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たたみかける波のように
訪れる悲しいできごとを
わたしたちは
もう 不幸せとは呼べない

昼夜を問わず
ドアは開けられ
手渡される花束
拒むことはできず
両手いっぱいに受けとめながら ....
無量無辺のこのことを
寄る辺なき時代の卵白が包んでいる

さかさまつげを背にして眠る
わたしたちの
やさしい負けはいつの日も決まっていて
いつか必ず
だれの目にもとまらない場所で
 ....
朝日の足跡はみんなのあくび

夕日の足跡はみんなのただいま


とことことこ


雪の足跡は清水

花の足跡は蜜

夏の足跡は実り

北風の足跡は落ち葉


ぱたぱた ....
 .... 風が冷たい
身体が冷たい
だけれども街から溢れだす明りは
なんだか暖かそう
溢れ出す人々は優しそう

私がぽそぽそとつぶやく
他愛のない言葉に
そうだよねと
頷いてくれているようだ
 ....
またそういうこと言うもんだから
誰かがいろんな勘違いを始める

もともと夜行性なもんだから
朝が待ち遠しいのを知っている

端が凍った水たまり

ガスマスク着用が義務付けられた極彩色の ....
吹雪く雪の中 飛ぶ白い羽音
ひき風 ひと飲み
とどろく 心臓の火

まつげに擦られる 粒氷
ひりひりと まっすぐに溶ける
荒れるな 空
痛めた体を 巣に眠らせるために

銀河吹雪 渦 ....
なくならない
昨日のむなしさも
紅すぎる夕日の色も
いつかみた映画の感動も
ありがとうっていわれてドキドキした鼓動も
失恋ノナミダも
やさしくしてもらったことも

あのときこうしてれば ....
はじめから僕は登場人物ではなく
舞台の上を見上げ
憧れるだけの観客で

まもなく幕は下りるというところまで来て
なぜか華やかなカーテンコール
僕が不在の僕の人生
始まることのなかった ....
冬の朝に目覚めた
私はちっぽけで空っぽだった
息を乱して駆け抜けた
白さばかりを焼き付けて
滲むのは眩しいからだと笑えたよ

その音の先を追って
夢中で走るうちに
泥を跳ね上げることに ....
日曜日の夕方
群青色の冷たい空
閉じ込められたような

地平線の端がじわりと燃える

正解がないのは
どの道を選んでも同じ

世界を美しいと思うのは
積み上げられてきた
歪な歴史 ....
今日も待ち針を刺す
心の縁に
ずれないように
歪まないように
一針一針
ゆっくりと
ただまっすぐに縫いたいだけ
私の心の裏側に
注意深く
ちくりちくりと
針を刺す
明日は真っ直ぐ ....
小路の角を曲がると
家並みの
屋根の傾きの下で
格子戸が眼をつむっている

晴れても明るくならない
印画の街
軒と軒とが接するように
建てこんでいる

植物は軒下におかれた
盆栽 ....
この曲は アフロ・キューバンのリズムで
と 演奏の方の解説を聞き 苦笑

アフロ・キューバと 聞き間違えて
詩にまでしてしまった 
でもアフリカのリズムである事はあっている
いや別に 勝気 ....
何処も
雪で覆われて
冷たさで覆われて

