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財布の中で
二度と巡り会えそうもない指の動きは
千円札と別れる為

明日も会ってくれるのか
どうかもわからない恋人の為に
今日もまた財布に指を入れる

そして俺と君は
野球場でホーム ....
滑り台の上で滑り出せずにいる
後ずさることも出来ずにいる
飛行機が滑り込んでくる
地面すれすれ
空気が摩擦して
夏が濃くなる

毎日を鏡に映してみても
逆さになる他は何も変わらない
 ....
食うまえに
ちょいと
遊んでやろう


ゆとり
みせて
足で押さえつけた
とたん
ハクセンシオマネキの
大きな右手に挟まれ
苦悶している


不覚!


宇宙のように ....
受け入れることはたやすい
おまけに気持ちいい
感謝までしてもらえる
でもみんな
みんな
置いていってはくれないの
わたしにはもう
何も残っていないのに
もしも もしかして
わたしが きように よわたり じょうずな はとだったら
きっと きょうも くるっぽーとないて
ぽっぷこーんを もらうだろう

でも そんなふうには いきられなくて ....
蒲焼きなんかにされてたまるか!


威嚇のために
鰭をいっぱいに広げて
跳び上がったのがいけなかった


まんまとハリにかかり
ひゅん と
潟スキーの人の手に
おちてしまった
さよなら、のつぶやきは
はらはら おちる おちばに にていいる

ほんとうは のみこんだのは きせつだけじゃなくて
うつりゆく なつに ちょっとした せんぼうを おくる

わたしは くちも ....
こんばんは
泊めてください
って
うちは旅館じゃ
ないんですけど
帰ってください

と言いつつ
かわいそうなので
戸を開けると

彼が入ってくる

なんでこのひと
毎日みた ....
バス停に立っている男の人を見て
フラミンゴだと思った
眼鏡をかけ
顔色は浅黒く
腹がぽこりとつき出ている
かつて、そんなフラミンゴを見たことがあるか
そうでなければ
自分がフラミ ....
学校ひけたら
駆けていく
あの駄菓子屋は
今も そのまま?
鬼ごっこした
松ばやしは
いつの間にか
駐車場

それでも 
ここは あの頃の匂いがする

初めてキスした
公園の ....
4歳のこどもを
正面から抱っこすると
つい4年ほど前には
お腹の中にいたことなど
信じられないほど大きい

わたしたちひとつだったはずなのに
分裂したね
さびしいけどもう元には戻れない ....
今宵もまた月が満ちてきました

さ、唄を歌いましょう

この時間の空気はゆっくりと冷えてきて

昼間の暑さがウソのように溶けていきます

世界は藍色に染まり

空には散りばめられた ....
頭の丸みと髪の流れに沿って
手の平を浮かべる
カメラは遠くで蝉のごとく鳴り続け
レンズは割れんばかりに照らす

足を水桶へひたす
過去にも存在した気のする
記憶をリピートさせるよ ....
(1)

駅から海へ
雨が落ち
いつもふたり
草のことを話して



(2)

質屋の縁を
魚らが訪問するよ
季節はとっくに
冬めいてね



(3)

義 ....
                  「メリーゴーラウンド」 2

  永遠

きりーつ れーい
間延びした声で
教室の空気がとつぜん生き返る
窓のそとをぼんやり見ていると
クラスメ ....
ころん
ころん
ひっくり返って
泥を背鰭につけている

ころんと返って
ころんと起きる

ころん
ころん

ころん
ころん

あちこちで

こんもり盛り上がった干潟の上 ....
「あれだけは、あたし大嫌いだから。」
ヨシ君のお母さんはダイニングで
ひよこ豆をクチャクチャやりながら
ぐにゃりと頬をゆがめた
さっきからの話の流れだと
茶飲み話の主役は蚊のようだ
あれは ....
いたい いたいと ながすなみだは
ちゃんと ぼくを うるおす ちからを もっている

ひたひた な かなしみに
じわじわ の ブルー
うるるん うるおして
じわり じわり

ぼくの ....
揺れる陽炎に 渇水し干からびたミミズの死体は
祈るように折れて アスファルトの道なりに続いている

あと数メートル先に 花咲き誇る 土の庭があるというのに
透き通る炎の中で 養分さえ焼き尽くさ ....
もう、かれこれ二時間ばかり
ゴカイの長い横っ腹に
食らいついてはいるが
どうしても
飲み込めないでいる

