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タクシー未満の部屋を
間借りすると
運転手がいません
タクシー未満の部屋なので
運転手未満の僕がいます
それから線路のように
どこまでも間延びした
顔の恋人
そのために僕は ....
青 青 あの色は何処まで続くのか
 ふわ ふわと涌きあがるあの白のように


私もあの青の一部になりたい
戸惑いがちな指先で
そっと書いた「の」の字たち

あの その

真っ直ぐ言えないことだから
くるりと曲がってしまうんだ

その あの

「僕の好きな君の
好きな僕でいさせて下 ....
喜びは感じる瞬間に過ぎ去り
怒りは容易く身の内に仕舞い
哀なしみは時が経つ程色濃くなり
楽しみは哀しみへの一歩となる

「ごめんなさい」を十回 言う
泣く事を縛られ
「ごめんなさい」を十 ....
私が幼稚園生だった頃、パパは鼻の下に口ひげを生やしていた。
ある日、幼稚園の先生が「パパがひげを生やしている人!」と歌の途中に訊いた。
私にとってひげとはもっともじゃもじゃしたものだったので無反応 ....
虹を渡すのは、雨の純真であるように

雨を放すのは、空の配慮であるように

空を廻すのは、星の熱情であるように


やさしき担いごとは満ちています



あなたを求めるわたし ....
ガラパゴスで恋をして、
ガラパゴスで眠りたい。

わたし、
ひとになれません。


きっとね、
荒野は祝福されている
たおれるな ふりかえるな
魔がさせば
魂をぬかれるから せめて
くるしんで詩をかくな
海の中で生まれた気がする
始まりは遠い手のひらの中
重ね着をして、重ね着をして
風邪を引かないように眠っていた頃
どこへでも、の世界は
指先まで暖かくて
つまずかないように歩けば
いつま ....
ちいさな
ちいさな
こどものように
すみきった
わがままを
いっぱいにもった
ひとだから
ぼくは
はらはらと
いつも
めがはなせない

だからぼくは
きょうから
かぜになる ....
ごめんね、と
あたまをひっぱる
ずるずる、と
ぴかり
じゅわじゅわ
やかれてゆく

ありがとう、と
もぐもぐする
あなたを たべて
わたしは すこしだけ いきのびる

 ....
おまえねェ
おれからみると まだあおいんだよ


わかいときこそ まようんだって
えーっと
だれだっけ そんなこといってたのは


うちはわかいうさぎたち おおぜいいるから
そのき ....
彼女という人は
詩人とかそういう類の人みたいで
ときどき僕を近所のファミレスに呼び出しては
伏目勝ちにちょっと小難しいことをしゃべり
左手に持ったフォークでグリーンサラダにやつあたりし ....
季節は一冊の本にまとめられ
秋の頁をめくりながら
月明かりの下
あなたの言葉を
思い返すのです

秋の頁はとても長く
多くの言葉で
埋め尽くされているはずなのに
めくってもめくっても ....
夜空にはウシが瞬いていた
草原では干しが干からびていた

もう一つ出まかせを言おう
この袋には伝えきれないほどの
星が詰まっている

飛行船のように女は笑った
「ぶち猫も欲しがってら。」
ばあちゃんの言うとおり、窓の外で三毛猫が
僕らが食べる蜜柑の行方をじっと見ている。
けれど本当に三毛猫が
蜜柑を欲しがっているかは知らない。
一体全体、僕は(きっ ....
あなたの
てのひらには
いつも
虹が
あふれている
ほんとうに伝えたいことは
そんなにないのかもしれないね

ほんとうに好きだったかどうか
思い出せないのと おなじで
 
 
 
   少女達は


    マグマのように


     やっぱりキレるのかしらね


      ヒラヒラと白陶器のような指を燃やしながら


       美しいアチチュー ....
 得意げにまわってる
 あの子は
 何も話せないから
 おどけてるだけなんだよ
 水色の音楽の真ん中
 はしゃぎ過ぎて
 黄色のスカーフが
 ほどけて
 落ちた ....
しらないのですか

