すべてのおすすめ
誰か私に呼びかけてください

はりぼての海から
髪ふり乱し人魚が突き破って
来るように突然

きれいなレモンが何万個も
緑の丘を転がってゆくので
丘が動いているように見える
そんなふ ....
お昼休みにメールをチェック
件名:「虹が出てるよ!」
本文は、ない

数時間前のメールだから
虹はとっくに消えている
でもね
見えた
見えた気がしたよ

夜、帰りの電車でメールをチ ....
きりあちゃんは変な子です
三年も前から夜眠れないんだそうです
ヒマなので、小説を書いているそうです
わたしならマンガ読むと思う

きりあちゃんの小説は変です
きりあちゃんが生まれてから、あ ....
まんまるな月が
笑い泣き顔して
永遠を探しているよる

太陽は
そらのベッドで
くうくう
あしたの光をはぐくんでいる。
 青空

もういいかい
まあだだよ

雲さん かくれんぼ

鬼さん こちら
とう かぞえるよ

お日さま ひとりぼっち
あか鬼さん

夕がた 来たら
たき火もするよ

 ....
ガ行をかっこよく響かせて
古い電車は止まった
あたしは
何もかも捨てる気持ちで乗り込んだ

発車のベル鳴り響き
電車はゆっくりと出発
と思うやいなや

駅や人や風景が
あたしと電車 ....
虹が降ったら
思い出して下さい
かわいい三角帽の歌う
光のうたを。
不思議だなあ
ぼくらには
どうして、こんなに
次から次へと
おおきな地震が
降りかかってくるのだろう。

な〜んにも
悪いことの出来ない
きみにまで。

不思議だなあ〜。

 ....
買ったばかり
ミルク色の
ぶ厚いカップをベッドにして
眠りたい
夕暮れには
もも色に染まるでしょう
鳥の羽が落ちたら
おふとんになるでしょう
静かに夜のカーテンひかれたら
星屑は
 ....
旦那がトラクターで田んぼを掘るというので
いつもは義父がおもにやっているわけで
田んぼの段差や道々のカーブなど
あぶないんじゃないかと思い 付き添い
一緒に行って 掘った後にでてきた
石を拾 ....
小さな巻貝の奥に
灯りがともる
小さな海の人が
書き物をしている
波から聞いた話を
青いインクでしたためる
書き終えると
小さくてごく薄い紙片を
丁寧にたたみ
小さな封筒に入れて
 ....
シャボン玉
悲しい歌とお母さんが教えてくれた
風々吹くな壊れるな
虹色に揺れながら
くるりと回って
弾けて消えた

洗濯のりを入れると壊れないよと
お父さんが教えてくれた
だからね
 ....
あなたのひざっこぞうの
上でおどりたい

あなたのジャージの
がざがざにもぐりこみたい

わらってるなら
あたしをたべてよ
その歯のひとつひとつの
感触を覚えとこう


手をつ ....
湖面にさざ波が立って
透明な魚がうまれた
それは夏の風
開け放した窓に
大群となって飛び込んでくる

君は薄い身体を持つ
果物をひときれ口に入れる
今朝もあまり食べないんだね
病んで ....
しみついたカーテン
コール・オーダー・リピート
あいているノブに触れないと
指紋がわからなくなるから
その先にまぎれる長椅子の影しか
入れないすみに 磁石を落とした
耳たぶにくい込めない鎖 ....
簡単なことしかいえないよ
だっていちばん
簡単な気持ちだから

もう言葉
えらばなくても いいよ
あたしを傷つける
言葉なんてない

他のひとにはしないこと
あたしにはしていいよ
 ....
昔 大きな戦いがあり
そのせいで手首の骨が曲がったままついている
と祖父が言う
痛かった?
そりゃ痛いよ
(おじいちゃん人を殺したの?)
とは聞けない
昔 大きな戦いがあり
みな人を殺 ....
電車はもう乗り終えた
飴の袋もからっぽ
歩き出す
足元の道はごつごつしている
日の光は花や木にばかり当たっている
ような気がする
水が飲みたい
と思った矢先に
湧き水の立て札
山深く ....
図書館に
人を探しに行った

