すべてのおすすめ
俺の瞳は
赤いガラス玉

ルビーみたいな価値はない
ルビーみたいな輝きはない

俺は ガキの頃
いじめられてばかっりだ
この赤いガラス玉のせいで

でも 俺は反撃した
赤いガラス ....
浜辺には
夕陽に淡く染められた
煙草が2本寝そべり

1本はまっすぐ横たわり
笑って空を仰いでいた

もう1本は砂にねじこめられた傾きで
しょげていた

あの日君が
「棄て ....
ほんとは

あなたはいくつ
顔があるの?

それ
どこにあるの?

わたしも顔は
いくつかあるけど
ときどきずれちゃって

あなたもときどきずれるとき
あるね
どきどきして
胸の鼓動が速くなる
逃げ出したくて
心の底がむず痒くなる

それはまるで

歯医者と銭湯に
いっぺんに行っているような感覚と衝撃

変な感じ

真っ直ぐで
正直 ....
勉強しなくちゃならない
それは私が挑戦すると決めたから
でも勉強どころか新聞もテレビも見てなくて
世の中のことが何もわからなくなっていた


本当は
ゆっくり部屋を掃除したり
お料理し ....
たとえば
紫陽花のころ
ぼくは
かかえきれない想いを抱いて
佇んでいる

ふりつづく
やさしい雨は
すべての景色を溶かし
なおも
ぼくの扉をたたく


願わくば 雨よ
ウテ ....
あまりの暑さにクーラーをつける
よほど暑かったのだろう
いろいろな動物たちが家に集まりはじめ
またたくまにいっぱいになった

長い部位をもっている動物はそれをたたんだ
肉食動物は捕 ....
ごうごうと響かせる飛行機と
大小不揃いの草むらの間
用途不明の建物が
誰かに忘れられてそこに居た

穴だらけの屋根はもう屋根じゃなく
その上でロケットみたいな煙突が出っ張っていて
いつか ....
両思いなんてものを
当人よりも先に
他人に知られてしまった
ときは 
ひどく やっかいだ

必要以上に
ぐるぐる ぐるぐる
と歩かされて
息苦しいこと
このうえない

それでな ....
星に飲み込まれていくのは 足音しかこの世に聞こえなくなるから

誰にも邪魔されない たった一人の夜道になる

ヘッドライトは僕の見せたくない部分を照らし そして流れていく

非常灯はチカチ ....
昨日、夢を見た

隣りで寝ているはずのキミは
夢の中では遠い人だった

キミを失わないように、
私は必死でキミを追いかけていた
みっともないくらいに必死で

でもその想いは届くことは ....
悔恨される音楽を聴いて乱読しよう雨
一粒・一粒残酷する高低の有無を生む
カラギナンの分量違いによる悲劇の午後
ミルクが凍る白樺の貫通する曇天
大体 曖昧な理由である毎日の労働
曇り空の孕む卵 ....
ときおり うなずく
うっすら目をあけて
アリでも ながめているのか
ここからは遠い
灰色の眼鏡には まぶしすぎる
桜の羽毛
さわっても怒りもせず
ときおりうなずく
貝のようなオ ....
人を善なる方向へ導こうとするもの、天使
それを邪魔するもの、悪魔

悪を悪と思わず
善を善と思わず
ただ己の意識だけを信じ突き進む

バカな思いでも
光も見えない闇の中のほんの微かな希 ....
雨に煙る国道は
遠く空との境が曖昧で
その上を僕等は はぐれないように
線を引きながら

雨に迷うのはここでもあなたで
いつのまにか迷っているのは僕だったりして
ここまで迷ってしまうのは ....
美しくない夕日などあったでしょうか
山の稜線に影を落とし
上空を見上げれば
雲が山の彼方から淡い橙色に染めあげられています
山と雲の間を
黒い点のようなものが
こちら側からあちら側へ ....
ひとつの生身である
わたしは
いま
海の声を欲する


