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それはおおきなかわよりも
ながくながれていたとおもう

わたしはかってなおもいこみで
そのひとをなぐさめようとしてしまった

それが やさしさ の ぎしきみたいで
わたしは やさしさ を ....
鯛焼きも そこには 何でもなくなった
考えているような 君は
何もないだろう 北向きだった
きっともうすでに 窓は
部屋で 今は
そんな ただ ただ もう
ただ暗い闇だけ 暮れてしまったの ....
空白の職歴欄
病気以外のいいわけを考えているうちに
頭の芯がじわんと痺れてきた

今のわたしに
「じこせきにん」という響きは
つらすぎて


空を見ようと外に出た

冬のお陽さま ....
私はどこを守ればいいのって
お守りを握りしめるように愛想よく聞く
今日の予定は目安でしかなく
今からあっちと言われても
はい と返事は はっきりと潔く

どこに居ればいいのと迷うのは懲りた ....
なにもいらない

きみが

そこにいれば

、と

宇宙にさまよい出た

あなたに

話しかける 初冬

桜 散り 素裸に

ミルキーブルーの空
濡れた足で汚してしまうとしても
恐れることはないはず
そう信じたくて
貴方に話しかけようとする

はじけてしまう言葉を
ただ見送る
見送り続ける

君の後ろ姿など目に焼き付けるものか ....
雨になると知っていて
電車が止まると知っていて
今日はひきこもると覚悟していた

だけど何かをずっと待っていて
いつでも飛び出せるようにと覚悟していたのも事実


夜がはじまり
喉が ....
母に似てきたと言われることに
違和感はないけど否定的ではある
母はどうおもっているのか
聞いたことがないからわからない

父を知る人がいない場所で
育ったから似てるかどうか問われたことは無 ....
真っ暗な道を歩く
家に帰るために歩く
息が白くて
寒くて
視力がだんだんおちてきたせいで
星は見えない


赤いマフラーをつけた
上級生数人が
わたしの横を通り過ぎる
足が細くて ....
ねじれた幹から腕を伸ばし
まるい目のような光を孕み
銀色の匙の上に
頑張って浮かぶよ
髪が抜け
カラメルの天井からみて右横に壁に
僕の影があって
左手に温かい飲み物の人
眠いんでみんな ....
僕は何にもなかった
ポケットにはなけなしのティッシュペーパー
いくつかのコインたちの軽み
電波のすでに立たなくなった携帯電話
君を 僕は考えていた
いとしい白さの 君の
目がいとしい 君の ....
あの日から
淋しいときが減った

夜と朝の間に
笑顔の在り処を
探して

優しさの交わる
メールは
なめらかな
生クリームで
飾りつけ

スポンジの中の
いちごみたいに
 ....
片栗粉をといて麻婆豆腐にいれる
たっぷりネギが甘くなって
挽き肉のだしもでて
最後にまとめる片栗粉

火があればまとまるよね
誰かやんわり私をまとめて
『詩を書いてるんだ』
そう言って彼は私に詩を見せた『家に帰ってじっくり読むね』と言ったものの、感想が送れない


内側を見せてくれたはずが、というかだからこそ、簡単に返事ができずにいる
それは
君の絵の 終わり

余計な厚みをつけはじめたら
原色の絵の具を白地に塗りつけたのなら
キャンバスの枠をはみ出したのなら
もう
それは
君の絵の 終わり

君は旅人だった ....
何にもない手には
ゴミ袋の 黒さ
その照り返しが ぬらぬらと
僕みたいに見えたんだった

君みたいに見えたのは
やっぱり歌だった tシャツは
オレンジの 英語のプリントの
歌だった、  ....
降り積もった憂鬱を踏み締め
崩れていく入道雲を見守った
もはや手を伸ばしても遅すぎるというのに
ローファーの高望み

走り去る夏は尾ひれをなびかせ
金色の夕焼けに思い出を放り投げた
制服 ....
小さな飴は
すぐになくなってしまう


どうしてそんなに
哀しい顔をするの


毎日一つだけ


寂しさも
一つだけ


忘れてしまえるくらい
小さな




 ....
平和な明日には
あなたのいる街に
絵はがきを送ろう

当たり障りのない言葉、
波風がたたないように

隠された心象
退屈な感情
明後日になれば、
忘れさられる

それでいい ....
乱視の月を
綺麗に見てみたいから
眼鏡をかけて
見上げた蒼い夜空
望遠鏡でさらに探る
月って
こういうものなんだ
なんだか
そこまでしてはいけない気がして
いつも乱視のままでいいやっ ....
回転を少し止めた朝は
おだやかな
エメラルドの生地で

