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私の中に
さびしい都がある

そこでは多くの人が行き交うけれど
皆どこかさびしい瞳をしている
そこここで交わされる会話にも
どこかしらさびしさがにじんでいる

街角の光景も
どことは ....
川に降る星は再び昇り
沈む舟を水紋に覆う
午前三時のまばらな夜灯
出来もしない約束の群れ


腕の羽 腕の花
骨の花 たちたちと降り
違えたもの
失くしたふりで 隠し ....
涙で銀の冠作りましょう

誰かのための想いは

赤い傷口でも

黒い憎しみでもありません

密かに綴る

音無き心が

手を繋いで

優しい鈴を鳴らします
綿密に編み込まれた絨毯のように
今夜の気分はどこのどれとも言い難いものだった
沖縄辺りで停滞している台風のせいで
エアコンをつけていてもじめついた部屋だった
アリスが自殺した小僧の尻を叩い ....
ふと
首から
肩にかけて痛みが広がり
ゆっくりと左側が痺れてしまって
頭までぼーっとして来て
呻く事
約三十分

左右に揺すると
音がするようになってしまったので
どうにか成らない ....
日照りが続くと
実感するよ
僕達が
柔らかい機械
なんだってね

えら呼吸を忘れ
体内に海を抱えて
何処へ行くつもりなのかな?

いっそのこと

部屋中を海水で満たしたいな
 ....
生きることに不真面目だから
自称詩なんかに逃げるんだ
きつい現実から目をそらして
ゆるゆるの関係性に逃げ込むんだ

おまえさ
ただの一度でも
自分以外の為に
(人でも神でも馬でもいいよ ....
絶望の川を歩く
希望の虹を垣間見ながら

きらめく星の歌は誰の為?
夢の破片は朝には雪のように
命を想った時から苦しみと悦びを覚えた
愛の言葉が時の数だけ放たれる
別れが歩む度に増えてゆ ....
世界は夜に浮かぶ星
心はあたたかなものを求めるのを止まない
明りのともるところに人はいる
歩き疲れて痛む足
傷ついてもひねくれまいと思う想い
明日を信じる力はなくても
時は受け入れて行こう ....
ただしい農場では
ただしい青果が生産され
世界をよりただしくしてゆくのだろう

おびただしいひとの群れは
おびただしい愛の定義をつむぎだし
世界をより美しいものにしてゆくのだろうか

 ....
ずいぶん歩いて歩いて、ひざこぞうはすりきれて足ひきずるようになったよ。
いくど、ここは果ての先だ、と思ったことだろ。

らっぱのみしたワインの瓶、公園のひみつ基地のしたでねむった夜、あったかそう ....
出口の側で
渋滞したまま
高音の列が
信号無視する

環状線を
走らせる車の
クラクションが
すれ違う間は

空気に酔って
五分という
思い出を
作れない
みんな炭酸
ぷちぷち空気にまざる
月曜にあけたサイダーが
木曜には甘い水になって
やすらかに
わたしたちは消えていく
みんな炭酸
友達にバイバイして 鍵を開けて 家に入る ただいま
先に帰ってる 妹が二人 待ってる
手を洗って おやつを食べて 宿題
学校の勉強には ついていけてる 気がする

ママから帰る時間の ライン ....
いつくしみを
ぼくに いつくしむこころを

ひとの知の火がなげこまれた
焼け野が原にも
ひとの予期よりうんとはやく
みどりが咲いたことを

 アインシュタインはおどけながら呻いている
 ....
嵐の到来を伝えるラジオの音
突然の雨がアスファルトを冷やす
雲が覆い尽くした赤黒いアーケードを足早に歩いた

湯気のように霧散していくこともなく
ただじっとりと身体に纏わりついている
ぐず ....
re:re:うまれたてのはなし

さんかい命を吐き出して思ったことは
男の子は血生臭く
女の子はとにかく無臭だということ


わたしの血液から絞られるおちちを飲んで
やがて、わたしの内 ....
親と両国で会った
そして 帰る電車に乗った 地下鉄で
それは 自分にとって何だったのだろうと考えていた
話していたのは空の色についてだったのかもしれない 


一日中 考えていた そんなこ ....
とても大切なことをわすれて
とても大好きなひとをわすれて
それでも生きている

あたえられた課題を
こなせない生徒のように

やっぱり不器用でふまじめで
廊下のすみにたたされているんだ ....
きみのかあさんになりたい
お洋服を手縫いしたり
陽に透けるきれいなゼリーをつくったり
おひざにだっこして絵本を読んだりする
いつも子育てのことで
はらはらと気をもんでいる

