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溶けそうなキスしたら
逢えなかった時のモヤモヤが
完全になくなった

あなたは魔法使いだね
私の心の状態を整えてくれる

キスは甘いほどいい
心にダイレクトに浸透する
愛に身を委ねる ....
新しい季節は
昼の休憩時間に不意に訪れる
事務机(デスク)に寝そべりながら
その頭髪は午後の陽光にほんのりと茶色に透けている
まだ汚れも老いも知らない
化粧された瑞々しい肌と あどけなさの残 ....
いつもの二階への階段をのぼっていたら
いつしか階段が森になっていた
のぼってゆけばゆくほど
森が深まる
樹々が茂り
鳥の声も聞こえてくる
のぼってものぼっても
いつもの二階にはなぜかいっ ....
街の廃墟に
ネオンだけが点いていた
残された無数の足跡に
波があふれ 消えていった


人々は荒れ地を進んでいた
空を覆う霧には
ここで終わる
と書かれていた

 ....
水が水辺を踏みしめる音が
葉と葉のはざまに響いている
終わらぬことを表わす文字が
冷たい場所に冷たく残る


闇が指にひらかれ
光が枝に割れるとき
水は分かれ  ....
かお

かわ
いい
から



こと

しな

しな

つくって
いく
ことを
ほんのう
てきに
えとく
して
いる
ごう



 ....
雨が近づくと
植物の匂いが強くなる
それはまるで
隠す気のない事後のようで
私は好きになれない
(きっと
罪悪感の裏返しね)

彼の車に乗って
高速を使い海へ向かう
やがて雨が降り ....



少女は浴槽に柚子を浮かべ、
指で押して湯に沈めるのが好きだった。
湯に体半分沈んだ柚子を、前へ進めてやるのが好きだった。
少女は一人のときも、母親と一緒に入浴するときも、
湯に浮 ....
ねぇ おぼえている

この世におりてきたころのこと

あしたが待ち遠しかった日々のこと

まばたきするたび うつりかわって
桜の花びら
糸と針でネックレスにして
穴あけたところから
 ....
ケヤキが生き急いでいる。 鈍色の空に睫毛がかかり、
引っかかる花粉の向こう側で、若葉だけが強烈だ。

宇宙から溢れた光が砕け、
照らされた ビール瓶の底で
僕はひとりだ。

メメ ....
 文が泣いておりました。
 誰にも読まれず、誰にも気づかれず、誰にも拾ってもらえなかった文は、詩に生まれ変わることもなく、暗がりで泣いて、泣いて、ずぶ濡れになって溶けていくのです。
 悲しみのただ ....
すみれ色の瞳はすみわたる空を映し
ピンクの服は
「桃と桜の季節だからね」って
すべての女の子の味方
やわらかくてやさしい
「柔よく剛を制すよ」って
彼女が笑えば花がほころび
彼女が歌えば ....
すべてのものはうつろう
そのうつろいは後ろへとたなびく
そのたなびきはにじみつづけて
私はかなしい
すべてのものののうつろいとそのたなびきが
かなしい
すべてのものはうつろいつづけるから
 ....
スクランブルエッグみたいな頭を通過するのは
麗らかな日の小鳥の囀り
ケチャップをかけてお召し上がりください
私はもう私ではないのです

間もなく訪れるふわっふわの世界
楽しみだけどちょっと ....
春、また
海のない街で
想いで腫れた胸のうちはまだ
ことばにならない

ばらが枯れ あじさいが枯れ
百合が枯れ 菊の花が枯れ
それでもまた 蕾がふくらむ
風が行き 雨が落ち
 ....
銀河の高さの
白い霧
夜に架かり
動かない


左の肉の寒さが目覚め
右より細く震える時
月は余計に そして速く
見るものの方へと割れはじめる


光に光をこぼ ....
待っていたのは
あなたのあいまいで退屈な言葉
噛み締めて耐えていたものが
一瞬だけ解ける音がするの

だって
光にもいろいろあるじゃない
それならせめて
この氷のような体温 ....
私をとりかこんでいた言葉たちが
あのときを境に
いっせいに遠ざかってしまった

遠景になってしまった言葉たち
とり残された私のまわりの
がらんどう

けれど私は
おそるおそるでも
 ....
  お爺ちゃん
 

真っ昼間
海辺の無人駅に一人座った
何のために来たのかも分からないまま
海が見渡せる方の端っこの古びたベンチで昼寝をした
陽が傾いて折れたような首元に柔らかい光が当 ....
掌に握りしめていた
小さな幸せ
街並み 生活 つながり
人生の 思い出

