていた いろんな言葉が
ひょんな瞬間体に まとわりついてくるんだけど
でも
知らない女の舌が
僕の肌をすっと すべっただけで
またそれはすぐに ばらばらになって消えてしまう ....
私たちは秘密の恋をしているから
今、この左右の本棚たちが倒れて私たちに襲いかかってきても
文句はいえぬ
指と指をわずかにからませ
古ぼけた本のカバーが少し破けて
顔を見合わせて、笑う

 ....
短い話の夢でした

ひらがなばかりの
セリフであって

半袖ばかりの
人と逢って

ところどころは
知る場所なのに

どこか遠くへ
運ばれて

目覚めたところの
この家の ....
はねられるときは
不意にやってくるから
はねられるときは
自由でありたいものだ
まずお気に入りの
ポシェットを身につけて
交差点を
まったくの無防備に
横切っていると
真横から
真 ....
人生に失敗したので爆弾を作った
場所はカフェがいいな
とりあえず街に出かけた

中世の面影を残す門をくぐったとき、
刻まれた紋章が俺の勲章に見えた
足の裏に石畳がズンズン響く

目の前 ....
 
 
 
 
ポンジュースが出るという噂と、狂おしいほどいつも通りの日々。例えば、そんな愛媛で風景している校庭が、東京の夕暮れの向こうにある。午後、水飲み場で、挨拶は永遠にすれ違っていく。す ....
絶対に望まないのが絶望なら
絶対に望むのも絶望だってば


     ループしたスカイウォーカー
     ループしたスカイウォーカー


端からいらない順番に並べてったらいつの間 ....
退屈をにぎりしめて
おもてへ出た

そぞろ歩きのアーケード
レモンの駅のホーム
まわるバスターミナル
あと3日で実が落ちるびわの木

ドアの前についた時
にぎりしめていた退屈は
ど ....
バナナが一本
海を底の方へ
ゆらゆら
落ちていきます
見たこともないその物に
身を翻し逃げていく
魚たち
大きなクジラが
大きな口を開けて
ザブンと飲み込む
夜、台所に行くと
 ....
血が欲しいんだ血が欲しいんだと繰り返し言うことが本当に必要だったらやってみるがいいよ今にじみ出すような本当にきみが必要としてるような世界は赤いセロハン一枚で事足りてしまうぞどうするんだ幼稚園児と手をつ .... ひとり

ひとり

ひとみの上

見えないように 浮かんでる

ぼくのひとりは 大きく 重く

ぼくの足元浮かんでる

ぼくらは いつでも 雨の日も

地球のどこかで浮 ....
雨おじさんが、
今日もたくさん教室の窓に張り付いて、
にやにや にやにや
わたし達を見ては、
弾けたり潰れたり消えていったり

雨おじさんが、
窓にたくさんたくさんの雨おじさんが、
 ....
ある時ダヴィンチが
金魚鉢を眺めていると
金魚がウインクしたので
「魔が差したんだろう」
と思った


またある時ダヴィンチが
散歩をしていると
電信柱がおじぎをしたので
「人 ....
ぽつぽつと飛び交う
耳障りな羽音
乾き損ねたコールタールに
再び水を打つ

門をくぐれば
生臭い土の香り
産まれ朽ち
吸い上げられる

老いた桜の木は切られ
残った切り株から
 ....
わんわん
吠えるものがあって
そのあたりを
おずおず
掘ってみたら
ぎょっ
犬の死骸が
ぞろぞろ 出てきた
ぶるるっ
熱帯夜の怪である
午前三時五十五分-

知らない女の子が ボクの手相をみてる
ぼくは、蛇ににらまれた蛇の手下のようにどきどきしてる-

小学生のころに京都で、知らない町を自転車で探検してて
角まがったらいき ....
チアーヌさんの自由詩おすすめリスト(1475)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こいさんや- 捨て彦自由詩604-7-28
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わたしは肋骨だ- RT自由詩9*04-7-28
夏のナイフ- 佐々宝砂自由詩7*04-7-27
童話(手紙)- たもつ自由詩24*04-7-27
まもる- 砂木自由詩5*04-7-27
溶ける、解ける、部屋の- 霜天自由詩404-7-27
電車- アンテ自由詩704-7-27
非常口- あとら自由詩3*04-7-26
桜台カリフォルニア団子ブギヴギ- 大村 浩 ...自由詩13*04-7-26
顔がない- 佳代子自由詩504-7-26
今朝早く君は物憂げにぼくのベッドから流離する- 山田せば ...自由詩904-7-26
ソラの画鋲- あみ自由詩404-7-26
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夜中、夜中- 捨て彦自由詩804-7-25
図書館の恋- ミズタマ自由詩3*04-7-25
短い話- 松本 涼自由詩6*04-7-24
テレポート- 黒川排除 ...自由詩404-7-24
自爆テロ- 木葉 揺自由詩6*04-7-23
午後、水飲み場で- nm6自由詩19*04-7-22
空がむしろ歩く- 喫煙変拍 ...自由詩804-7-22
ポケット- 望月 ゆ ...自由詩504-7-21
童話(海)- たもつ自由詩1604-7-21
ワンダーセロハン- 黒川排除 ...自由詩604-7-21
_○_〜- 佐々井自由詩304-7-21
梅雨の教室- 容子自由詩404-7-21
ダヴィンチの怪- たかぼ自由詩1904-7-21
羽虫の夕暮れ- あみ自由詩504-7-20
わんわん- みつべえ自由詩704-7-20
安田さんの家で- 馬野ミキ自由詩7*04-7-20

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