ひとつの心臓もない
白い砂床に
波のつぶやきを聴く

貝の肉のような
とりとめのない柔らかさに憧れ
ギリギリと角質の擦れ合う ....
mustの集団ヒステリーが
さびしい冬には 堪えるから
こたつ があったかい
西も東も今も昔も
全部忘れたいなあ
閉めきった六畳一間に身を潜めて
ほどよい温さに
とろんと 分からなくなっ ....
夕立雲が
わたしを呼んでる
ブランコ揺れる公園で

六時のチャイムが
影をぐいと引っ張る
みかん色に溶けていく
汚れたくつした ねこの声
ひんやり鉄棒 ジャングルジム
おっかさん ....
あなたがあたしの
ほっぺたかくちびるを
だまってさわるのは合図

あなたがあたしの
ふくらみやへこみを
さすさすするのは合図

あなたがあたしの
顔のとても近くで
ねたふりをするの ....
たったひとつの恋文
それは今
長期保存用に加工されて
クローゼットの中で眠っている

わたしは父と
ヴァージンロードを
歩くつもりは
さらさらなかったのに
どうしても歩かせたいと
 ....
あの子の心臓が浮いてるときいて
やってきた


透明な
水の中
音のしない、建物の中
見えないガラスに囲まれた
透明な
水の中
音のしない、建物の中
巨大な水槽の中

その中 ....
明日ここに捨ててゆく花を選ぼう
あまり綺麗じゃなくて
だけど見過ごせない
咲くよりは枯れるために
生まれてくるようなそんな花を
俺の言葉の代わりに
俺の人生 ....
十一月になり寒い
合羽を着て雨の中 林檎をもぐ
はしごの四段目くらいまであがると
葉につかまり じっとしているトンボがいる
明日は雪の予報で今夜にも降るかもしれない
最後の日なんだ
羽を掴 ....
北風が肌をかすめて冷たさを置いていく
そんな季節になりました
お元気ですか

わたしは少し厚手のコートをはおるようになりました
相変わらずのブラウス姿にカーディガンを重ね
冷える手先にはカ ....
風が笛を吹いて
こっちにやってくるよ
子どもたちを
さらいにやってくるよ
どこに連れていくつもりさ

風が太鼓を鳴らして
こっちに向かってくるよ
こどもたちの帽子を
さらいにやってく ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしのそばで泣いてくれる人- タマムシ自由詩4*09-12-8
終休- 番田 自由詩109-12-8
- 池中茉莉 ...自由詩309-12-6
良き日々- 砂木自由詩4*09-12-6
冬空に- 草野大悟自由詩4*09-12-6
濡れた足で汚してしまうとしても- kauz ...自由詩9*09-12-5
喉がつかえてきた- 夕切り自由詩209-12-5
冬の家族- 朧月自由詩309-12-5
中2の冬- 嘘而自由詩509-12-5
おやすみなさい- しべ自由詩209-12-4
駅前で- 番田 自由詩109-12-4
すくう- ユメミ  ...自由詩209-12-3
まとめて- 夕切り自由詩209-12-3
放たれた- 夕切り自由詩209-12-2
はみだす- 番田 自由詩409-12-2
スター- 番田 自由詩109-12-1
死んでいく夏を見つめ- けさんぼ ...自由詩2*09-11-29
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peace- 小林螢太自由詩1*09-11-27
らんし- 蒼木りん自由詩509-11-27
貝夢想- 佐野権太自由詩16*09-11-27
ひとりごたつ- やまぽん自由詩209-11-26
夕暮れゆうれい- けさんぼ ...自由詩1*09-11-25
すいこまれる- はちはち ...自由詩7*09-11-24
恋文- 小原あき自由詩5*09-11-24
心臓水族館- 嘘而自由詩509-11-23
明日ここに捨ててゆく花を選ぼう- ホロウ・ ...自由詩3*09-11-22
辿りつく場所- 砂木自由詩6*09-11-22
風たちの手紙- かんな自由詩7*09-11-20
- 乱太郎自由詩16*09-11-20

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