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雪解け
の真みずを飲みほす母は
耳もとに咲いた
花をついばむ嘴で
ちいさな足に
生年月日を刻印する

とんとんと、
角灯を倒していく
降り立った
ベランダで冷たくなった
少女たち ....
 みんなとおなじくらい
 たまごをあっためていたのに
 わたしのだけかえらない

 あのこのも
 このこのも
 みんなかえって
 かわいいこができた

 なかなかかえ ....
  もしもし、
  春になって
  やさしい色の花で
  世界は染まっていったよ
  せつないときには泣いてもいいかい



  もしもし、
  なんとなく今朝
  中川家の漫才を ....
ヒソカに 夜に 僕は 二人になって
おはようするするりと抜け出した僕は
ヒソカに 夜に 桜は 粉々になって
さよならするするりと吐き出した嘘は
ヒソカに 夜に 僕は 本当になって
 ....
これからの僕は 
嫌な上司のみみちい小言を、撥ね返す。 
これからの僕は 
苦手な注射も唇結んで、ぐっと耐える。 

どうやら親父になるらしい 
僕は自分の弱さを抱き締めながら 
日常の ....
蝶の羽根を持つ馬の
たてがみは 毛糸で編まれている
影絵の後ろ 電池の照らす
いななきが 廊下の溝土を蹴る

さなぎに 芽生えてしまった馬は
何もかもが理不尽で
本当の蝶より 大きく美し ....
水に流れない塵が
水のなかから夜を見ている
水と 水ではないものの影
常の渦 常の渦


遅れる光
手になじみ
音の背の丘
曇と息は見つめあう


痛みの矢 ....
むかし、むかし、
世界なんて滅びちまえ
って切に願っていた少年がいたんだ
でも、
いざ、世界が滅びる
その日に
彼は
僕とお母さんとお父さんと
あと、同級生の千絵ちゃんだけは
救って ....
酔い
記憶が途切れている

グラウンド
前を走る人を抜くとき風になる

走馬灯
覗かなければただのぼんぼり

車輪
一本に見える

山の手線
書斎兼寝室

乳房
小学校 ....
自由をとんでいた翼が
はねをすぼめ
きゅうに
従順をはばたこうとするころ

鬼は
だれもいない
うす桃色の桜のかげで
ほねを囓っている

食い散らかされた青空のかなた
はらはらと ....
疲れた時に疲れた事を疲れたと
言える場所が欲しい
嬉しい時に嬉しい事を嬉しいと
言える場所が欲しい
悲しい時に悲しい事を悲しいと
言える場所が欲しい
静かにしたい時に静かにしたい事を静かに ....
月のコンセントは
抜いてしまったから
今夜は
星ばかりが天に満ちている

恵みを受けて
生かされて
うずくまるひとよ
すべてを失ったとしても
あのひとの教えてくれた
花の名前を覚え ....
フリルの青いふちどり 透明な金魚鉢
陽だまりに腰掛ける 丸く揺れる水

雲の尾びれが覗き込み ひとくち
指に 甘くて白い 隙間が 落ち

金網を越えて 草の上 風枕にのぼせた
黒い小石を ....
近所のおじさんにおしえてもらったの

「1月から5月のおひめさま」

だけどさ。よくみるとぶつぶつで気持ち悪い

女の子みたいですね



わたしは日傘をさすのをやめました。

 ....
あなた
わるいけど
わたしあなたを
たべちゃった
きづいていないだろうけど

ほら、
あしのおやゆびのつめのさき
ないでしょう?

へいじつのひるまって
さみしいから

あな ....
潜み、また
ここで、
断絶した線路の、先

なかった、ここでまた、いいえ、
いいえ、水が
漏れていたの、ここで、
潜み、また、

尖っているもの、行け、
見て、しろ、
できな ....
絵具が水に溶けるように
ゆっくりと変わる空の色
きみのハモニカのブルースと
ぼくのストロークのアドリブ
ねじまき時計は喋るのが大好き
流しの蛇口は促されるまで
ずっ ....
東の街に雨が降る(それがどうした)
西の街にも雨が降る(だからどうした)
北の海にも雨が降る(今日も東京に雨が降った)
南の島にも雨が降る(明日は何処で雨が降る)
チェルノブイリに行きたく無か ....
人差し指は母
血の匂いがする
家庭を流れる
大きな川


