すべてのおすすめ
あかん 好きに なったら
あかんのや けど
好きなんや
あかんと 思えば 思うほど

けいたいの
でんわばんごうの
並び方さえ
好きなんや

せやから 抱いているとき
辛いじかん ....
「ねぇねぇ、サンタさんはいまなにをしているの?」

「クリスマスまでなんてまてなーーい!」


あらあら こまりましたね
それじゃあ とくべつに
ちょっとだけ 
ふだんのサンタさんをの ....
ウチの新聞とってくださいよ


となかなか引き下がらない新聞の勧誘員


すると4歳の娘が


「新聞とってあげる!」


と言って


リビングにあった ....
土飼いの葉ソリが吹く
赤耳にみかづきクレヨン
地下で数えた爪のおしゃべり
ワン・ナイト

ふさに届いた指に
触らないおとぎ話という
誠実なウソから間違えた
抜け殻の中の蝉
飛んでいく ....
失恋を、しました。
4月からずっと気になっていたあのひと、
2月に結婚するらしい。

失恋を、しました。
飲み会ではいつも彼女はいないって言ってたのに
1年以上付き合ってたみたい。
 ....
妹が嫁に行くのですよ

あれは妹が3歳ぐらいのことだったか
サンタクロースがやってきたとき
母にしがみついて 泣きじゃくってた あの娘が 嫁に行くのですよ

「幸せにしてもらえよ」と言 ....
背中でみず色をうたっている
こんなにも乾いているから
詩のたましいを“ふたあつ”もつ子の
みずのうた

誰もいない広場に
けやきやいちょうが積もっている
小さなひざをミルフィーユに沈める ....
寒風に手指をかばう
待つとも待たないともいえぬ朝まだき
冷え切った空気が
空高くから透明に降りて
ちいさな公園の
遊具に残る最後のぬくもりを絶やす
ほぅ、と湿った息を吐く

 ....
海がそっとまぶたをとじる
青い響きの中
かもめは
追撃機のようにまっすぐ堕ちた

手のひらにすくう砂
ランプの芯のようにあたたかい
ぼくは見上げ
あたたかいのは君の手だと知る

浮 ....
フィチカ、雨の国。

春には雨の花が咲き
夏にはきらめく雨がふる
秋には雨も紅葉し
冬には白い雨がふる

   (誰か)が「冷たかろう」と言い
   (誰か)が「寂しかろう」と言う
 ....
あのね

そのね

きみのかたがね

すごくふるえてるのが

わかったから
わたし

あのとき
あなたがしんけんなんだってわかったからね

もういい加減なこと

してた ....
 一 踊る

螺旋状に回る時間の渦で
ときおり光り輝く瞬間
踊る鼓動が
今日を激しく興奮させる

 あなたと
 アゲハ蝶が絡み合う
 異国に旅したその日付

 落ち葉に乗った ....
地上へと繋がるエレベーターに
パステルカラーの女の子
うふふ
こんにちは
抱いている子ども
腕から飛び出しそうに笑って
照れて
くりんくりんって頭を回す
いししー
あっ 笑ったぁ
 ....
手にしたペットボトルから 
色水みたいなジュースを飲み 
{ルビ騙=だま}されたような気がした日 

長い間畑仕事をしていた 
老人ホームの{ルビ婆=ばあ}やは言った 

「昔は農薬なん ....
きみに会いに行く
本当だった
列車に飛び乗ること
それも盲目ではなくて。

灰色の雨に流され
こころの小石が転がる

舞い散った落ち葉を踏みしめる音は
きみの泣く声に似ているから ....
森のなかを流れる
チェロのように
日々が穏やかであればいい

雲母の放つ
光りのように
心地よく剥がれる断面を重ねて
生きていきたい

うまく思い出して
うまく笑う

どんなと ....
爆弾が墜ちると
デマが流れた街で
警報に追われ
バンクするカーブを走った
この街の建築は
爪先から斜めに削れていて
鋭角に尖った
笑みを浮かべている

濡れた雛鳥の翼
抱えて
ひ ....
もしもここに
うつくしい空き箱があったなら
お風呂のように入って
外を眺めよう
風の吹く
外はやさしいように見える
口笛も吹こう
あの懐かしい歌

箱の片隅には
ヒイラギが落ちてい ....
重労働でつかれた日 
夕餉の煮物に入った 
れんこんのきれはしを箸でつまむ 

「れんこん食べると(先が見える)よ」
というお婆さんの言葉を思い出すと  
3っつの穴がぼくに笑った 

 ....
Wednesday
規則正しく星が灯る
首都高では夜が始まる
助手席 たばこをふかす父親
知らない光景をあげる
教えてもらった光景たちには
かないそうにないけれど
シュマリナイ湖のキャン ....
きょうというひのできごとの 
いいとわるいを 
きめるのはやめよう 

