すべてのおすすめ
朽ち果てた体と心をもち
屈伸運動を続けています
 今からいくのです
わたしは裸で川を渡り
いくつもの手にそれを触らせ
堪えきれぬ恐怖を感じつつも
一歩一歩地に沈んでゆくのが  ....
たった
ここからここまでのどこにでも
どこからでも
たった
ここからここまでで
どれだけでも
どこまででも
黒い木陰に巣くう羽根音
砕いた殻墓 添うて鳴く

まみれた草にのけられた
くちばしこもり 膝の上

はばたき とどまり うちふり さえずる
影に塗る 黄緑 黒 音は チチチッ

うま ....
闘いの布石をする
陣地を作るために
白石を置いても
ほころびはでる

黒い石を
囲んだつもりが
逆に囲まれて
陣地が取られそうになる

碁盤の闘いのひとところ
先を読むために重ね ....
紫陽花は泣くのだよ
七色にかわってゆく自分を
雨の中でしか輝けない自分を
泣くのだよ

ももいろに咲くひは
あれど
うすむらさきの想いで
ばかりは
せんなくて
なんだよ
心をば
 ....
車に乗り込むと会社に向かう
いつもの出勤時刻
晴れた朝は 陽ざしがまぶしい
光を避けて 道路を走る

段々と 車列がのびていく
大きな車も小さな車も車間距離は同じ
列のスピードに合わせて ....
狭い二またの路地の
一方を歩く
袋小路だった
道を戻る
時間を無駄にした

往って戻った時間は
本当に無駄だったのだろうか

袋小路の突き当たりで
強い香りに振り返った
箱庭なの ....
暗く
うっそうとした
朝に
あなたの手が
すうっと
のびてくる

顔のまんなかに
みずうみはある
まつげかすかに
風にゆれ

返し忘れた本
窓辺 の 「ね」

つのる 想 ....
知らないよ
そんなもん

夢をもて
なんて
むせきにんなオッサンやオバハンや
センコウや家族はいう

知らないよ
そんなもん

あんたらがいう夢とやらは
化石みたく
とおい、 ....
さくら色の
朝まずめに
わたしは
やたらおおきな
あなたを
釣りあげたわ

あなたを
狙ってたわけじゃないけど
ビギナーズ ラック??

ラックはアンラックって
そのとき海はい ....
何もない
風だけが 吹いていた
夜の食べ物が
遙か彼方から迫っていた

休みが欲しい
一日中日差しを 浴びたい
とても疲れていた だけど
そう思うのは 何故なんだろう
明けない夜はないが
晴れない朝はある
止まない雨はないが
笑えない昼はある
暮れない一日はないが
つれない人はいる

そして夜
幾つもの夜を耐えて
人は強くなると言うが
ちびち ....
小さい頃ボロボロの毛布をいつも持ち歩いていた

名前はぷーぷーちゃん、と言った

幼稚園に行く時もお出かけする時もいつも一緒だった

小学校に上がる時

「もうおかしいからね? ....
わたしは
ただ
きみと
一緒の
空間にくらしたいだけ

ずっと  そう
ただ きみと 一緒の 空間に暮らしたい だけ

中学二年のころから ひたすら それを 願っている
のです が ....
スピード感を着た〈ち〉 は
ねずみの時間を生きているようだ

暇は肩身が狭い

電脳空間で
ヒマをマヒされられた〈ち〉は
走り続けて
衝突することで終える彗星のように
終わりに向けて
記憶を更新 ....
雨が降っている
傘がない
濡れる

冷たい

ふるえてもいい
のだろうか
僕は

家への帰り道
あと十数分で
辿りつける

冷たい雨

ふるえる前に
拭き取ることがで ....
夜ご飯の支度をしていると
息子が
「今日はなに?」と聞きました
「コロッケだよ、手伝って」
「ああ」

寝そべってゲームをしている息子は
14歳
去年私の身長を抜きました
伸ばした手 ....
森のなかで
きえてゆく向日葵の
吐息が
とても
せつなく感じられるのであれば
きみよ
虹色の風を
もういちど
友にすることだ

