すべてのおすすめ
夢から醒めた
セロファンの夜が千切れていく

いきを、してね
しっかりと
もっと
つよく

涙の通ったあとは、砂漠みたい
なにもかんがえられないから
脈をかぞえる

いち、に、 ....
空間の凝縮
色彩の単一化
情報の漏洩
あからさまな現実逃避と
淡い現実

紙束の重みに
瞼は耐えられず
微かな肉欲と供に
癒されない眠りが始まる

トム・ウェイツのAlice
 ....
40歳になったので
煙草を覚えることにした
からだにわるいことをなにもしてこなかったから
何だか申し訳ないような気がして
ベランダで星をみた
あおい煙が目にしみた
すこしもおいしくはな ....
的外れ
期待外れ
とんだアバズレ

ブラックホールの向こう側へ
行き先は中国
ウォーアイニー

バスキアが叫んでる
俺だっ
ピカソが言ってる
僕だっ
北斎が洩らす
私だっ
 ....
僕は沼に潜っていく
どんどん
どんどん
もうとっくに日は当たらない
もう君の声なんか
聞こえやしない
どんどん
どんどん
それは
自分の意志
何者の干渉もありはしない

ただそ ....
泥になって
まもろう

あなたの
すこやかな睡眠と
思想を
まもろう

ひやりとあたたかく
まもろう

泥になったわたしには
思想もなく
身体もなく
ただそこにあるよう ....
祭りが終わる
花火が上がる
舞い散る火の粉は
神経を一つ一つ
過去へと誘う

そこには間違いがあった
あるいは無かった
どちらにしても
脳内の化学信号
それだけが残る

もう長 ....
カチリッ
音がする
盲目の鹿
嗚咽する
捻りあげた餅
ちぎれる
不様な太陽
怒れる

単純明快な答えなんて無いんだよ
窒息しろ
問答無用のオリジナリティ
謝罪しろ
不愉快
 ....
ちょっと一曲流していってくれと
手を引かれた先にはいかにも豪農風の屋敷があり
その内庭といおうか畑地といおうか
平らにならした広場にはすでに人が立ち集まっていた
聞けば数十年に一度の祭りの前祝 ....
りゅうぐうのつかいを飲んでしまった
寒天のようだったから つい
つるつると飲みこんでしまった
せっかく遠いところから来てくれたのに
まさか飲んでしまうとは と
母屋の人たちは驚いている
わ ....
風と分かれて山の頂きを下った
雲に揺られて浮かんでた
ぬくもりに隠れた姿でも
いられなくて

根雪にひそりと 響く
足跡から溶けていく

風は海から共に
重ならないから指をのばし
 ....
かかとの痛みで目を覚ます
起き上がって見ると 猫がかじりついている
しっしっと追い払う
そしてまた夢に戻る

夢の中でわたしは井戸のそばにいる
これから家に帰るところで
桶を抱えて立ちす ....
おおきなつづらを背負っている
つづらを背負って鳥居をくぐる
そこにまっ黒い小坊主が寄ってきて
その中には割れた茶碗が入っているんだろう
ぎっしり詰まっているんだろう
と にやにや笑いながら言 ....
どうか力強さを
君の吐く咳のくだらなさを
形無しの詩の都合良さを

灰色の空気を漂って
遠い空の向こう側へ
丁度東京から名古屋くらい?
いや、もっと
もっと

火星にタッチ
翻っ ....
ハミングバード
鳴き声を知らない
激しく羽ばたいて
空中でとまり
蜜を吸う鳥

小さな鳥
ハミングバード
忙しく飛ぶので
翼が見えない

何を言おうかと思って
何も言えないと知 ....
お好み焼きちょうだい
と声かけて
奥からハーイと生返事
大丈夫かなぁと思いながら
しばらく待っていれば
窓の外に山が見える
頂上はきれいな銀灰色
杉の梢は空高く
引っ張ればぼろっと落ち ....
板が立てかけられているところに
通りがかって横目で見ていると
いい板だよ と呼び止められて
いい板なら とその気になった
でも板なんか買って
どうするんだろう
黒い油が浮いた板なんか
壁 ....
春は抱かれ
燃える
緑が芽吹くにおいに居て
眩む
むせかえる
しびれ
新しい手足を産むときの
吐息
甘く

