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ぼく、
で始まる作文は良くありません
と先生が言ったものだから

ぼく、は
とりあえず僕の事はおいといて
まるで明後日の方から見た事を
喋り出す

ぼく、は
ほんとの僕が見えな ....
 水に浮かんで 流れる 花びら

 いっぱいの太陽の光は 水面下で

 あざやかな 光りのプリズムを作ってる

 たまに早起きしてみる

 誰も歩いていない街を

 一人で歩いてみ ....
書かれた言葉と
書かれなかった言葉を挟んで

あの日記は閉じました

喜びが込み上げてくる日には
書かれた言葉が読めるのですが

悲しみが込み上げてくる日には
書かれなかった言葉が読 ....
しきたりにそって やりすごそうと
しちてんばっとう しているうちに
かどがとれて しあわせなんですが
まんまるなので さかをころがりだしたら
もどってこれないきがして こわいんです
薄明かりの店内に客は僕ひとり 
喫茶店を営む初老の夫婦は
カウンターに並び夕食を食べている

時々{ルビ片言=かたこと}の言葉を交わすふたり 
幾十年を共にした歳月を物語る
並んだ背中の沈 ....
生まれてこのかた
親親戚に時々に
「色男になってこい」と言われ
床屋に数百回行けど
未だ色男にならず

理髪師のネーちゃんは今日も
真ん中分けで来た俺の頭を
オールバックにして見送った ....
 {引用=昨日からしていた 予感は

 たしか ・ ・ ・  

  足音はしなかったな。



   ちがう空気の流れは今日、

     全てを置き去りにしたまま

 すり ....
ねつっぽい
ねつっぽい
これはやばいかもしれない

目をとじると
黒くて大きなクマが
ぼくの目のまわりを
ぐるぐる ぐるぐるなぞってる
なにかいいながら

こんなときは早く寝たほう ....
この子への あいのかたち
辿りながら 夢へ誘う
眠れ 眠れや
明日は晴れる
夢に見るのは
月の舟

耳に聴いて こもりうた
包んだその手 もみじのように
眠れ 眠れや
雨の降る夜も ....
真冬の夜 迷い込んだ一匹の仔猫
薄汚れて ガリガリに痩せ細ってさ

お前 いいもん食ってないな
飼い主に捨てられちまったのか?
そいつは一言 ミーとだけ返事をした

ずっと昔 俺はこいつ ....
かえるのほっかむり

 (=めさきのきかないさま)

かえるのすきなキミが
キミがおしえてくれた
ボクの大好きな言葉

そしてボクらは
かえるのほっかむり

それでいいとお ....
 ちっとも
 届かない僕の声

 透明な空の向こうには
 揺れ動く自分の影が映ってる

 返しても
 届かない僕の気持ち

 西へ西へと太陽は
 確実に傾いて

 ひたすら ....
なれてしまうこと
わすれてしまうこと
わすれつづければ
けっして なれてしまうことはなく

かぎりなくむせきにんで
なんどでもくりかえします
しあわせなことを
かなしいことを

そ ....
どっちに進めばいいか分からないからって
いつまでも泣いてたって
結局笑ってる奴らと同じように年を食うんだ
ただ笑ってるのが許せないなら
自分の幸せの形探せばいい
泣いてなんかいないでさ

 ....
数学が苦手だって言うのに
もう少女ではないから
計算違いは許されない


髪を伸ばすこと
それは可能性
ダイエットコークの味を好きになること
それは目論み


統計では
きみの ....
彼らはその肉の産地が
わかっているようだったが
わかっていたんだなと
気付くまでに
俺は缶ビール一本を飲み干していた

俺の脳は密林育ち
どんな鳥もつまり
羽のあるデ・ジャブーにしか見 ....
空ばかり流れる雲なら

風の中を流れる雲にしてしまえ


地球上で悩み多きなら

いっそ心の中に

地球を入れてしまえ
小さな君が
絵をえがく

大きな紙に
まっすぐに向かって
まるで 挑んでいるかのよう

これっぽっちも迷わない
どんどん どんどん かいていく
どんどん どんどん 君の不思議が現 ....
こんなさびた暗いアパートに
なぜぼくは住まなきゃいけないんだろう