中指は男
山の頂上から
朝日が黄色に
太陽の光


薬指は女
潮が満ちていく
全てを飲み込み
育む海


 ....
ぼくのことを悪く言うのはやめてください
とみちのまんなかで
いってみるのと

もずくだいすき

いってみるのと
どっちがいいのか

たぶん
りょうほういったらいいとおもう

 ....
すみな めくな ゆられ
ここく ついや ほせち

ならめ ひくき とずれ
ひしま わのせ ゆゆる

こまろ みのみ こそげ
わるせ なみく のむみ

のぞむ ゆめよ はだよ
ちりに ....
うずらのたまごの
からに
お花を挿して
ちいさなちいさな窓辺に飾る

窓はまだほんのぽっちり
かすかなあかりを入れるだけ

川べりをそっとあるく
ふたりで
手なんかつなげたらいいけ ....
しをかいてはいけない
おしりをかいてはいけないのと
いっしょで
かゆいからといって
かいてはいけない
そこにてが
とどいてはいけないのです。
いそぎあしに みちをゆきすぎる
すべてのひとに はなたばをおくりたい
やまあいからこぼれでるあさひの
まっさらなきらめきを
くたびれてすわりこんだきみにも
あかく あかく
さしのべられるひ ....
女神さま、女神さま、
梅やら桜、れんぎょう、ゆきやなぎ
春のうちのまだ早いあたりと
もうそれほどは早くないあたりとの
まんなかあたり
咲き乱れるところの女神さま、女神さま、
ぼくは大きくな ....
みぎの のうを しゅじゅつした あのひから、
さくらのつぼみが
ぽつぽつ
ほころびるころになると
わたしは いつも
ひとつだけ
かみさまに
ねがいごとをするようになりました
よこになっ ....
いくつかの災厄のなかで
わたしは書机の下で頭をかかえておびえ
くらやみのなかで
あらゆる醜態をさらした
偽善と臆病とともに怒りを
蛙と虻のあと
彼らは過ぎ去ったように思えた
瓶につめられ ....
野はどこまでも、たいらかで広々
ぼくは花の数をかぞえる

やさしい
雲の群れが
やさしい
雨を
ふりまいてすぎたあと
うすく差した
ひかりが虹を
つくる前の
ほんの一瞬
よみが ....
ルクトさんの住む家
から見える
パッチワーク的な畑
風が吹いている
鳥も二、三羽

屋根は赤い色
瞳は茶色
たまにやっている
散歩など

太陽がどちらへ沈むか
月がどこからひょ ....
きれぎれにひびく
朝のアリスたちの
黄色い声
春のおとずれの
こましゃくれた祝祭

空、あおいね
雲、とんでいった
飛行機も、たくさんとんでいった
海、ないでいたのに

大きく吸 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春と双子- yuko自由詩4*11-4-15
ゆでたまご- 小原あき自由詩2*11-4-14
坂の途中- 草野春心自由詩411-4-14
僕、前線で眠る- di.di.自由詩211-4-14
新米親父の詩_ー胎児の合図ー_- 服部 剛自由詩611-4-10
春野- 砂木自由詩7*11-4-10
降り来る言葉_L- 木立 悟自由詩411-4-10
青春- 真山義一 ...自由詩1611-4-8
廻る- 殿岡秀秋自由詩511-4-8
青空のかなた- 草野大悟自由詩8*11-4-6
空白_(未詩・独白)- プル式自由詩9*11-4-6
がんばれ、なんていえない- 佐野権太自由詩3*11-4-6
する_り- 砂木自由詩11*11-4-4
苺のおはなし- あきひめ自由詩211-4-4
さみしいお昼- 小原あき自由詩5*11-4-4
_- こもん自由詩611-4-3
オープンGの季節- ホロウ・ ...自由詩2*11-3-31
ピザカス〜ピザでも喰ってろカス〜- 虹村 凌自由詩3*11-3-31
- 小原あき自由詩5*11-3-31
もずくだいすき- 6自由詩311-3-30
のむる_み_なみ- 砂木自由詩4*11-3-30
うずらのたまご- ふるる自由詩6*11-3-29
かく。- かんな自由詩15*11-3-29
北へよせる- 橘あまね自由詩1011-3-28
3月の即興3- 橘あまね自由詩411-3-26
さくらのころ_あのひの_むこうへ- 草野大悟自由詩3*11-3-24
形骸- 構造自由詩811-3-21
3月の即興2- 橘あまね自由詩611-3-21
ルクトさん- ふるる自由詩10*11-3-21
3月の即興- 橘あまね自由詩611-3-20

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