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この冬 もっと寒くなればいい
私は心をにぎりしめて
せいいっぱい凝縮して
限界まで純度を高めたら
その想いを 一粒の
深く 深く輝く 言葉にして
あなたに届けられた ....
今まで積み上げてきたすべて
足したり引いたりの繰り返しの中で
今になって足りないことに気づく
知らぬ間に見うしなってしまった
何か大切なものを
打ち寄せてくる波がさらってゆく
ゴミ ....
晴れた日の夜空に輝く星は
あれは人魚の涙ではありません
晴れた日の夜空に輝く星は
あれは夜鷹ではありません
あれはぼくの右ポケットからこぼれ落 ....
プリーズ Mr.ポストメン
運んでよ
春風みたいに
やさしいニュース
遠い北の牧場で
牛の奇病を看破した
若い獣医が命を絶った
彼女を
殺したのは 誰?
自分よりか弱きものが ....
夜中にふと
トイレに行きたくなる
でも起きられない
ほんとはまだわたしは眠ってる
暗闇のなか
いろんなことを思い出す
並列した思い出たち
クリックしたらすぐ次のページに行くよ
かな ....
あぁ こんなに晴れた日には
眩しい朝日を受けて微笑みたい
幾多の光の線をたばねて
心を包むかごを編みたい
朝には朝の
そんな笑顔でいられるように
あぁ こんなキレイな星の日 ....
※過激な表現と受け取れるものが含まれています。気分を悪くすることもあるのであらかじめご承知ください。
死ねないから 死なないのか
死ねないから 生きるのか
流れる紅い血を眺めれ ....
愛はよくわからないけれど
好きでいるのは
簡単
夜
星を見上げるのが好きです
それと同じで
あなたが
好き
星が降るわけでも
あなたに
届くわけでもないけれど
....
どれだけ曲がりくねった道を
振り返っても 見通せないような
けれど
今に続いていることは確かで
そこで出会った人たちは
僕がこの道を歩いてきたから
出会えたんだね
いつの ....
飛び出した街で
晴れない空が
灰色の夢に朝を待っている
電信柱の下の窓辺では
気象予報士が雨だというので
ブラウン管は沈黙したまま
喋らない
ここでは僕等の関係が希薄だというので
....
低い音 鳴ル
スピーカーから聴こえる 声
低い音 鳴ル
昨日とはマタ違う 声
今日が昨日ではなくて良かった
声は確かに{ルビ二重=ふたえ}に重なる
群青と橙々と紫
その中の白にな ....
たいないのすべての
あたたかさをもって
たましいは
わたしのからだに
どどまっている
だから
たましいは
あたたかいものに
びんかん
つめたくなった
たましいでさえ
....
大粒の涙が
ちんまりと正座して
嗚咽をこらえ
ぽろぽろぽろぽろ
反省している
それを見ていると
ついつい
ついつい
よかよ
もう、よかよ と
ぼろぼろになって
頭をなででしま ....
日付の裏側で微笑んだり
「おはよう」に
「おやすみなさい」と
噛み合わない会話でも
それはそれでいい
はるばる空はどこまでも
はるばる海はかなたまで
途切れることなく流れ ....
昼下がりの午後
うとうとしながら私は
かがみのなかの真っ白な牛の夢をみていた
牛は顔をこちらに向けて立っていた
弟の絵にそっくりだった 聖なる牛だった ....
脚の生えたサカナがレジを打っている
白いカラスが新鮮な品物を輸送する
18本脚のタコがてきぱきと品物を並べていく
小型のゾウが鼻と耳を上手に使って清掃をしている
青い瞳をしたウサギが惣菜をつく ....
指先一つで簡単に
時間を支配できたらいい
会えないときは早回し
一緒のときは止めてしまう
永遠さえも手に入れて
それをあなたに捧げたい
もどかしさがつのらせる
想いもあるとい ....
僕はどうしようもないほど
危なっかしくて
何も信じられなかった
お金も名誉もない
詩人とも言えない
ただ
詩を書くのが好きなだけの僕が
信じていたのは
....
力の抜けた指先
軽やかに動いては
言葉を並べて楽しんでいる
自分が自分であることを確かめたくて
無意識に飲まれないことが
その証明になるのなら
身を削って書こうじゃないか
....
好きな人と一緒になった場合は
間違ったふりをして全部の階を押してください
目的の階まで長くいっしょにいられます
好きな人に思いを伝えるときは
すべての階のボタンを押してください
目的の階 ....
大潮の日に
満月に向かって
車を走らせ
家路を急いでいると
どこからか
海の匂いがして
どこからか
いるかの笑い声が聞こえ
ぼくはなんだか
きみといるときみたいに
あたたかく
お ....
おなかが空いたら
君の笑顔を食べて
満腹なはずなのに
どうしてだか口が淋しい
空を涙で濡らしてください
虹がかかるのですぐに渡ってください
渡りきったら壊してください
誰にも追われないようにするためです
僕の知らないところへ行ってください
僕のことは忘れてください
....
そうですね
貴方の言うとおり成す術も無い子供です
そうですね
貴方の言うとおり常識の無い人間です
だから
どうしたというのですか?
それを
個性とは認識できないのですね
たんに
....
もうすべてうすっぺらになっちゃった べこべこ
もう吹き飛んでしまいそうだ こんなはずじゃあなかった
もっとカリスマだった もっとカイワレ大根だった
それがもう べこべこ しゃれに ....
小さな公園には
ぼこぼこの砂場と
青いブランコと
黄色の滑り台と
赤茶の剥げたベンチがありました
他には僕と君がいました
僕たちはまだ真っ白な友達です
涼しい街を
旅するさかな
大きな瞳で
まばたきするよ
かなしい夜は
明るい街で
楽しい夜は
深い闇のなか
旅するさかな
今夜もひとり
止まることなく
回遊するよ
さ ....
白い大理石の上で眠りたいの 赤ワインを1本と少々飲んだのよ
ヒンヤリした床の上で丸くなって眠りたいの
ここが美術館の巨大絵画の前でもね
例えば 誰かに「あっちにお行き!」と言われたら
....
そこには居ないものの影が
たくさんの影に混じっている
やわらかい草と硬い草の境いめを
音はまぶしくかき分ける
紫に囲まれた桜色の道を
ふたりは手をつないで歩い ....
地底のマグマを噴出し
地形を変え続けるガイア
低いところに水を蓄え
緑を育てるガイア
あなたのぬくもりに包まれて
無数の命が育まれる
何もみかえりを返せな ....
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