きみのとうさ ....
あかいほっぺを見て笑う

ぷっくりほっぺをつっついてみる

黒いおめめは透き通り

はじめてをしっかり眺めてる
僕に関係の無い人が笑っている
僕に関係の無い人が泣いている
僕に関係の無い人が風に揺れている
僕も少し風に揺れながら口を開けて
あの日のことを思い出そうとしている
あの日、が何のことなの ....
縄にX
白は固形だ滑稽だ
背いたもののための中庭に
誰も赦さぬ喝采だ


短く切った
ばらまいた
どこへ落ちても
ひとりやわらか


死から遠いものほど
 ....
メーターが振り切れそうになる
一秒当たりの時間の価値だけが赤く高騰してゆく
それはたとえ休日とて例外ではない


はずなのに
具体的に何をしてよいのかさっぱり分からない
いつもの休日
 ....
解放の日の記念にミネストローネをつくりたかったんだ

なにからの解放だってきかれても
僕にもよくわからないんだが

とにかく野菜は自然主義者で
そのおだやかな主張を胃袋におさめたならば ....
雨の日のあくる日
学校のうらの公園に
みずたまり
ができていたよ
みずうみ
みたいだったよ

みずうみには
ケヤキの葉っぱが陽に射られてみどりに
きゃあきゃあと光っていたよ

女 ....
私が知りたいのは常に一つのこと
あなたが哀しみを哀しむとき
遠いどこかで雨はブルース
青い道に波が響いて
ぬぐう頬にはあかねさす
ライトは一定の冷たさで照らす
誰かの血を
誰かの非を
 ....
静まるベット 無機質な部屋で
朝も夜も関係のない1日

しばらくして起きたきみは

ふれているのに とおいの

とつぶやいた

僕はわかるよと 返しておいた

きみ  ....
ワイングラスのうつろのなかで
ひらひら泳ぐは真っ赤な金魚
君がぱららとこぼす言葉を
一生懸命ぱくぱくひろう
うすい硝子をへだてた君は
赤い私しか知らないでしょう
ほんとうは君の腕のなかでな ....
ふわふわしている きみ と
ふわふわしていない ぼくが
同じ にんげん であることが
ふとふしぎになるので
ぼくとは異なる きみ という にんげん を
観察してみようとおもう
 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さびしい都- 塔野夏子自由詩5*18-7-23
水喰み- 木立 悟自由詩218-7-17
銀の音- まみ自由詩9*18-7-3
口先だけじゃどうにもならないよ、きみ- ホロウ・ ...自由詩5*18-7-2
あっても- ねなぎ自由詩218-7-1
えら呼吸は忘れました- まいこプ ...自由詩218-7-1
死ぬ気で生きる- 花形新次自由詩818-6-29
在るには・・- まみ自由詩2*18-6-27
おとぎの灯- まみ自由詩4*18-6-26
気流- 梅昆布茶自由詩1118-6-26
失くしたらくがき帳- 田中修子自由詩6*18-6-23
耳鳴り- ミナト ...自由詩218-6-22
炭酸- はるな自由詩618-6-21
いつもママと私と妹- マルチー自由詩518-6-21
永遠の雨- 田中修子自由詩16*18-6-21
錆びる- 青の群れ自由詩1218-6-20
re:re:うまれたてのはなし- ゆるこ自由詩418-6-20
梅雨の間に- 番田 自由詩518-6-18
大切なことをわすれて- 梅昆布茶自由詩1418-6-11
きみのとなりにユーレイのように- 田中修子自由詩18*18-6-10
赤ちゃん- 天鳥そら自由詩2*18-6-10
さよなら- たもつ自由詩2518-6-8
ノート(副読本)- 木立 悟自由詩118-6-8
潤い- 本田憲嵩自由詩318-6-5
ミネストローネのうた- 梅昆布茶自由詩1218-6-4
初夏の奇跡- 田中修子自由詩8*18-6-3
私が知りたいのは- ふるる自由詩518-5-30
そのあと_溶けれたなら- KQ自由詩318-5-25
金魚- 46U自由詩8*18-5-24
お膝に大福_お尻にマカロン- KQ自由詩418-5-24

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