隣の奴は
ゴカイの頭の方に回り込み
うどんでも食うように
つるつると
器用 ....
蝉が時雨れている8月の
呼吸がぴたりと止まる時がある
子供達は公園でぶら下がっていて
突然の静寂にゆれている

初めてついた嘘はどこへやったかと
懐かしい引き出しをひっくり返すと
初めて ....
「俺って結構まじめなんだよ」
っていう男は多い
ほんとに多い
いったい何が言いたいのか
さっぱりわからない
心の中では
「へえー」と答えてるけど
別に言わない
繁華街のホテルを出た
 ....
ひょいひょいひょいひょい
ひょいひょいひょい

ひがないちにちおどってる

ひょいひょいひょいひょい
ひょいひょいひょい

おおきなみぎてでおどってる

自分律をおどってる
子どもの頃
毎日なんか 食べられなかった
母さんと おつかいに行って
ときどき買ってもらって
店先のベンチで食べた
さほど高くもない
小さなカップのアイス

嬉しいのは
冷た ....
このままどこかに行ってしまおうか

帰りの車中でそんなことを言っていた二人は
どこにも行けないことは知っていたけれど
その言葉だけで十分満足だった

今、僕らは三人になって車も一回 ....
おれたちは
おれたちだけで
この海の流れをつくる。
呼吸だけで
すべてのデトライタスを
浄化し
この干潟に
硫化水素はつくらせない。

だれの世話にもならない。
たましいに といかける
ほんのちょこっとした ぎもんを けずってみる
けずりきる ようすなんて みじんもない
いちばん このからだに かんじて
いちばん わかりやすい はずなのに
すこし ....
−1.青の頃−

沢山の顔
溢れんばかりの
闇 病み ヤミ
黒に支配され始めた僕は
やがてくる悩みにうたれた
終末のような薬の数は
僕を支配することなく
机の上に転がるばかり

 ....
夜の風に当たりたくて

外に出た

まるい月が綺麗だぜ

まるい月をみていると思い出す

どこか寂しい眼

なつかしい声

遠ざかる背中

あなたは俺にとって

あのま ....
おーい
と呼ぶ声に
波線を見ています
空の上
海の下
その間の曖昧な辺りで


いつだったか春の衣装だった頃
それでは暑すぎると文句を言った頃
山沿いの海沿いのラジオも響かない場所 ....
ひよりさんの自由詩おすすめリスト(2565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとり- 純太自由詩304-8-14
鏡面- 霜天自由詩704-8-14
干潟の風景〜不覚!ハマシギ- 草野大悟自由詩2*04-8-13
逆説- チアーヌ自由詩404-8-12
もしも_わたしが_もしかして_のぞんだら- 玉兎自由詩4*04-8-11
干潟の風景〜ムツゴロウの挑戦- 草野大悟自由詩2*04-8-11
ざんしょ- 玉兎自由詩3*04-8-10
おかえり- チアーヌ自由詩904-8-10
パラ- たもつ自由詩804-8-10
- さち自由詩9*04-8-9
祭りのあと- チアーヌ自由詩1704-8-9
宵月- 長月 猫自由詩204-8-9
記憶度- 湾鶴自由詩804-8-9
小人- たもつ自由詩704-8-8
永遠- アンテ自由詩504-8-7
干潟の風景〜トビハゼの失敗- 草野大悟自由詩3*04-8-7
ひよこ豆- 望月 ゆ ...自由詩104-8-7
なみだ- 玉兎自由詩4*04-8-6
8月の遺伝子- 千月 話 ...自由詩5*04-8-6
干潟の風景〜トビハゼの生きざま- 草野大悟自由詩5*04-8-5
凪いだ8月- 霜天自由詩2504-8-5
ドトールに行きたい- チアーヌ自由詩22*04-8-4
干潟の風景〜ハクセンシオマネキの不可解- 草野大悟自由詩3*04-8-4
アイスクリーム- さち自由詩8*04-8-4
どこかに- たもつ自由詩3204-8-4
干潟の風景〜アサリ貝の自負- 草野大悟自由詩5*04-8-3
けずりかす- 玉兎自由詩7*04-8-3
凍える声- かえで自由詩6*04-8-3
☆159_マァルイ、ツキ- 貴水 水 ...自由詩404-8-3
波線- 霜天自由詩504-8-3

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