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水銀の光の一粒が
横へ横へと動いている
ゆうるりと回転し
他の光をかき分けている


てのひらを巡る
遠いみちのり
つもるうつろ
熱の轍


まるめられた透明が ....
いつものように
バスを待っていたら
象がきた
大きな耳のようなドアから乗る


いつもの道を
いつもどおり走っている
だが停留所が
いつもとちがう
  パンパス三丁目 オアシス北  ....
あなたは変わらず
ぶっきらぼうで

歯に衣着せぬ物言いが
むしろ心地よい

十数年ぶりに席を並べて
仕事をする

あの頃とは
立場も背負っているモノも違うけど

変わらぬことに ....
誰かにおやすみと言って欲しいのですね

そうじゃないと

また眠れないのですか

せっかく作ったゆりかごから

落ちてしまうでしょう

1本だけ寂しげに咲く

赤い椿

は ....
 
使い古された祈りのように
どこまでも机が並んでいます
その先には針葉樹林があって
仲の良い母と子が
なくした傘を探しています
木洩れ日が揺れて
ときどき音なども聞こえてきます
 
「ひでぶ!あべし!あちゃちゃちゃちゃあ!」 

歌舞伎町のライブハウスで 
登場した幕間詩人の 
雄叫びを聞いた翌日 

職場への道を歩いていると 
古びた赤いポストの下に 
「北斗の ....
いい音は
まいにち変わる
天気で変わる
時間で変わる
気分で変わる


いい音は
うるさくない音
いい音は
静かな音
いい音は
こころにしみる音
いい音は
こころをうごかす ....
生徒からもらった手紙には
「わたし先生がいなくても頑張ってるよ」
って書いてあった

渡り鳥のように教室をめぐる僕は
だからこそ一つ一つの授業を大切にする
うまくいかないこともあるけれ ....
いまいましい季節が過ぎ去って
春の匂いを運んで
ちいさな風が
独り言を
ちっちゃな声で

ほんにゃら ほおい

赤いランドセルに
まだおんぶされているような
ふきのとうの葉で
傘 ....
ぼくは いなくなろうとおもいました

だけど みんなはぼくに
みずをあたえ たいようのひをあびさせ えいようをたくさんくれました

ぼくは みんなに ありがとう をいわなければいけなくなりま ....
君と僕の
柔らかすぎるところは
交わりやすくて

忘れているわけじゃないけれど
柔らかすぎるがゆえに
止まることができなくて

傷ついたと言われるまで
君に言葉を投げてしまう

 ....
午前1時の暗闇の中

部屋の窓から

教会が見える

十字架がネオンになっているんだ

あの教会の前の十字路で

「サヨナラ」と言った

子供が学校の帰りに言う

「皆さん ....
ちんけな権力ステル
偉いと思う心すてろ
ステルすてろ

ちっぽけな自分ステロ
金をすてろ
車をすてろ
服を、食い物を
家を
すてろステロ

ステルすてろ
年寄りをすてろステル
 ....
ある朝
寝ぼうした
とりさんは
ふかふかの羽根にくるまれた
とりさんは
夢ごこち
あっちへふわふわ
こっちへふわふわ
風にとばされてしまわないか
ボクは気が気じゃないよ
夢ごこちで ....
ごらん、あれが銀河というものだ
今日みたいな湿った夜に
こんなにくっきりと見えるのは
とても珍しいことなんだよ

僕は君たちに星は動いていないと教えた
地球の自転の見かけの動きなのだと ....
 コトリとした
 小さな違和感を
 いつもいつも大切にして
 彼女は生きてきました

 胸の中で
 コトリと鳴るたび
 どうしてだろう
 と問いかけてきました

 どうしてだろう ....
世界がもう少しちいさかったなら

お互いがお互いを理解することも
やさしかっただろう

世界がもう少しちいさかったなら

お互いがお互いに対して
やさしかっただろう

世界がもう少 ....
「お前ひとりくらい入れるぜ」

急に降ってきた雨

折りたたみの傘が
小さくてごめんねと言う

持っていなかった
多分
雨は大丈夫だろうと思ってた

帰り道
何も話さないかもし ....
きょう
たんぽぽとはるじおんを食べた
すこしだけ耳が伸びて
神様の声をきいた


あしたは
すみれとばらの花を食べる
すこしまた耳が伸びたら
まだ聞いたことのない
あなたの声が聞け ....
疲れ果てて
今日が始まった人たちと
逆行して帰っても