この星を覆う
巨大な潮力によって
なんどもなんども
運ばれていく
その声が


遠いきみに
いつか
とどくように
新しい長靴に浮かれて
水溜りを探し
右足をそっと入れると
次の瞬間 目が回り
どこかに迷い込んでしまった



「噴水の広場」

あやまって
噴水の真下に立ってしまった
と 思 ....
ああ・・東京

汗とウマイものが混合する街

ああ・・東京

人情人情というが情け容赦ない街

ああ・・東京

人の歩く速さが淋しい街

ああ・・東京

モノポリーな街
 ....
夜になると

俺を迎えに来る

輝く鳥

俺はこいつに乗って

夜に

羽ばたく

月も触れそうだ

星も触れそうだ

夜の闇はそんな

できるはずも無いことを
 ....
果てしなく

広がる

夜の海に

俺はひとりで

ボートを出す

誰も

一緒に乗せる気はないよ

これは

俺の海だから

誰も

一緒には乗れない

 ....
あなたの好物を作ろうと
夕暮れ
サンダルを引っ掛けて買い物にでる

昨夜の 些細ないさかいの 償いに
海老の殻を
無心でむけば
いとおしさに変わるような気がして
という
無邪気な ....
部屋は湿度を保ったまま1℃室温を下げた
コラーゲンをたっぷりと含んだ豚骨が
とろりとろり
太陽の見えない窓に向かって行進を始めている
バター・ビーンのパンチが虚しく空を切ったTVショー
 ....
森の外で起こったことが
森の中にいる僕らふたりを不安にした
時計を持ったウサギを追って
彼女はいなくなってしまった

僕は食べかけのりんごを土の中に埋めて
君の帰りを待つ
やがてりんごの ....
湯気が泳ぐ
午後のバスタブ

すだれのゆらぎ

グラスにひろがる波紋

階段に降りる光のプリズム

ハンガーの行列

テーブルは水平に沈黙
椅子は離れ諸島

からっぽの ....
ぼくは
さびしい
っていうじょうたいがわからない
だからなにかがおこるたび
さびしいさびしい
っていって
みんなのはんのうをたしかめた
あるひとはとてもはらをたて
あるひとはまじめ ....
だんらん中に電話が鳴った
君があわてて受話器を掴む
こわばった顔が一気に緩む
娘が私立の幼稚園に
合格したとの連絡だった

待ちに待った吉報に
君が小躍りしてるから
僕も負けじとブレイ ....
鍵を見つけたよ
扉を見つけたよ
鍵穴を見つけたよ
扉を開けたよ

なんてすてきな世界!!

靴を覆い隠す
くるぶしくらいの花たちが
まるで海のように広がって
ざぶざぶと歩けば
蝶 ....
きのうヤマアラシが会いに来た
ぼくはおもった
なんで暖房を開発しようとしなかったんだろう

105円の雪見だいふく半分
そんなきっかけには重すぎるはなし
きみとぼく
体温と距離
じわじ ....
25階からの眺めは
とても遠くて
東京タワーと
高速道路が
きれい

大きな鏡に
自分を映して
何度も言い聞かせる

これでいいのだと

今はこれより
方法がない
だから
 ....
ひよりさんの自由詩おすすめリスト(2565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
☆133_アカイガラスダマ- 貴水 水 ...自由詩4*04-5-27
ロダンの煙草- 服部 剛自由詩7*04-5-27
- チアーヌ自由詩804-5-26
I_cannot_be_selfcontrol...- Lily of the ...自由詩4*04-5-26
時間金魚- さくらい ...自由詩404-5-26
立つ女に- 草野大悟自由詩504-5-26
すべてのものへ- たもつ自由詩3204-5-26
廃墟ロケット- 霜天自由詩804-5-26
ぐるぐるぐる- 望月 ゆ ...自由詩5*04-5-26
星空に足音- 真山 仁 ...自由詩104-5-26
哀しい夢と朝陽とキミと- さくらい ...自由詩204-5-26
レイニーデイ- 本木はじ ...自由詩904-5-25
彼女へ- 湾鶴自由詩504-5-24
悪魔と天使- もこもこ ...自由詩3*04-5-24
雨の国道- 霜天自由詩804-5-24
夕日- ワタナベ自由詩904-5-24
あいたい- 青色銀河 ...自由詩104-5-24
雨細工の町- 望月 ゆ ...自由詩6*04-5-23
東京- 純太自由詩504-5-23
☆132_ビッグバード- 貴水 水 ...自由詩8*04-5-23
☆131_ヨルノウミニ…- 貴水 水 ...自由詩204-5-23
てんぷら- 月音自由詩4004-5-23
雨細工の町- たもつ自由詩9*04-5-23
雨と無知- 本木はじ ...自由詩104-5-23
引越し- 湾鶴自由詩404-5-23
さびしいきもち- アンテ自由詩8*04-5-22
ダンス・ダンス・ダンス- あとら自由詩804-5-22
森園- ワタナベ自由詩13*04-5-22
ヤマアラシ- 船田 仰自由詩404-5-22
非常口- チアーヌ自由詩404-5-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86