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夏の夕暮れ

散歩する僕を突き放すように
雲は遠く空を覆っている

沈んで行く太陽に照らされて
黄金色に光っている


あたりには
雨の匂いが満ちてきて
遠くから雷鳴が聞こえる
 ....
こういう場所に来ると
スクレロフォビィによく会う
スクレロフォビィが
いちばんいなさそうな場所なのにね
なぜか集まってるのは
スクレロフォビィばっかりだったりする

   *

私達 ....
あいしてる、
あいしてるよ

今日はいいたいんだ
いつもはことばにすると
びっくりするくらい
縮小されてしまうけど

ちょっとだけでもいいから
きみに見えれば
いいと思った
8月 ....
うすく流れる明け空に
寝返りをひとつ

隕石とか堕ちてこないだろうか
僕は僕の人生を
いいかげん
供養してあげたい

逃れようのない角度で
刺し込む朝は
強制ですか
それとも、任 ....
送り火みたいな花火をした
愛犬は鼻を火傷しそうになり
わたしたちは
少し寂しかった


お盆も終わって
仏様はみんな帰ったけど
納骨の済んでいない魂は
未だここに残っている


 ....
だいすきと言ってしまえば
それだけのただのことばに
なってしまうの


「その辺で待ってて」だたち
にその辺にあたしの場所を
つくって待ちます


にんげんはこんなに体のお
おき ....
通った小学校で
よなか
久しぶりに仲間と
集まって

くっついて花火して
くだらない話を
おおきな声でして
きもちよくたくさん笑って
だいすきって
言い合いながら別れた

中学 ....
夕暮れの歩道橋から 
今日も街ゆく人々を、眺める。 

一人として同じ顔はないけれど 
無数につらなる足音に耳を澄ませば 
ぼんやりと 
誰もがのっぺらぼうの 
丸い顔に見え ....
忘れた景色のことは
もう、分からないから
私を追うのなら
出発は
最終列車がいい

戻るつもりのない時間帯に
その街を出てきたことだけは
今もまだ
覚えているから
どう ....
緩やかな助走から
蹴伸びする季節が
完成されたフォームで
越えてゆく
夏の高さ

背中に近いあたりの
肋骨を支えている

僅かな緑陰を選んで
少し歩いて
少しの水を飲む

* ....
記憶を
残す
出来るだけ
美しい形のものを
渡す
それが
なんなのか知ったのは
ずっと
後の話





いつか
死ぬことを
知らずにうまれ
しばらくは
その ....
体が鉛のよう 心に少しずつ重い時間がのしかかる
それでも
貴方と一緒に働いて 共に時間を過ごすことが
一番幸せなのです

心の中のちくりとした感覚は
貴方には幸せな家族がいるからでしょう
 ....
ただそのひとが
そのひとにおいてそのひとであることは
ときどき
とても難しいことらしくて

大勢が集まるところでは
草いきれむんむん
手のひらばかりのざわざわ森のようです

手招きや ....
歯が痛くて痛み止めを飲んだ
いつも飲みなれている市販の薬
しかし 全然きかない
夜中にあまりの痛さにとうとう
救急医療に電話をしてみる
ええ もっと強い薬を出すことはできます
ああ でも歯 ....
夢みればいつも
きみは風になっていた

ぼくの右腕をまくらに
くうくう眠っていたきみは
もう、そこに吹くことをやめ
だれも頼りにできない
だれも近づけない青空へ
鎖を断ち切り
安らか ....
わける血のない石くれ
落ちるものは流れ
焼けたものは渇き
散ったものは滑り
登ったものは尽きる

かざした手からそっと
見続ける月の こうこうと湧く光り
だしてくれとどこかで
牙をむ ....
リビングでうつむせに戦死をしてると
からんからんとガラスと氷が遊ぶ音がする
目線だけあげて見れば
薬味と素麺とめんつゆをお盆に乗せた母親が微笑んでくれていた


