すべてのおすすめ
商店街を薙ぎ倒してゆく
あげたてコロッケのにおいがする
かぐわしい爆煙が
頭の中の大事な部分に触れている気がする
夕方17時には戦車に乗って
ブリキの通学路を蹂躙する
夕方17時には戦車に ....
操り人形のように生きてきて
大人から子供になったような人生で、君を傷付けるなんて思ってもみなかった

姿が見えない
心が見えない

自分の心は丸裸なのに
泣いていることにも気が付かない
 ....
一日を台なしにして眠るのは
虫のような気分だと言う
虫はもっと祝福されているかもしれないのに

僕もいなければ
あなたもいない
あの街の川は
きっと今夜も星を流しつづけている
それが僕 ....
死も生もなく笑む波を
取り囲んでは光の渦の
散らばる視線を集めて白の
ひとつの樹にだけ降る午後の水


二重の種子の太陽
淵に滲む光
数倍 数十倍にふくらみながら
 ....
筆絶した空に浮かぶ星は、
迷路をつくるかのように、
地に落ちていった。
私はその落ちた星たちを、
拾い集めてことばをつくった。
死にながら生きていたことばたちは、
息をしながら低く輝いてい ....
水紋のそのままが伝わり
川底の色に雨が加わる
あやまちの子が
夕暮れに手を振る


曇わたる曇から蒼が降り
唱う譜面の切れ端も降る
幾つかに分けられた家並から
楽隊の ....
曲がり角の雨
踊り場の雨
常に潜む雨
葉を照らす雨


理由もなく
人のかたちをしている蛭が
街を造り
歩きつづけている


空の子蜘蛛
低い青
かすか ....
私たちは流れゆく時には悲しみを分かち合い押しつけあう笑顔を見せて

見ている見ていられる友だちの姿は今転ぶごめん笑って

射て、的がないのでドーナツの穴を見て

優れた機構を持つ君は心臓の ....
曇のない空の下に
灯りが落ちている
傾きに逆らい 水は上り
空の奥の火を映しだす


何もかもがぶら下がる方へ
夜は静かに沈みゆく
鉱の声 光の声
水たまりの心を過ぎ ....
虹の混じりかたをみていた
天気雨のバスで
バスは曲がって
虹は見えなくなった

言葉や心で世界をみれば
少しづつ燃えているようだ
陽炎はほんとうに燃えている

世界の混じりかたと虹の ....
何も見えない湖は
来るもの 発つもので騒がしい
無数の軌跡
無の飛跡


まつろわぬものらの轟きの朝
すべてからすべてから離れてやっと
自分自身で居られる音の
近く遠 ....
聖者の行列だ
と思ったらただの灯りだった
そのまま車を走らせる

しばらく開け放しだったからか
光に誘われた蛾がはいりこんでいた
ちらちらと飛んで
また光をもとめた

世界のためにし ....
誓うことは自分に手紙をだすことで
昨日の夢の占い師が手紙をくれた
開いたら、死ぬ、とだけ書かれていた

きっと明日もわたくしはうつくしい朝にめざめてしまう
そして新しい手紙をかく

忘れ ....
ミルク


{引用=
あなたの飲むミルクを温め直したい
胸からこぼれたビーズを拾い集めたい

広く高い草原へ
あなたの手を引っ張って
困らせたい

もう、なにを落としたって
 ....
頭の中にもうひとつ
頭があって
それは
森でできている

涼しい泉のほとり
お姫様が金のまりを落して
しくしく
それとも
赤ん坊がさらわれた木の上で
えんえん

いずれにせよ
 ....
鉄の孑孑が
陽に吸い付く
山羊は飾られ 剥かれ
刎ねられる


空の管が鳴り
青は黙る
三方向に拡がる風景
外のちから 滴の影


淵の淵から
雨が掘り起 ....
花火に
なりたかった

アタシは
果物が大好きで
ゆえにアタシは
果物で出来てると信じてたので

花火になって
夜空で開花すれば
イチゴや
サクランボや
リンゴや
マンゴーを ....
いかように熱かろうとも
喉元を過ぎると忘れるように
腸が煮えくり返るほどの怒りを
今はもう忘れようとしている