七年前は
思い出を 忘れられないために
つらく

今は
思い出を 忘れつつあることが
つらい

時間 ....
雪の下から現れた枯れ葉が
鉱に
戻れぬ場所への標にかがやき
夢の行方をささやいている


雪が止み
誰もいなくなり
灯は黙り 径は白く
径は 明るく


川 ....
ゆれている黄色い花つくりものみたいな蛍光の色レンギョウ
しだれてゆらゆら揺れている花弁は薄いプラスチックでできているみたいに陽射しのした見えました
神様が蛍光ペンで春にしるしをつけたのかもしれない ....
私は先週仕事が暇だった
休みの予定も入れていなかった 私は
私の欲しいものも 今は特になく 
友人に会いたいなどとも 今は私は思わなかった


暖かく 3月にしては 穏やかな日だった
3 ....
雪が沢山降ったら
お気に入りの
傘も意味がないから
お外には出ないで
お家の中で自称詩を綴るの

例えば
こんな自称詩

「乾燥」

私の足は
乾燥を知らない

冬の海でも ....
ミルク色の波が打ち寄せる
甘い浜にね

真珠がコロロンコロロンと
いっぱい ころがっていてね

カリリカリリと 齧って飲み込むと

うんと 力いっぱい
泣けると ねむいの

みん ....
雪が降りそうな
優しい朝でした
風がよわいので
寒くはありません

あなたの手は
夢を撫でていて
もうすぐそれは
孵化しそうです

季節の眠る年輪が
わずかな光に向かってゆき
 ....
さっきのバスに座っていた女は美しかった
この夕焼けとどちらがより美しいだろうか
空にひとつかみの鳥がばらまかれた
部屋に入れば祖母の匂いがした
受け腰な毎日は手持ち無沙汰なので
ぼんやりマフラーを編み続けています

細編みに飽きても
他にすることもないので
マフラーはどんどん長くなって
作り目は遥か彼方

これはプレゼントだっ ....
私は 肌寒い街を歩いた
そして 最近は 私は聞きたい音楽もなく そして
好きな女優もいないし 最近は それから
何も食べたいものも 私はなかった 


世の中にある興味を寄せていた多く ....
小さな小さな背中に大きな希望がゆったりと腰をかけていた
背中が大きくなるにつれて夢が育った
あるときは背中いっぱいに夢が満ちた
背中が現実に触れるにつれ希望と夢はとまどった
あんなにぴったりと ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キスは甘い- 夏川ゆう自由詩418-5-19
初夏- 本田憲嵩自由詩218-5-18
階段の森- 塔野夏子自由詩11+*18-5-5
ひとつ_常光- 木立 悟自由詩418-4-26
冬と光柱_- 木立 悟自由詩918-4-18
アケイライは地獄語を話す。体重は750ポンド(約340kg) ...- 6自由詩318-4-15
隠花植物- もとこ自由詩21+*18-4-15
柚子の海- オキ自由詩6*18-4-15
卯月のゆめ- 田中修子自由詩9+*18-4-13
メメント!- たこ自由詩318-4-12
泣いた文- OMEGA自由詩6*18-3-31
三月(詩+イラスト)- ふるる自由詩1+*18-3-28
ことに春のはじめは- 塔野夏子自由詩4*18-3-21
非現実の夢- 木村きむ自由詩318-3-21
- はるな自由詩1218-3-17
径に_残る- 木立 悟自由詩818-3-17
shiver- カマキリ自由詩318-3-13
遠景へつぶやく- 塔野夏子自由詩8*18-3-11
無題- ◇レキ自由詩9*18-3-11
0311- 忍野水香自由詩218-3-10
ひとつ_残る- 木立 悟自由詩218-3-8
_Golden_bells- 田中修子自由詩6*18-3-6
サイクリング中目黒- 番田 自由詩118-3-5
水虫ジュク夫「乾燥」- 花形新次自由詩218-2-26
真珠の記憶- 田中修子自由詩8*18-2-25
- ヤスヒロ ...自由詩9*18-2-25
- Yurodivy自由詩418-2-22
感謝して恨みます- 木村きむ自由詩218-2-22
何もないこの街で- 番田 自由詩318-2-19
小さな背中- 次代作吾自由詩318-2-15

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