服屋さんに
人を探しに行った

ほんとうは
本なんていらない
服なんていらない


みているのに
みえてないもの

みてないのに
みえている ....
例えば犬や猫みたいに
せめて小さい頃の姿が
あいくるしいものだったら
愛することを知れたのに
愛されることを知れたのに

子供のころから
ずうっと考えていたこと
あたし本当は
毒なん ....
ななめってでかく
でかく見せようって
すうはあ
すうはあ
すうはあ
すうはあ
シンコペーションヌ
クワウクワウクワウクワウ
ギターで埋める
たいへいようひろがりーっぱい
ゆれるレー ....
わたしの、やわらかいところは
羊水のような液体のなかで、うかんでいる

わたしの、やわらかいところは
いつもたくさんのことで、満たされていて
それをとどめておくことに疲れると、忘れてしまう
 ....
丘陵にひかる
白い壁とガラスの
その中に彼女はいて
いつもの声色で
「やあ」とほほえむ
黒い髪に白いバラ
ブーケにはビバーナムという
時の花
“ 私に娘が生まれたら
  このドレスを ....
あなたが昼寝をしてしまって
その横で
すこし
泣いてしまったことは
内緒です


夢の中へ行くあなたに
「行ってらっしゃい」を
言えるようになるまで
置いてけぼりにされたような
 ....
人は一人では生きていない
細胞や細菌と共に生きている
分裂したり動いたり色んな仕事をする彼ら
ある細胞は数日でさようなら
ある細胞は場合によって外敵と差し違え
ある細胞は場合によって自爆
 ....
たとえば
私が小学生の女の子でも
あなたは愛してくれますか?


いつのまにか
ポプラ並木に新緑が色づいて
みどりの筆が並んでいます
青空の画用紙に
描いたものは
なぜか白い
飛 ....
くさなぎ君が怒られるのは
やっちゃたから

くさなぎ君が庇われるのも
やっちゃたから

やっちゃたね
くさなぎ君

和を乱しちゃった




裸になって何が悪い?
なんも ....
太陽のまばたきのたび
土の上の世界は
うすべにからわかくさいろに
わかくさいろから確かなみどりへ
塗り替えられて
月のためいきのたび
つゆはふくれ
つゆを舐め
くさばなは伸びをして
 ....
実家の外に片付けられていた
三十年近く前 他界した祖母の鉢植えの鉢達
捨てようと思っているが
欲しいか と母に聞かれ
年々 花作りに目覚めていく夫へ
古いものだが 洗って綺麗にすれば
買わ ....
母へと語られる
おもいは
いつもことば少なで

ずいぶんと幼い頃
学校へ行きたがらなかったわたしを
ぴしゃりとしかりつけた
あなたの手のひら
たった一度
手を上げたのはその一度
 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
呼びかけて- ふるる自由詩3*09-5-13
- ふるる自由詩5*09-5-12
きりあちゃん- ふるる自由詩5*09-5-11
春夜- 草野大悟自由詩609-5-9
小詩三篇- 乱太郎自由詩16*09-5-9
捨てる- ふるる自由詩4+*09-5-8
虹が降ったら- 草野大悟自由詩409-5-7
ぼくらには- 草野大悟自由詩109-5-7
ミルク色のカップ- ふるる自由詩3*09-5-6
反省詩- 砂木自由詩5+*09-5-5
海の人- ふるる自由詩19*09-5-5
春の陽気に小春日和の日を思い出す- ルナ自由詩1209-5-3
わすれちゃいけない- はちはち ...自由詩4*09-5-3
- ふるる自由詩6*09-5-3
導火線- 砂木自由詩5*09-5-3
大切- はちはち ...自由詩4*09-5-2
足は大地を踏む- ふるる自由詩6*09-5-2
- ふるる自由詩31*09-5-1
ひなたぼっこ- 昼寝ヒル ...自由詩409-4-30
- はちはち ...自由詩8*09-4-30
猫、のぼる- ともちゃ ...自由詩609-4-30
わたしの、やわらかいところ- タマムシ自由詩6*09-4-29
星のたね- たちばな ...自由詩11*09-4-28
内緒ひとつ分- 小原あき自由詩13+*09-4-28
人は一人では生きていない- ふるる自由詩609-4-27
たとえば- ルナ自由詩509-4-26
くさなぎ君- よーかん自由詩409-4-25
太陽と月と詩- たちばな ...自由詩14*09-4-25
捨てられないもの_鉢植え- 砂木自由詩7*09-4-25
おもい出す- かんな自由詩15*09-4-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103