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昨日 はす向かいの家の犬が 
三匹の子犬を産んだ時
アフリカ国境のキャンプで 
百人の子供が生まれたらしい 

朝 すれ違ったランドセルの女の子が 
下駄箱の靴に忍ばされた画鋲で、親指 ....
君の身体にあいた小さな穴を
塞ぐこともできないような僕です

風が冷たくなってきました
風邪などひきませんように

そんなセリフは
可愛くもないけれど

せめて吹き抜けないように
 ....
 
 僕が住んでいるのは風の街
 東からも西からも 北からも南からも
 風が吹いて人は舞う
 街路樹も風に舞って踊ってる

 風の街では
 どこかで捨てられた言葉も飛んでくる
 寂しい ....
足先の温みが一つ消える こんな夜は

君が 遠い目をするものだから 


私は 少し寂しくて

シャリ シャリ シャリと 梨を剥く


窓辺にもたれて 膿む月を

仰いで君は  ....
たとえば
あなた宛てにメールを出して
それが
行方不明にならない
しあわせ

届ける
ことはできるんだ

つながってはいなくても
 

時折
いたずらな風 ....
りんごが5つなっていた
1つのりんごは、自分の行きたいところへ飛んでゆき
1つのりんごは、風の吹くまま飛んでゆき
1つのりんごは、悩みつづけたが飛んでゆき
1つのりんごは、ちからつきて地面に落 ....
行き場を失ったカモシカが少し考えた
でもなかなか浮かばない
簡単に考えると自分がみにくく見え 素直に考えるとばかばかしい
そこで、じっくり3日ほど考えた
答えは、素直に生きようときめた
どういう
ことかしら
丸い物を転がすなんて
何も転がさなくっても
わたしは、ひとりよ
自転する内臓が
閃いて

新陳代謝している
ぷふ
それも
わたしの限界を

諦めず
つ ....
視線をゆきます。

ひっそりとした
鋭角な色のない
告白にも似た存在の道

とぎすまされた意志の果てには重く輝く種子が宿る

涙で
洗われた深い瞳
そこに秘密を映す

答のない ....
駅の改札口から外へ出ると
繰り返し打ち上がる花火が
大輪の花を夜空に咲かせては散っていた

仕事を終えた男は
先週バーで隣り合わせた女と
待ち合わせた場所に向かっていた

日常の仮面の ....
真夜中の
骨の色素が熱を帯びて
暗く
暗く蒸発してゆくのです
未だに守れぬ約束へと

恐ろしく白い
わたしの骨は
いったい何を支えている
夢か幻か否現実か
未来は己で決める

 ....
空があんまりひくいので
きりんのくびは
つい空から突き出してしまった

そして見たくないものを
見てしまった

あああんなにうつくしいものを見てしまったら
もうぼくは
なにをみてもう ....
慣れないタバコをふかしながら
チューイングガムを開いた口に放り込む

くちゃくちゃくちゃ

ちょっと古かったみたい −賞味期限を一週間過ぎてる−
噛んだ右の歯茎がちょっと痛い −顎も少 ....
潮の匂いのする河口で
きみが釣り上げた秋は
きらきらと
ヴァーミリオンの鱗を煌めかせ
すっぽりと
きみの心に還っていった

ぼくはといえば
あいかわらず
仕掛けを空に垂らし
風を釣 ....
黒いドレスの少女の目差は
夢を射貫いて遠く羽撃く

永遠に透けた墓場へと
涙のあとが堕ちてゆく

約束のための雨垂れが
含んだ土へと帰る

私は時を経て
最果てに芽吹く

お早 ....
アスファルトの上に落ちていた
虫の亡骸を
土の上へと
いつかその身を
風にゆらす花へと
帰すまで
この身のゆらぎを
諦めに似た憂うつで
{ルビ現=うつつ}にゆらします

回転する
 ....
恵みは 希望を膨らませ
たわわに 蓄えられて行く

根ざす 大地は暖かく
不自由さに 逆らうことも無く静かだ

希望は満ちながら 腕から零れ落ちて
一面に 撒き散らされる

帰ること ....
(行ってらっしゃい)
宇宙の森で生まれた あなたと

あなたは今頃どの辺
七丁目の角かしら
目的は果せた?
わたしは洗濯をすますところ

留守のはざまで
不透明な静けさを淹れて飲むと ....
わたしは 鏡のなかで待っている

あなたを待っている



あなたは なにも知らずに
平気で 素顔を のぞかせる

わたしは みとれて 口ずさむ





月明 ....
帰ってきた さらに うすく かるく
まずしくなって これが ほんとうの
わたしだ まだ少量の毒をもつが
いつでも風にふかれて とんでゆける
きみのもとへ そして きみの彼方へ
{引用=音も無く 少し時雨れた 夕間暮れ


秋桜 ゆらり

 かしいで ゆらり

   涙の雫を 集めます



波間の 初音に 合わせ逢い

天女の羽衣 筋雲と

見 ....
人の嘘で
鳥は空を飛ぶ
鳥の嘘で
ドアは人を
閉じ込める
ドアの中で
人は鳥を
飛ばし続ける

+

いつも
三人なのに
いつも
八等分
してしまう

+

 ....
響いた翼はためかせて
風の声へ飛び続ける

閉ざされた約束の傷
脈打つ光へさらして
こえられない私をみつめる
罪色の翼に歌う

{ルビ現在=いま} 解き放つ時
押しつぶされそうな空へ ....
流れてきたんだね、あの子。
−だって、水が濁ってる。
太陽の光を浴びたことがないのかな。
でも、真っ白な運動靴、素敵だね。

これからどうなるかも知らずに
一日中、笑っていたの。
空がと ....
窓越しのアルデバラン

暖炉が背中でうたうなら
ベテルギウスは指輪にかわる

ポタージュの香り満ちる星座紀行は
甘くも、はかない



やがて旅人は
アンドロメダへの郷愁にかられ ....
ゆっくり ゆっくり
一粒 一粒
体にあたる

硝子の向うをただ見て
また目をそらして
うずくまる

ああ 私の中の何かが壊れる
ああ また死んでしまったよ

片に砂が一粒 落ちた
三匹のすもも




好かれて切ないすねすもも。
好けば嬉しやつややかすもも。
好きでうるおうおぼこのすもも。

それ、いちにのさん

恋で潰れた割れすももおっう

恋であ ....
時は無常にも過ぎてゆきますゆえ
おおきな流れを知って
現在地の私を知らなくてはなりません

息を静かにして
痛みの在りか
涙の在りか
かなしみの在りか
在りか
ひとときの微笑
つた ....
爆弾は
言いたいことを言うと
爆発
することもなく
カラスミのスパゲッティを
平らげる
それって美味しいの?
爆発的に美味しいッス
それから
小春日和の日差しに
少し傾いた
丸い ....
天神様の 秋祭り
出掛ける空は 青高く
吹く風 先っぽ 心地良い


今日はおめかし リボンのついた
私の好きな 赤いワンピース

隣町の 天神様まで
お姉ちゃんに 手を引かれ
お ....
ひよりさんの自由詩おすすめリスト(2565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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遠いきおく- しらいし ...自由詩22*05-9-27

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