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ツクツクボウシが鳴き細り
ぼくらの夏が終わる

夢をいっぱいにはらんだ風が
尖ってゆく

去年のいまごろ
あなたが放してやった
あの魚が
黄金色に輝きながら
ぼくらの明日を
運ん ....
逢うことは必ずしも救いとならない

つかめない泡のなかで
幾百の約束は
いさぎよく果てるためだけに
咲き誇る

散りゆく夜の
風たちは
雨に満たずに群れをなす
寄る辺をしずかに願い ....
−ブッシュ大統領、9月11日のテレビ演説より抜粋−

今日、多くの市民と我々の生活そして自由そのものが、一連の計画的な、命を奪うテロ行為で攻撃にさらされた。数千の命が、邪悪で卑劣な行為 ....
水色のキャンパス
白い花びら、ふたつ、みつ
風の描いたような君の唄
軽く手をふるハロー、ハロー


 鉛筆画の微笑みは
 鉛色の雫でできてるの
 はじめから
 うまくのれてなかった、 ....
いろいろな きまぐれで
そらのむこうをおもう

あきのかぜが さわやかで
おさけがおいしい

だれかきてくれれば
とてもうれしい

ひとりでも
なんとなくすぎてゆく


かわ ....
「生き春巻」です
店員は言った
メニューを見直す
確かに「生き春巻」とある
生き春巻は時々皿の上でもぞもぞ動くが
その間も気持ちを見透かすかのように
目のようなものでこちらを睨み続けて ....
どこかが ほつれているんだけど
見えない のは きっと
背中のあたりだから と 思う

(ハンスが)堤防の割れ目に腕を突っ込もうとしても
割れ目が見えないのはきっと 割れ目が
表面じゃなく ....
−軌跡−

それは
時には
複雑すぎるほどに曲がりくねっているようで
時には
単純すぎるほどに限りなく真っ直ぐなようで

一本の絨毯のようで
数千のピアノ線のようで

−軌跡 ....
鼻先をかすめた寂しげな風が
街の色を変えてゆく
音を消してゆく

それなのに
黒のタンクトップなんて着てる
それなのに
ビーチサンダルなんて履いてる

皆は気付かない振 ....
一面菜の花
白い蝶
饒舌な暦に
紋黄蝶
ひらひらと青い空を飛んで行くよ
戦闘機の青い影

いつのまにやら日が暮れて
饒舌な街の囀り舌平目
マグロ列車のテールの光り
チラチラ ....
僕は・・・・・ボクハ・・・・・
ツクリアゲタんだ。ボクを。

だから、大切な人よ。大切だった人よ
自分を責めないで

責めるならこの闇を責めてくれ

まるで嘘の上に嘘を重ねたような ....
ボクは無視を決め込み、眠りの闇に身を投じた

「ムカシノアナタハソンナデハナカッタ」
「アナタヲコウシテシマッタノハ・・・・ワタシノセイ」

「ウシナウツラサヲ、ダレモノゾマヌツラサヲア ....
休憩室の扉を開くと 
左右の靴のつま先が
{ルビ逆=さか}さに置かれていた 

ほんのささいなことで 
誰かとすれ違ってしまいそうで 

思わず僕は身をかがめ 
左右の靴を手にとって  ....
どこにでも
だれにでも
あるのに
ぼくにだけ ないことの
ほこらかさ
おのれの呼吸が
一つの音であるということ
それは
あまりにも気づき難くて
ともすれば
日々の暮らしの意味さえも忘れてしまう


月の満ち欠けは
暦の通りに
全く正しく空に映るの ....
一羽の鳥が空をゆく

わたしには
その背中が見えない

いつか
図鑑で眺めたはずの
おぼろな記憶を手がかりに
爪の先ほどの
空ゆく姿を
わたしは
何倍にも引き伸ばす

こんな ....
昆布の匂いがする、と

おんなの言うままに
おとこはそっと確かめてみる


漁師町で育ったおんなは
季節ごとの海の匂いを
知っている

おとこは
ただなんとなく海がすき、とい ....
いつの間にか聞こえなくなってた
あなたの歌声
いつの間にか見えなくなってた
あなたの笑顔

愛してるって伝えても
愛してるって伝わらない

どんな場所でも
あなたがいないこと
感じ ....
にゅうどうぐもが
もこもこ
もくもく
ぼくらの
ゆめのように
いきおいよく
たちのぼる夏

きみの
だいすきな
甲子園

ふたりで
応援しよう

ふるさとの
しょうねん ....
笑う満月の下で
ぼくらの明日は
三日月のように
尖足している

医者は
なにごとも
なかったかのように
また、今日も
尖った足を
創出する
僕らは空気を育てた
空気を育て空気と遊んだ
外を連れて歩くと
人はそれを風と呼んだ
空気は僕らを食べて育った
食べられて僕らは
その大きなお腹のようなところで
何度も生まれかわった
何 ....
引っ越したアパートは
薬屋の二階だった
辺りには小さな商店しかなかったが
近くに大きな川が流れていて
君の心を支えながら
よく土手を歩いた