朝日に照らされると
なぜか顔がほころんだ

時間は平等なはずなのに
僕の時計は気がつくと遅れている

一歩、右足を出すと
 ....
金の糸
きらり

束の間の晴れ
雲の間から光

銀の糸
きらり

今日雨が降り
葉の上つるり

金の糸から光
明日は天気に
なあれ

銀の糸から光
明日は元気に
 ....
そでとくびのながい
ふくがすき

なるべくじっとして
はるがきたかどうか
うたがっている

もうサクラは
ちったというのに


ぼくは
すきだったのかな
失って気づく
こんなにも愛していたことに

涙が流れる
もういないあなたの席を見つめて

話しかけると不機嫌な顔
「邪魔すんなよ」って顔に書いて

それでもいつも
向き合って返事を ....
淋しくなると月を見る


たったひとつしかない月を

知らない誰かと
この一瞬を共にできているかもしれないと
期待しながら
月を見る


ひとりじゃないよと
自分に言いながら
 ....
ナイロンで滑る指
艶めかしさに酔い
月の果てに漂う

今宵の月
冴えて

今宵の月
独りで

輝いている


 夜の屋内プール
 水面に反射する
 水銀灯・ナトリウムラン ....
夜空に
子宮が赤く
月となって
浮かんでいる

夜空は
インディゴや
プルシャンブルーや
ビリジアンで
幾重にも
塗り重ねられ

ナイフように
尖っている



窓辺 ....
こっそりと
ゆびわをかじると きいん とする
ぽっかりと
ちいさなあなのあいた夜

空の一部を
せろはんてーぷのぎざぎざで
ひかりのかたちに
切り抜く


わたしのへやで
ちか ....
頭の中は何色?

私は 『赤』 と言う ダンサー。
俺は 『青』 と言う 科学者。
僕は 『緑』 と言う 思春期の子。
我は 『黒』 と言う 小説家。
Meは 『黄』 と言う 通訳者。
 ....
あの夏の夜 日焼けした月に 手を伸ばしたボクは
触れた君の手に ボクの体温を 悟られないように
頑なに なんともないフリをして....

君に何を話せただろう 君に何をしてあげれただろう
 ....
人体模型は海を見ていた
筋肉の組織も内臓も剥き出しなのに
それは自分の何をも語りはしない
こうしていると
かつては本当の人間だったのかもしれない、と思う
電池の切れた玩具を
大事そうに ....
ひよりさんの自由詩おすすめリスト(2565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとつ_ひらく- 木立 悟自由詩608-4-25
マンモス- yo-yo自由詩9*08-4-25
再会- kauz ...自由詩6*08-4-25
@椿- 貴水 水 ...自由詩408-4-24
- たもつ自由詩708-4-24
ケンシロウの行方_- 服部 剛自由詩7*08-4-24
いい音- ふぁんバ ...自由詩4*08-4-24
「花束」- ベンジャ ...自由詩7*08-4-24
ほんにゃら_ほおい- 乱太郎自由詩26*08-4-23
生きることそれは、- そらの  ...自由詩3*08-4-22
諍いのあとで- kauz ...自由詩6*08-4-22
@教会- 貴水 水 ...自由詩508-4-20
ステルすてろステロすてる- 草野大悟自由詩208-4-20
夢のとりさん- ここ自由詩708-4-20
「光砂の海」- ベンジャ ...自由詩4*08-4-19
コトリ- 伊那 果自由詩108-4-19
「世界がもう少しちいさかったなら」- ベンジャ ...自由詩3*08-4-19
@ひとりなら- 貴水 水 ...自由詩308-4-19
- yo-yo自由詩20*08-4-18
大きな木偶の古時計- みもる自由詩308-4-18
「金の糸と銀の糸」- ベンジャ ...自由詩4*08-4-18
おいてけぼり- 日朗歩野自由詩408-4-17
「ずっとずっと好きでした。」- Lily of the ...自由詩3*08-4-16
- 舞狐自由詩6*08-4-16
ナイロン- kauz ...自由詩11*08-4-16
赤い月- 草野大悟自由詩208-4-15
月を飼う- はな 自由詩15*08-4-15
いろいろ十色。- そらの  ...自由詩2*08-4-15
あの日〜ゆれたこころ- もこもこ ...自由詩2*08-4-14
記憶- たもつ自由詩2408-4-14

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