金色のひかりを浴びて
たくさんの顔が歩く
小さな子に
人種について ....
春風の吹く中 洗濯物を表にかける
ポールを二本立たせて
横の棒には鎖を巻いている
ハンガーの丸い先を 鎖の輪にかける
強い風に さらわれてしまわないように

ポールの立つ前には 鯉の泳ぐ池 ....
僕の寝室には
フランケンシュタインがいる
扉は閉まってる
音は無い

水辺で
鳥達と遊んでた
踊ったり
歌ったり
戯れてた

ピートは言うんだ
アレは頭がおかしいだけだって
 ....
あたらしいアパートに引っ越すゆめ
知らされていないのにそれをしっている(ゆめだから)
じぶんの写真集を出すゆめ
つるつるの上等の紙で

起きたら
死がちかくにあった
それは安寧として ....
 ラジオで知らない歌が流れる

 ステイ、ウイズ、ミー

 なんておそろしい言葉
 ほとんど、呪いのようだ

 愛が、きっと怒りに震える

 明日が、きっと世界を見放す

  ....
たんぽぽの綿毛とんでゆく
私がふーっと吹いたから
可愛い茎を
一番上の引き出しに入れて
鍵をかけるんだ

それでも
引越しのときに
机は置いてきた
砂だらけの空き家に

春はきら ....
こんなふうにはじまって

   ひさしぶりにメールしますよ。

ひとくさり話をして

   くだらないことばっかゆってごめんね。

と終わり追伸には

   追伸は…、今日はなし。 ....
陽気な悪魔がとびきりの

可愛い笑顔で寄ってくる

俺の余命は二時間五分で

犬に食われて死ぬんだと

そう告知して楽しそうに

宝物でも愛でるみたいに

楽しそう ....
”かあちゃん、ゆきを、さわりたいよ”

腕の中の子が囁く

”ゆきで、ぎゅっぎゅって、やりたいんだ”

蚊の泣くような小さな声で

お医者様に、冷たいものに触っては、駄目と言われている ....
なつかしい音


なつかしい音


なつかしい音



結局 わかんなかったな


なつかしい首


なつかしい首


なつかしい首



めんどくさいん ....
祖母は厳しい人だ
でも私にはいつも優しい
子供の頃一緒に住んでいたけれど
怒られた記憶はあまりない

とてもせっかちで歯に衣きせぬ物言いで
厄介ごとを集めてしまうような人ではあるけれど
 ....
一番乗りではなかった
ロッカールームで 常連の中年女性が
油もたんぱく質も無い体を あらわにしている
錆び付いた金属のような 褐色の人
臆病者のこんにちは、は 届くことなく
乾いた音を響かせ ....
毎日
日が沈む
し、
昇る
月も沈む
昇る

海を裂いて
龍を呼んで
地球を止めて

ねぇ、
ブナが枯れちゃった
僕は悲しい
そんな僕を見て
君は悲しい
でも、
僕は ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
爛々麒麟- オオカミ自由詩510-5-11
Money- Oz自由詩310-5-10
長い家出- はだいろ自由詩1110-5-9
抱えて- Oz自由詩210-5-8
8個目の間違っているかもしれない- Oz自由詩110-5-7
- はるな自由詩210-5-7
ende- Oz自由詩210-5-6
鉄の感触- Oz自由詩210-5-4
竹林- 春日線香自由詩510-5-4
りゅうぐうのつかい- 春日線香自由詩510-5-2
葉水- 砂木自由詩7*10-5-1
追放- 春日線香自由詩410-4-30
つづら- 春日線香自由詩410-4-30
very,_very,_very…- Oz自由詩110-4-29
ハミングバード- ふるる自由詩4*10-4-28
お好み焼き- 春日線香自由詩410-4-27
- 春日線香自由詩610-4-27
春燃える- たちばな ...自由詩11*10-4-26
風と_洗濯棒- 砂木自由詩4*10-4-25
フランケンシュタイン- Oz自由詩410-4-23
ゆめ- はるな自由詩310-4-23
stay_with_me- Ohatu自由詩310-4-22
たんぽぽの季節- 木葉 揺自由詩710-4-22
時給はそこそこのお店です- 国産和風 ...自由詩310-4-20
極上の悪魔が- TAT自由詩2*10-4-19
かたくりこ- くろきた自由詩510-4-19
rr- イシダユ ...自由詩1310-4-19
きずな- 朽木 裕自由詩210-4-16
ヨガスタジオで- たちばな ...自由詩9*10-4-16
あの日の境界線- Oz自由詩2*10-4-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103