神社には大きな桜の樹があって
薄紅の季節を ....
かちきな

ひとみが

うたうように

ささやくように

いうんだ

<おれもがんばる>

<おれもがんばる>




えむ

ふたりで

がんぱろな

 ....
本をひらけば詩人が語り出し
テレビの中では
ミュージシャンが愛をうたう
みんながぼくの中に
理想や空想をむやみに植えていく

まだ種であるぼくは
なに色にでも染まるよ
アサガオでもねむ ....
てをつないで
ふたり
てをつないで

かわべのみちを
あるいているのだ

はしって
はしって
かたでいきして

きらきら
あせが
ひかっているのだ

ごくごく
ごくごく ....
ファーストペンギンは
勇気があるから真っ先に
海に飛び込むんじゃないよ
後ろから迫ってくる
他のペンギンたちに押し出されて
ぽちゃん
こんな感じ

そう教えて
プールに飛び込んだ君を ....
砂糖にたかっていたアリを
靴で踏みつけた
おまえは家の子ではない
アリの巣から拾ってきたのだ
前の夜、酔った父は言った
群れは乱れ右往左往し
数十匹は難を逃れ
数十匹は幸せな表情 ....
ありがとう
ありがとう
中村先生
ありがとう

ありがとう
ありがとう
一パーセントに
当てていただき
ありがとう

ありがとう
ありがとう
ぼくの妖精を
壊してくれて、
 ....
わたしの手に
あなたの手が住み
眠り、少し起きて動くと
くすぐったいものが
わたしの中に届く

汗をかいて
わたしもうっすらと汗をかいている
守らなければならないのは
こんなに小 ....
たとえば
いま、ぼくらがみまわれている不幸とういうものの正体が
医者達のあきらかな過失により生じたと
ぼくらが
つよく
つよく
信じたとしても
それはそれとして
ただ
ただ
にこや ....
ひよりさんの自由詩おすすめリスト(2565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風のゆくえ- 草野大悟自由詩5*06-9-16
川霧- 千波 一 ...自由詩12*06-9-14
昨日、神様と少しだけ- いとう自由詩14*06-9-14
秋空のシルエット- 佐野権太自由詩20*06-9-12
きまぐれ- 日朗歩野自由詩706-9-11
曇り空- たもつ自由詩17+06-9-10
ほ・つ・れ- クリ自由詩6*06-9-9
”僕ら”という存在- もこもこ ...自由詩6*06-9-8
夏の思い出- れるむ自由詩506-9-7
マグロ列車の車窓から- あおば自由詩5*06-9-3
サジョウノロウカク(結ノマキ)- もこもこ ...自由詩2*06-9-2
サジョウノロウカク(転ノマキ)- もこもこ ...自由詩1*06-9-2
- 服部 剛自由詩24*06-8-31
そろもん(天邪鬼の話)- みつべえ自由詩406-8-30
ノクターンには逆らえない- 千波 一 ...自由詩19*06-8-30
鳥のうた- 千波 一 ...自由詩17*06-8-22
海の匂い- 千波 一 ...自由詩18*06-8-21
Autumn_wind...- Lily of the ...自由詩3*06-8-21
応援- 草野大悟自由詩1*06-8-14
尖る足- 草野大悟自由詩3*06-8-12
朝、後姿- たもつ自由詩1606-8-10
支え続けるもの- 佐野権太自由詩44*06-8-9
おれもがんばる- 草野大悟自由詩206-8-4
ぼくはぼくになりたかった- アルビノ自由詩406-8-2
ゆめ- 草野大悟自由詩6*06-8-1
ファーストペンギン- アイバ  ...自由詩18*06-7-27
ブラックジョーク/ホワイトノイズ- たもつ自由詩20*06-7-24
ありがとう- 草野大悟自由詩6*06-7-23
ある、手に、- たもつ自由詩1906-7-22
再生の詩- 草野大悟自由詩4*06-7-17

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