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すべてが終わったと思ったのは
ありえない夢を見て憐憫な感情と
寂寥感に押しつぶされた朝

傘もさせない晴天の空の下
会社に向かう電車の中で
再び閉じたまぶたに夢を願ったとき

過去と現 ....
湿度にとらわれた熱量が
肌にまとわりついている

エアコンは嫌いだ
あの冷やりとした
微かにカビ臭い風は
地下の駐車場を思い出す
軟らかにしなだれる
段ボールを思い出す

寝苦しさ ....
疲れた時に疲れた事を疲れたと
言える場所が欲しい
嬉しい時に嬉しい事を嬉しいと
言える場所が欲しい
悲しい時に悲しい事を悲しいと
言える場所が欲しい
静かにしたい時に静かにしたい事を静かに ....
言葉を書いている
何を書くかなんて決まっていない

昔のことを思い出している
何を考えていたかなんて覚えていない

人のことを考えている
それは誰を思い出そうか考えていた

僕は
 ....
月は満ち夜が来て
花の傍に居たはずの何かは
綺麗に溶けて夜に闇をたしました

いくら伸ばしても届かない何かに
綺麗に溶けてしまった闇に
それでも腕を揺らしながら考えます

闇の中に自分 ....
すこし昔の話をしよう
僕らがまだ幼くて
あまりに子供だった時の事を

覚えてるかな
手のひらにのせた楓の葉を
引き裂き 引き裂き
空に舞い上げた日の事を
母さんが好きだった桜の花を
 ....
『ころがるわ。』

みんなには内緒やけどな
うち、好きなひとおんねん
そう言って笑う
なぁ、なんで僕に言うたん
僕ほんまは君の事好きやねんで?


『ちゃうねん、あの、ちゃうねん』
 ....
もういいかい?
まだだよ
なんて二人して楽しかったね
だけど君に見つかったとき
言えなかったんだ
好きだって事
学生時代みたいに
遠くから眺めてそれだけで
僕ら幸せなのかな
走ってい ....
唐草フウさんのプル式さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
何もかもの背中- プル式自由詩419-10-8
月の夜、幻の空(未詩・独白)- プル式自由詩11*11-9-10
空白_(未詩・独白)- プル式自由詩9*11-4-6
書いている。- プル式自由詩4*09-6-2
月夜と闇夜- プル式自由詩5*08-7-2
あの頃みたいに自転車をこいでさ。- プル式自由詩8*08-6-23
そんなんちゃうっちゅうねん- プル式自由詩3*07-9-30
かくれんぼ- プル式自由詩5*07-9-29

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