その中を
私の歩く音が寂しく響く

手が悴む
吐息で温めようにも
寒さは続いて

そんな動作でさえ
この冬に溶け込んで
また雪を降ら ....
わたしはねこ
あなたの脇のした 或いは
ストーブと向きあって 眠りたい

わたしは陽だまり
あなたが苦しくなったとき
そっと寄り添わせてほしい

わたしは鳩
平和なん ....
子どもが笑う
それがすべてだ

泣いている
理由はさまざま
見つけて
取りのぞいて
満たして
抱き締めて

温かい布団と
美味しいご飯と
安らかな心地を

子どもが笑う
 ....
かかとを鳴らして歩きたい

早くしないと夜が来ちゃうよ

ピアノの前でうつむいた

包帯まみれの正直者も

ハサミになって帰っていくよ

暗いところの過ごし方を

人より詳しく ....
それなら
好きにしたらいいと言われた
好きにしたら知らないよと
言われたみたいで
不自由を感じた

だから
好きになんかできないと言ったら
言われたからこうなったと
責任を問われるの ....
ただ口をつぐむのは 勇気がなくて
人より少しばかり 優しいから

思い出したかのように 開けてみれば
タイミング逃して はいおしまい

そんなうなだれなくても ちゃんと考えてる
 ....
駅でたくさんの人が下りたあとの座席に
包みが置かれている
忘れ物だ
ぼくはあわてて取って
フォームを歩いて
事務室にいって
遺失物の届出をしようとしたのだが
形のあるものでないと受け取れ ....
バイクの後ろに乗せられて バイバイと
母の実家に行った 四歳の頃
家族と離れて 初めて一人
そんな自覚もないままに
しーんとして広く感じる居間や台所
少し高い所にある黒電話をみつめた
しば ....
よってたかって
酷いことを言うから
精神科に行って
大変な目にあってみました

夏を飛びこして着地した僕は
金木犀のまじった朝露を
深呼吸する
勝ち組、負け組、と問えば
緊張した行司 ....
自分の子孫を残したかったから
好きな人の子供を産みたかったから
本能?
老後をさみしく過ごしたくなかったから
家の存続の為
母親になりたかったから…

色々並べ立ててみましたが
どれも ....
自己評価が高すぎると
社会に迷惑をかける
自己評価が低すぎると
家族に迷惑をかける

自己評価が甘すぎると
未来に迷惑をかける
自己評価が苦すぎると
希望に迷惑をかける

自己評価 ....
冬から葉書が届いた
朝日に輝く美しい手作りのたより

菊の葉の はがきの裏は 秋絵柄

冬のやつ
まだ すぐには遊びに行かないから 安心して待っていなて言っている


しかし 葉書と ....
 テレビにおやすみなさい
 
 パソコンにおやすみなさい

 
 夜ごはんの残りものにラップをして
 おやすみなさい
 
 あしたが賞味期限の豚肉を冷蔵庫に
 しまっておやすみな ....
強さだけ積み上げて 貰えないやさしさに
くびり泣く 赤

野に ひかれ
弓ならば 矢に

切られてしまいたい
近所の子らが小銭を握って
フルタのチョコやオレンジガムを買う
細野商店はおばさんがやっていて
娘と息子がひとりずつ

近所の子らが大人になって
いつやらクリーニング代理店になり
細野商店 ....
悲しさと寂しさは
似ているようで違う
悲しさには少し
怒りの気配があり
寂しさには少し
温もりの気配がある

楽しさと嬉しさは
似ているようで違う
楽しさには少し
短さを感じ
嬉 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほほえみ- Lucy自由詩12*12-12-28
陰をあたえる- 平井容子自由詩1712-12-27
足跡- 小原あき自由詩11*12-12-27
メモ- seniri自由詩4*12-12-26
街の明りは溢れだす- 灰泥軽茶自由詩6*12-12-25
お茶碗、隠さないでよ- カマキリ自由詩312-12-23
雪とナギ- 砂木自由詩10*12-12-23
なくならない。- じじ自由詩2112-12-19
僕を抜け出し- Lucy自由詩6*12-12-19
さよなら木洩れ日- Mélodie自由詩612-12-18
秘密- 中村葵自由詩1912-12-17
待ち針- Lucy自由詩21*12-12-17
路に記憶がある- 殿岡秀秋自由詩1012-12-16
演奏会の夜- 砂木自由詩12*12-12-16
いつかの冬の日に- 柊 蒼衣自由詩412-12-15
さみしい関係- 川上凌自由詩12*12-12-13
幸せのゲーム- 小原あき自由詩12*12-12-11
猫のオンライン- カマキリ自由詩512-12-6
自由という不自由を感じる自由- イオン自由詩3*12-12-4
波紋- 千三自由詩212-12-2
箱詰め電車- 殿岡秀秋自由詩912-12-1
幸せは眠っている- 砂木自由詩15*12-11-25
キャラメル- 佐野権太自由詩412-11-22
動機- 小原あき自由詩8+*12-11-20
自己評価交差点- イオン自由詩4*12-11-20
秋絵柄- ぎへいじ自由詩10*12-11-19
おやすみなさいのうた- ねむみち ...自由詩1212-11-19
紅葉- 砂木自由詩6*12-11-18
細野のおばさん- salco自由詩9*12-11-15
似ているようで- 小原あき自由詩11*12-11-15

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