という夢をみた


 ....
電車でごじかんかかります
乗り換えはよんかいです

あんまり遠くに
いるもんだから
こっそりたくさん
泣きました

あんまりなんにも
わからないから
何度も途方に暮れました
嘘は ....
水の上の火
空の姿か
底の姿かわからぬまま
ひとり ほどける


風 息 原へ
去るを見る
砕けるを見る
散るを見る


傘をたたむ
遅い夜の色
ひとつやわ ....
毎日
夕暮れ時になると
必ずスーパーマーケットへ行ってしまう
何か買うべきものがあるように思うのだ
冷蔵庫の中には
肉も野菜もそろっているのに
心の片隅がすうすうして
それを埋めるものを ....
八月の桟橋の上から夏を覗き込めば
青い空にはキラキラ、ゆらゆらと、
白い雲にはもこもこ、ムックリと、
緑の木々の枝葉にはニョキニョキ、ほんわかと季節の欠片達
そこらじゅうに浮かび上がり、
そこはか ....
ざあ〜けるんじゃねえ
遊ぶんじゃねえ
てめえらは
資本主義のアメリカめかけ日本に
どっぷりつかって
ちっぽけな日本語で観念的に
ただ遊んでいるだけじゃね〜か

結構
どこにゆく術も ....
毎日
大学病院前の
ひろいバス停で
猫背のひと

みどりはつよく
陽にあたってきみどり

おばあちゃんのズボンは
昔からサルエル

床のタイルのここは
どうして一枚だけ
はげ ....
 1
僕の背中に飛び付くのは止めて下さい
爪痕が残ると彼女が誤解しますので

 2
網戸の天辺を目指して登るのは止めなさい
其処に網戸があるからなんて言わないだろうけど

 3
喉が渇いている訳で ....

夕飯のあと
残した刺身を生姜醤油に漬けて冷蔵庫へしまう
こうしておいて翌日に
焼いて食べると美味しいというのは
母に教わったことだ
そういえば結婚して引っ越す当日に
母がお餞別と言っ ....
モデルルームのまえ

はやあるき

はやあるき


おい おい

それほど

はやくない


だから

はしる はしる

あしが うごく


まて まて

 ....
あんドーナッツを
ためて、ためて、投げあげて
放物線の落下する地点まで
走って、セバスチャン
つぎつぎと走って
受け止めて
全部くちで
そういう無意味な訓練を
たくさんして

*
 ....
夜みたいなひとだね。
あたしはあなたという
ひとりの人間を
しっかりたしかめたい
固体として概念として
あらゆるあなたをみつめたい
そして許したい
なにもかもを

まるの中でゆられて ....
星が死んでゆくとき
個人が来て
、なぜ言うのかしら
欲しい欲しいください
して欲しいください
して

大人の真っ只中で純水を流そうと
躍起になって泣けば
汗ばむ肌はいよいよおかしくな ....
いらないんだろうか 私
と言う 不安げな顔
いるもいらないも 元がね
無くなるかもしれないんだし
と から元気全開で労働

誰にも言わないで
言っちゃいけないよ
そう言ったのに
どこ ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕立- kauz ...自由詩10*09-8-23
スクレロフォビィ- 若原光彦自由詩10*09-8-23
しあわせ- はちはち ...自由詩609-8-23
のりピー、一緒に逃げよう- 佐野権太自由詩10*09-8-21
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むっつ_もうすぐはたちのうた- はちはち ...自由詩5*09-8-20
ないたよなか- はちはち ...自由詩7*09-8-19
丸、に尽いて。_- 服部 剛自由詩6*09-8-17
ワンダーラスト- 山中 烏 ...自由詩9*09-8-17
夏ゼロ- 佐野権太自由詩6*09-8-16
森は人に届く- 石田 圭 ...自由詩2409-8-13
仕事という名- 茉莉香自由詩209-8-12
自由詩な葉っぱ緑/手のひら森- 海里自由詩209-8-10
呪いと- 砂木自由詩5*09-8-9
夢みればいつも〜満月とスバルがなかよく散歩する深夜- 草野大悟自由詩8*09-8-8
じゃり- 砂木自由詩7*09-8-7
夏バテ- ゆるこ自由詩809-8-6
距離- はちはち ...自由詩13*09-8-6
すぎる水- 木立 悟自由詩809-8-5
スーパーへ行く人- 吉田ぐん ...自由詩2409-8-5
8月4日/過呼吸に見舞われない為に- 遊佐自由詩6*09-8-4
焼き尽くす明日- 草野大悟自由詩309-8-3
大学病院前- はちはち ...自由詩9*09-8-2
君ニ贈ル十箇条/チョビへ- 遊佐自由詩10*09-8-1
ファミリア- 吉田ぐん ...自由詩2409-7-28
爽快な脱走中- おかず自由詩1*09-7-27
セバスチャンと一緒- 佐野権太自由詩17*09-7-23
よる- はちはち ...自由詩9*09-7-21
流星シンドローム- 佐藤真夏自由詩7*09-7-21
コントロール- 砂木自由詩7*09-7-19

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