光には影があり
影のない光はない
、と
たくさ ....
もう何度も手放したって
笑う
自分の醜さを
あなたに重ねて


無意味な夜を
何度過ごしても
得るものがない
そう思い込んでいた


また季節が過ぎる


星が落ちていく ....
雛は鳴いて 朝露流れる 雲白く
つたのからまる古木 陽が射し
巣穴からのぞく 黄緑の小鳥

アイビーの葉陰をすりぬけ
近くの木にとまる
尾をうちふり チチチッ

おはよう ナギ

 ....
ミストのなかを
ゆくえをなくした幽霊のように
さまよっている

虹色のわたしたちの夢が
血のいろにそまって
やせ細る

初夏

ひまわりは
かがやくことを忘れ
ベットのうえに
 ....
台所の窓から見える
枝を切り落とされツタだらけになった
古く太い木に 小鳥が住み着いた
ツタのカーテンは巣穴を塞いで
子を守りやすいのか
ツタの中に入ってゆく
朝ご飯の支度をしながら ちら ....
瞑ればおちる 喉元の声
ずく で 散り急いだ未明
知られる事は 色づいてからでいい

浮いた草がひろげる風の扉
顔を覗かせては
あわててもどる 七色の瞳

危険な冒険の途中なの
それ ....
うすらさむい

どようび


うらのこうばのおとがする

れんずをみがくけんまざいのにおい


このにおい

たぶんいっしょうわすれないし

かいだらなつかしくなる

 ....
どこまで走っていけばいいんだ
牛丼屋が見つからない

走り続けていたら海に出た

波の音に誘われるように
海岸沿いのパーキングに車を入れて
砂浜へ

薄曇りの空は曖昧に青く
海は瑠 ....
やっと時代がお前に追いついたな と
いなり寿司を食べながら旦那が言った

味がついていて パックに入ったまま
温めて ご飯をつめれば出来上がり

便利なものがあったよと 
嬉々として食卓 ....
ぱたぱた ぱたぱた
 ぱたぱた ぱたぱた
  ぱたぱた ぱたぱた
           ぱたぱた ぱたぱた
            ぱた ぱた ぱた

蝶 超

ミストの
ただよう樹 ....
もう
なつの光が消えてから
七年がすぎて
あれほど
うるさく
見舞いにきていた テントウムシも青空も海も風も
すっかり
あなたを
忘れてしまって・・・

もう
あの日から
七百 ....
仕掛けではなくて
普通のオフィスである
優しい表情でいた男が
背中を向けて振返ると
窓の方を向いて
皮膚が蒼白くなり
眼が鋭く光る
その顔を見た途端に
心臓に短刀が刺さる
逃げ出して ....
ひらり おちる
消しゴムのかす

えんぴつを研いだ時の
木の破片

真っ白なノートに書きなぐった
たくさんの言葉たちが

笑う 泣く 笑う

書いては消した 小さな唄
ちっ ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
行ってきます- まきしむ自由詩7*12-7-4
鍵盤- 美砂自由詩6*12-7-1
ヒキナギの唄- 砂木自由詩15*12-7-1
白と黒との闘い- 殿岡秀秋自由詩512-7-1
紫陽花のころ- 草野大悟自由詩5*12-6-18
光る車の窓- 砂木自由詩13*12-6-17
袋小路に咲く花- 殿岡秀秋自由詩312-6-15
気配- ふるる自由詩9*12-6-13
夢という劇薬- 草野大悟自由詩2*12-6-8
まずめどき- 草野大悟自由詩1*12-6-6
欲望は味方- 番田 自由詩212-6-6
ルフラン- nonya自由詩25*12-6-5
ぷーぷーちゃん- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-4
望み- 草野大悟自由詩2*12-6-4
わずらった〈ち〉- 阿ト理恵自由詩6*12-6-4
冷たい雨にふるえる- kauz ...自由詩6*12-6-3
コロッケ_その2- ふるる自由詩13*12-6-3
虹色のひかり- 草野大悟自由詩5*12-6-3
情熱- さき自由詩512-6-3
ヒキナギ乞う唄- 砂木自由詩22+*12-6-3
夢のいろ- 草野大悟自由詩3*12-5-28
ナギの唄- 砂木自由詩13*12-5-27
虹夢繭花- 砂木自由詩14*12-5-23
きのねもとで- ふるる自由詩412-5-22
牛丼を買いに行く車で- kauz ...自由詩7*12-5-20
す_のもの- 砂木自由詩10*12-5-17
わたしたちは・・・- 草野大悟自由詩2*12-5-16
忘れ去られる・・・ひまわり・・・の- 草野大悟自由詩5*12-5-15
お化け屋敷- 殿岡秀秋自由詩312-5-15
文房具- 三奈自由詩31*12-5-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103