カスバの女をよく歌っていると
父さんに言ったのは母さん
その歌を二階の女の人は
今日は歌わず階段を降りてきた

 ....
戦争の前夜
挑む者はどのような心境だったか

逆行の世
傷みを知った者極楽へ行けば
そこは癒しの都
しかし教訓を地獄へ葬る

子が親を殺し
親が子を殺す
向こう三軒両隣互いに挨拶も ....
ねこがいた
まあるくなって
ねむってた

それはそれは気持ちよさそうで

僕もまねして
まあるくなって
ねてみたら
思ったよりさむかった

ねこを少し押してみた
 ありきたりの日常に
 道端に咲く花に
 健気さを感じて
 疲労気味の心を暖めてくれる
 
 どうしようもない
 感情の波に振回されて
 どこにたどり着くかわからない
 不安は煙草の煙 ....
鎌倉に住む私は
古びた寺の庭園の水の滴で岩を掘る
{ルビ水琴窟=すいきんくつ}の{ルビ音=ね}を忘れ
日々グレーのスーツに身をまとい
コンクリートの街並みに染まる石像群の一人として
朝の川の ....
真夜中の浜辺に独り立つ
君の{ルビ傍=かたわ}らに透明な姿で{ルビ佇=たたず}む 詩 は
耳を澄ましている

繰り返される波の上から歩いて来る
夜明けの足音

君の胸から{ルビ拭=ぬぐ} ....
年が明けてから まだ太陽を見ていない
外には{ルビ只=ただ} 冷たい雨音

静かで薄暗い正月


神棚に手を合わせたら
{ルビ揃=そろ}えた足元の床がへこんでいた

町では偽 ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
 僕の中には宝物がかくしてあるんだ

 だれも知らず

 実はぼくも知らず

 眠りに落ち

 リセットされた朝に

 ぼくの真実が

 ぼくの宝物を垣間見せる

 つぼみ ....
ここは違う世界の

ぼくらの無人島

誰も助けてくれない

けどぼくらは外に出たくなかった

ぼくらはこの無人島になれていた

さっき船がきたけど

僕たちを迎えにきたんじゃな ....
お酒をたくさん飲まされると
意識がいつもの倍ははっきりして
でも
頭はだるくて何も考えられなくなる

お酒をたくさん飲まされると
体の芯が熱くてジンジンして
でも
体はだるくて何もでき ....
 まぎれもない
 それは目の前に

 渾然とする
 雑草が生い茂る

 重なりあい
 混じりあう

 出会う
 別れる

 涙のよる
 喜びの赤提灯

 飛びあがる力
 ....
ひよりさんの自由詩おすすめリスト(2565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きろ、つきはなし- AB(な ...自由詩506-2-9
光りのプリズム- 炭本 樹 ...自由詩5*06-2-9
栞(しおり)- ベンジャ ...自由詩12*06-2-7
そろもん(ピークの話)- みつべえ自由詩606-2-6
夫婦の情景- 服部 剛自由詩7*06-2-5
色男- 純太自由詩506-2-5
よかん- しらいし ...自由詩8+*06-1-31
風邪- 日朗歩野自由詩306-1-31
こもりうた- とうどう ...自由詩14*06-1-29
ローダンセ- 腰抜け若 ...自由詩2*06-1-29
かえるのほっかむり- 日朗歩野自由詩306-1-29
待ちぼうけ- 炭本 樹 ...自由詩506-1-27
なみうちぎわのカニのよう- 日朗歩野自由詩606-1-26
詩がとにかく好きだ!- 腰抜け若 ...自由詩3*06-1-25
アルゴリズム_オンナの端くれ- 銀猫自由詩20*06-1-22
刻まれてゆくデ・ジャブー- 純太自由詩5*06-1-21
雲ばかり- 純太自由詩4*06-1-21
君の絵- 日朗歩野自由詩906-1-21
夜に咲く花- 純太自由詩6*06-1-20
逆行- 純太自由詩3*06-1-18
ひるね- 日朗歩野自由詩706-1-14
春よまだか- 炭本 樹 ...自由詩206-1-9
空の色- 服部 剛自由詩10*06-1-7
明け方の碧- 服部 剛自由詩13*06-1-7
初夢の青年- 服部 剛自由詩13*06-1-6
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
宝、時分の花- 炭本 樹 ...自由詩306-1-6
無人島- こめ自由詩106-1-5
拷問器具- 和泉 誠自由詩2*06-1-5
心に咲いた一輪の花- 炭本 樹 ...自由詩206-1-5

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