え? ということも 
あとで よかった になる 
はからいのふしぎをおもいたい 

わたしのひとみに 
うつる ....
中年サラリーマンの膝上に 
大事に抱えたバスケットの{ルビ蓋=ふた}を開け 
ひょっこり子犬は顔を出す

うたた寝首を垂れている 
飼い主の顔を{ルビ覗=うかが}い 
時折子犬は体を反らす ....
ほんものは 
かぜになびいた 
いなほになって へりくだる 

わたしはいつも 
ささいなことでいじをはり 
いなほになれず そりあがる 

じょうしきてきな 
じょうしのこごと 
 ....
雪が降ってきたので
冬の靴や手袋を用意する
マフラーもと思い
若い頃に編んだものをだす
新婚の頃
夫の帰りを待ちつつ
夜に編んでいた古いものだ

クリスマスのプレゼントに
チョコレー ....
肩を叩かれて振り返ると
孤独が立っていました
なにか用かと聞くと
なにも言わずに
後ろを向いて座りました
そこでわたしも孤独の隣に腰をおろしました

しばらくすると
雨音がやってきまし ....
{ルビ昨夜=ゆうべ}の仕事帰りから 
だいぶ冷えこんで参りました 
少し背を丸めて街ゆく人のなかに 
首に巻くマフラーを風になびかせ 
ひとりの老婆が杖をついていました 

手袋をして 
 ....
病気になると みんな
入院すると思ってる

ずっと入院されていたんですよね
お見舞いに伺いたいのですが どちらの病院ですか
病院にいた方が 苦しくないんじゃないか
病院にいた方が 安心なん ....
このまま行けば
東北だけど
宇都宮で降りてしまった
理由はない
餃子が食べたかったわけじゃないわ

雨でした
つめたい雨
季節が都会ではわからないなんて嘘
道行くひとの服のいろ
空 ....
目の前に 
清らかな川の流れがあった 
両手ですくった水を飲むと 
足元の小さい花がゆっくり咲いた 

村に戻り 
壺に汲んで運んだ水を 
器にそそいで皆にわけると 
口に含んだ人のこ ....
まどろみの向こうで
たまごが焦げる
かしゅ、かしゅ、と三つを割って
手馴れた指は
ぬるく充満した昨夜の空気と
朝とを掻き混ぜたのだろう

ふっと白くなる意識と
休日の実感とを
贅沢に ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
連会い- tonpekep自由詩8*07-12-13
「ねぇねぇ、サンタさん。」- 自由詩2*07-12-11
押し売り対策- むむ自由詩4+07-12-9
赤いみみたぶ- 砂木自由詩4*07-12-9
失恋を、しました。- はるこ自由詩5*07-12-9
妹が嫁に行くのですよ- 北大路京 ...自由詩21*07-12-8
みずのうた- たちばな ...自由詩8*07-12-7
東京- 久遠薫子自由詩26*07-12-6
君を- ふるる自由詩12*07-12-4
フィチカ- ルナク自由詩44*07-12-2
それはやはり- なきむし自由詩407-12-1
三の詩篇- 乱太郎自由詩21*07-12-1
color’s- たちばな ...自由詩7*07-12-1
人間の味_- 服部 剛自由詩2*07-11-30
冬便り- 銀猫自由詩18*07-11-30
白秋- 佐野権太自由詩12*07-11-29
S.O.S_———この星が落っこちる前に- 佐野権太自由詩5*07-11-28
うつくしい空き箱- ふるる自由詩28*07-11-27
れんこんの顔_- 服部 剛自由詩307-11-24
Wednesday(In_the_Milky_Way_of_ ...- たちばな ...自由詩17*07-11-22
ふしぎな道_- 服部 剛自由詩3*07-11-21
飼い主と犬_- 服部 剛自由詩2*07-11-20
ふぃぎゅあまん_9.99_- 服部 剛自由詩6*07-11-20
マフラーイズム- 砂木自由詩6*07-11-20
孤独とわたし- よしおか ...自由詩11+*07-11-19
あたらしい季節_〜ある友への手紙〜_- 服部 剛自由詩107-11-19
入院- たちばな ...自由詩32*07-11-18
宇都宮餃子ツアー- ふぁんバ ...自由詩6*07-11-16
水のふしぎ_- 服部 剛自由詩8*07-11-15
オムレツ- 銀猫自由詩27*07-11-15

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