 しらないのですか

わたくしはもはや
すがたなきもの

たいしゃはすれども
かれはのしたの
つち
とおなじ
からだをもっているのです

しこうはすれども ....
もちづきの ひかりやさしき はるのよい
たたずむみなもに ふりおりし


つきのこどもの くらげやゆれて
ははをおうてか なみまにみゆる

きらめくしぶきも はるいろみせて
たえまなく ....
あやしげに夜は僕をつつむ
 騒がしい昼間とつつましやかな夜

 表通の人影がない深夜には
 僕は王様になる

 涼しげに体温を冷やす夜風
 一番心が休まる


 過失は ....
幾千幾万の人波は終わりを告げない


すれ違う一つ一つの顔を
忘れる代わりに
白の背中が
鮮烈に映える

本当は
黒であり
青であり 
赤であるかも知れないが
白で良い ....
とぎれた雲の隙間から
  この街のどこかに
   ひかりが降りそそぐのが見えたんだ


きっとその場所にいる誰かさんに
  素敵な出来事が訪れているにちがいないなんて思ったよ


あ ....
 




   膝をたたみ 目を伏せて
   思い出すのは
   折りたたまれた空に見つけた夏のかけら
   黒髪が 風を誘った雨上がり

   わたし ここで猫が飼いたいの
 ....
わが友 きみも 
魚が水のなかで
生き死にするようには
空で暮らせない鳥です
しっかり地に足をつけていますか
ベンチに腰を下ろしたら
まるで恋人みたいな気分になって
不思議



人の通りの薄い時刻
けれども人がいない訳ではなくて


噴水を挟んだ向こうのベンチには
しっかりと
恋人た ....
乳白色の
血を流す
草の名を忘れてしまい
野原にからだをうずめた

満天の星の鎮魂歌を
あすの朝の火に{ルビ焼=く}べて
壊れた時計の可燃率とともに眠る

忘却は
時を経るごとにや ....
あなたといる夜
私はとっても眠たくて
あなたが話し掛ける声を聞きながら
私は眠りの世界に引きずり込まれる

あなたのいない夜
私はとっても寂しくて
あなたのいないこんな夜こそ
私はゆっ ....
ひよりさんの自由詩おすすめリスト(2565)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
間借り- たもつ自由詩1105-9-26
- 自由詩205-9-25
「の」の字- ベンジャ ...自由詩12*05-9-25
日常- HEDWIG自由詩205-9-24
パパの思い出- さくらい ...自由詩505-9-20
連環- 千波 一 ...自由詩21*05-9-20
「_がらぱごす。_」- PULL.自由詩13*05-9-20
そろもん(荒野の話)- みつべえ自由詩505-9-19
海の中で生まれた気がする- 霜天自由詩1605-9-19
かぜになって・・・- 草野大悟自由詩5*05-9-19
サンマと_わたしと_ちきゅう- 玉兎自由詩505-9-18
るなからおまえへ- しらいし ...自由詩8*05-9-18
彼女という人は- Monk自由詩17+05-9-18
月のしずく- LEO自由詩12*05-9-17
出まかせ- たもつ自由詩1305-9-17
蜜柑の味- プテラノ ...自由詩6*05-9-16
- 草野大悟自由詩3*05-9-16
それでもわたしは歩いていくだろう- umineko自由詩9*05-9-16
チムニー- 嘉村奈緒自由詩11+05-9-15
ころがるちゅうしん- カンチェ ...自由詩10*05-9-14
ユウレイ_ノ_ウタ- こしごえ自由詩14*05-9-13
愛しいうた- しらいし ...自由詩11*05-9-13
夜が好き_だって静かだもん- 炭本 樹 ...自由詩4+*05-9-12
火の鳥- 千波 一 ...自由詩16*05-9-12
虹と微笑みの街で- なごまる自由詩1*05-9-11
落下する、夏の質量- 嶋中すず自由詩4605-9-11
そろもん(友の話)- みつべえ自由詩705-9-11
少しだけ歩き疲れたら- 千波 一 ...自由詩19*05-9-11
忘却曲線- こしごえ自由詩15*05-9-11
あなたと私の夜のお話- さくらい ...自由詩605-9-10

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