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陳謝
吊れ
無音

z
ちゅんちゅんと
すずめたち
軽やかになったすずめたち
さえずっている
ちーちーぱっぱのちーぱーちーへようこそ

花びらと花びらの
ソル イ ソンブラ
プル アール パタ は
花と葉っ ....
思う。
こうありたかった。

指向ということを気にしなくてよかった、問題にすらならなかった。
傍らへの疑いなどなかった。

今もこうありたかった。

どこに投じる身もなくて、丸める背中 ....
     俯いている
  
     苛立ちはこころを駆け
     涙は机に下垂る

     ー愛に育まれた女たちは
      夜は眠る時間だと
      知っているから
   ....
世界中で
りん君だけが、かわいい
りん君とは、息子です。

りん君だけが、かわいい
と思っていたのに
ようちゃんが、かわいい
ようちゃんは、娘です。

世界中で
ようちゃんだけが、 ....
白い顔して
囁くな
聞こえてるんだ
君が隠れて
嗚咽するのも
砂を食むのも
話してくれよ
全てはそこからだ

僕は君と話がしたいんだ

喉が焼ける
胸が痛い
囁くな
囁くな
わたしは

冷たい座席に沈み込む帰途を選んだ

柩のような匂いが
鼻腔を撫でるもんだから
からからだ

青黒い窓を見つめると
スポーツカーをきいきい啄む
鴉の檻から搾り出た森が
 ....
数歩先で
立ち止まって
後ろを向く
顔が見えなくなる
何を思うのか
何を考えるのか
何を求めるのか
わからなくなる
だから
地面に写る影が
薄くなってきた時
初めて僕は気付くのだ ....
小さい頃は手の届かないところに欲しいものがあった
お菓子、ジュース、マンガ、写真、お金、ファイル、金魚、双眼鏡、音楽、パソコン、ナイフ、万年筆、電車、雲、夕焼け、日めくりカレンダー、木にひっかかって ....
低音で窓ガラスが割れました。
破片で作った首飾り
少しばっかり鋭利でごめんね。
キラキラ光るから大丈夫でしょ?

キラキラキラメキ
トキメキメキメキ
さらわれはしないから
また ....
手で君の顔を包んで
暖かい息遣いを感じたら
記憶の糸を辿って
僕は井戸の底へ
足を抱え込んで
行き交う幻覚をやり過ごし
消え去る風景の中から
ただ一つの宝石を掴み取る

いつまでもこ ....
ただ無いのだ
既に
ソコには何も無いのだ
ただただ何も無いというそれだけが
広がっている

失われてしまった
どうすることもできず
何もかも
失われてしまった
失われてしまった
 ....
海の匂いがする
そしてあなたの匂いがする
海はさざ波一つなく
空から降り注ぐ
まばゆい光を乱反射して
ところどころに見えない部分ができている
あなたは微笑む
僕は海に手を入れるけど
何 ....
母がいない生活に
ほんの少し微かな疲れが渦巻いている
週末に少しだけわがままを
聞いてくれる人がいてくれたらと

国道をぼんやりと立ったまま
飛んでいく紙飛行機にじっと立つ日
体は旋回し ....
ある日僕は夢の中で
人間のように踊る僕を見た
なんだか悲しくなるな
僕じゃない僕を見るのは



と考える僕じゃない僕を
僕は見ていた
けど僕は僕を見ることはできない
よって僕は僕 ....
好きな音楽を耳にあてがう
ピアノロック
オーケストラロック
メロディアスロック
からだを
揺れるドアにあてがう
レールを走るリズム
骨まで
届けて
感情よ
出ておいで
ミステリー ....
彼女がいろんな物事についてあれこれと意見を述べている間
僕は視界の隅にある一輪の花について考えていた
もちろん話が聞こえる程度に
ごく控えめに





君がもう話すのは7回目の長編 ....
ホルマリン漬けの赤ん坊は
もう死んでいて
笑っていようが何だろうが
それはもう死んでいるんだよ
でも、ソレじゃやりきれない
だから…
要はそういうこと

青空の下
白い花が笑っている ....
二人並んで座る防波堤
絶え間無く続く刹那を
思いつきのお話に変えて
僕達は時を過ごした





実は君とは氷の大地で出会って
僕は凍えそうだったんだけど
君が笑った
その時を ....
 漢字の練習とかでさ
 同じ字をずっと書いていると
 突然
 あれこの字ってこんな形だったっけと思うことあるよね

娘がポツリと言う

漢字の書き取りではないけれど
仕事で文字ばかりを ....
照準を合わせろ
撃鉄を起こして
引き金を引け
より正確に
より滑らかに
より冷静に

責任は誰も負わない
静かに行われるだけ
駝鳥の胴体に頭を乗っけたり
腕を八本ぐらいつけて
宵 ....
キャラメルの匂い
芝生の感触
白い机と椅子
小さなあの子が
オモチャの車で
犬っころを追いかける
目をつむってみて
想像できるでしょ?

そんな夢を明日も見たい
手を差し伸べて
 ....
凪の海からひとつ
またひとつ
大小のみずばしらがそそりたち
消えて
また生まれ
抑揚
クレッシェンドが見えてくる
乳白色に似た
朝焼けの視界
ヌードカラーのドレスで歩む
なんらかの ....
1997年2月
河原沿い
多すぎる星に囲われて
世界の終わりを思っていた
彼女のお腹は大きく膨らんでいて
ソッと撫でては
白い息を吐いていた
ゴメンと言う言葉を
喉に貯めて
肩を抱き ....
平穏な昼下がり
闘争を負えたテーブル
負債ばかりの椅子
そこでたくさんの言葉を殺しながら
僕は君と話をしている
少なからず感じる違和感は
きっとそれらが重さを持って死んでいくから
どう転 ....
心配ってさ
きっといつまでもなくならないと思うんだよ
君が僕でない限り
僕が君でない限り
だったら
はじめから自分を愛せばいいのかな
そんなことを思いながら
僕は僕のためのコーヒーを淹れ ....
お兄ちゃんは
アッキー
妹は
あっちゅ

ふたりとも
「あ」から
はじまる

あっちゅの
舌たらずを
利発で達者な
女の子にかまわれて

いつのまにか
ついていたあだ名
 ....
ストリングスの鈍い響きが
僕を瞼の裏へ誘う
空間の歪みの余波を受け
左目に痼が残り
コロコロと
白眼を脅かしては
感情の帰着を
向こう側へ跳ね返す

テクノロジーの進歩を
左手の中 ....
ある日の僕は庭の手入れをしていない芝生の中に夢を隠した
いつか芝生を刈ったときにもう一度その夢を見ることが出来るからだ
だけどそれは叶わない
ある日の僕は見知らぬ人の部屋で目覚めるから


 ....
こうこうと燃えている白い道に
飲んでたむける傾きの宵戸口
ねかせておいた木漏れ日 影の上
指に重なり ぽつん すさませない

ひめくりにつられてつぎたし
のどもとにつきつけついばみ
よそ ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3433)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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