こんな自分に嫌気が差す

どうにかして嫌味の一言も告げてやろうと思う割に
 ....
雨を呼ぶ声
空をくぐる火
曇の牢に動く影
水の径を追いつづける午後


涙で目を洗うとき
ふと片目に残る光
三日月となり常に静かに
銀と灰を重ねてゆく


多く ....
おもいでのまちをとおりすぎて
おもいでのまちにかえる

おもいではとうにうせてあきのそらがひろがる
なんだかかなしくてくちぶえをふいてみる

おもいでのいちばではなにをうっているのだろう
 ....
流民をへて流民にあう
きみは遠い昔の記憶の中の文学少女

すべての物語を読み切れないように
たとえばたった一人の歴史も解析できずに

やはり僕はでくのぼうにもなれない半端者
きみの洗礼を ....
針の翼
夜の屋根
緑の雨が
楽譜を照らす


街の起伏
夢のつづきの夢ばかりつづき
目覚めも指も
夜になれない夜をこぼす


葉の陰の硝子
雨の奥の太陽
扉 ....
おちない眠りが揺らす
あなたにわけたのではなく 重ねたのです
星の明かり 電燈の灯り あなたの言葉
偽りが入り込む隙はない 一心
偽りを燃やし尽くし 開ける朝
海辺に打ち上げられたクラゲを見ましたね
巨人のコンタクトレンズと言うので
笑いました

疲れて適当に入った居酒屋で
出てきた器がどれも美しいので
しばらくおとなしくなった私たち
でした
 ....
土曜日の午後
少しけだるい空気の中で
僕の前に座る女と
その後ろの大きな観葉樹
いつも小さな女の話し声が
今日はより小さく感じて
僕にはいくつかの言葉を聞き取ることができない

それな ....
ガーガー鳴くたびに君は目を細めて嬉しそうにするから
ぼくのきれいなものは濁音で埋め尽くされている
私の中にある 
形にならない感情や
まだ芽を出さない言葉の種
これらすべてを伝えきれたなら
その時 何を感じるだろう

すべてを伝えきった時
そこにあるのはなんだろう
満ち満ちた感覚だ ....
ぶつかってぶつかって流れている
浜辺で拾った
恥ずかしい過去でぼくはできている
不意に手を出して
重たい出来事にカウンターをあてる
かくかくと足を揺らし
きれいなものを瓶につめる
あとに ....
新しいばんそうこうを貼って
おもてに出たらば
白いクジラが通り過ぎて
桃も潰れていた

夏休み~
誰もいない家の中
パスタを袋の中で折って
折って折って
折って折って
普通に美味し ....
光の傷 埃の羽
蜘蛛の巣の雨 風を鳴らし
昼に沈み
夜に揺れる


つぎはぎの声
低空に満ち
矢継ぎ早の虹
径を濡らす


止まっていた渦が動き出し
老いを増 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こたつと戦車- カマキリ自由詩416-10-31
ビール- 不思議な ...自由詩616-10-31
9.- Qg3!!自由詩116-10-30
ひとつ_夜音- 木立 悟自由詩516-10-28
筆絶した空- あおい満 ...自由詩1316-10-26
夜と羽- 木立 悟自由詩616-10-23
しずく_手のひら- 木立 悟自由詩516-10-19
√(ルート)- ふるる自由詩5*16-10-14
うつろ_かがみ- 木立 悟自由詩316-10-14
7.- Qg3!!自由詩416-10-12
白_めぐる白- 木立 悟自由詩816-10-6
5.- Qg3!!自由詩116-10-4
4.- Qg3!!自由詩216-10-3
恋の詩4品- ふるる自由詩2*16-9-30
頭の中の頭- ふるる自由詩316-9-30
黒よ_黒- 木立 悟自由詩516-9-28
舞子はロケット- まいこプ ...自由詩4+*16-9-23
イン_ザ_サンシャイン- 坂本瞳子自由詩3*16-9-23
あゆみ_むらさき_Ⅲ- 木立 悟自由詩616-9-21
おもいで- 梅昆布茶自由詩1416-9-19
流民- 梅昆布茶自由詩15*16-9-15
あゆみ_むらさき_Ⅱ- 木立 悟自由詩816-9-15
火と夜- 砂木自由詩12*16-9-11
- ふるる自由詩7*16-9-9
フィカス・ウンベラータ- 高林 光自由詩7*16-9-5
アヒルとセンチメンタル- カマキリ自由詩616-9-2
私の中へ- 葉月 祐自由詩1*16-8-25
OMOIDE_STREAMING- カマキリ自由詩216-8-23
a_new_wwworld- ふるる自由詩8*16-8-18
なごり_ひびき- 木立 悟自由詩516-8-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103