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暖かくなったら簡単に
咲いてしまうから花は
ぴたりと閉じた夜
冷気に凍れもしないで
焼けて朽ちるよ

ともし火は枠のほこりに
つもりまみれて居残らない
明け方だった
水色に流れていく川の 悪魔のような
ぼんやり流れていく様子に 眺めていた公園は
子供たちが遊んでいる 僕だったのかもしれない
滑り台が ぼんやりと立ちつくしている
少年にもいた ....
誰かが耳を澄ましているから
夜は静かなのでしょう
全身で聞いているから
夜は暗闇なのでしょう

街がしっかり消えてから

目を洗うふりをして
しばらく
目を泣かせた

きまじめだ ....
ランプの火は
その小さなところが
ちょうど
いい

消せない名前があることや
消えない国があることを
背中でそっと
照らして
くれる

それがもし
厳しさだとか
やさ ....
春の兆しであたためてあげるよ
川沿いにみなぎるさくらの木々たち
さくらの紅のような ほんのりとした色づきで
水のあるところには命が溢れるんだ
溺れてもいいよ
溺れてもいいよ

わたし ....
何もない、
何かの消えた姿、
俺がいるのだと知っているだけの、
俺の姿があった。
船もいない港に星の姿を見ていた。
暗闇の中でいくつかの人の姿を形作って、
そうして俺は街へ出た。山奥や酒場 ....
私ののどはちょっとおかしいのです
私の単純明快な言葉は
突然鈍行列車になってしまうのです
私は私を貫く影に
対抗する手段を持ちません
……ほんとうでしょうか
たぶん嘘ですね
私は、手段を ....
俺は詩を捨てた
詩を捨てた者として生きていく
代わりに得るのは何だろう
誰かの喝采も
拍手もいらないよ 俺は
詩を捨てたのは 誰かの拍手や喝采のために
俺はそうして金を手に入れるだろう
 ....
鉄くずが
泣きやんだ

そんな
気がした夕暮れだから
昔ばなしはおしまい
今日はおしまい



踏まれた枯れ葉が
くすっと笑って飛んでった

きっと誰しも
そうや ....
何もない時間に魔法をかけたい。何もない時間を破壊する方法を教えて欲しかった。そうすることが、金を稼ぐことにつながるのではないかと思った。けれど、物をたべることばかりに続いていく。そうすることばかりが確 .... 僕は今
不思議な場所にいる
ここはどこなんだろう
どうしてこうなっちゃったんだろう
涙が止まらないよ
涙が……
きのう僕は一日かけて
古い歌ばかり聴いていたんだ
古い歌は純粋で純情だっ ....
来年も再来年も
あいにきてね
例のごとくうまく
伝えきれなかったけれど
涙が出るほどうれしかったの

こういう時にちゃんと
涙が流せればとおもう
わたしはもっと
あらわせる人になりた ....
おとうさん
そう呼ばせてください
あなたをおとうさんと呼んだ記憶がないのです

おとうさん
こっちをむいてください
あなたと視線をあわせて話したことがないのです

おとうさんの娘として ....
今日も1日 肥溜めの中
に、浸かりきって
明日の我が身を考えながら
ぬかるんだ ドロ みたい
な、顔をしてるんです
 
社会ってなんだか

に、
伸びて、いるようです
 
私は ....
うずまきのぐるぐるにそって
泳ぐ魚の一匹は
わたし

群れにみえるのは
船の上 橋の上の動物の目の中の魚

とんでもない
うろこの数がちがうよ
あんな 貧弱な色してないね

ぴぴ ....
ホトトギス
片羽残した

肘から
落とした

それを
みていた

はじめ
うそのようにあかく

おわり
くろのようにあかく

ほうけて
ゆーひ

きゃらら
連続するシグナルが流れ込み
激しく流れ込み
とりとめのない水圧に
胸を押される

匂いのない夕暮れが満ち
眼球の裏側に満ち
屹立する剥製のように
赤光を反射させる

{引用=
僕 ....
世界は無数のありがとうでできている
よろけそうな日々のすき間で気づいたこと

けっきょく、結局が流れていく街の中
沈んだ気持ちで空を見上げたら
世界じゅうの声にならない言葉たちが地上 ....
ひとつの僕だ
声の自分を
言葉には見つめさせられた 寂しさが
寂しさの 声にあふれた
僕を立っているのだ
ここに 孤独として立っているので
景色としては 終わっている
ねじくれているという言葉の過剰に驚いている
ねじれているだけでいいのに
ねじ
くれて
いる
ねじくれてれて
ねじれれれ
その意味は混乱と混線と余剰

ほとんどという音の繰り返しと意味 ....
うふふ うふふ

あ 足くさい

い 息くさい

う うなじくさい

え 襟足くさい

お おとがいくさい

全部君のことだぜ
君をカルタにしてみた
何故って
君が嫌いだ ....
若いうちに頑張らなければと
四十も後半になった夫が言う

うむうむと うやむやに
どことなく頷く

言いたいことも言わなければ
いけない事も
お互いあるはずだけど

なぜか若い事に ....
空からおはじきが降った日
小さなうさぎが
震えていました

太陽の光を反射して
おはじきはキラキラと
七色に輝き
まるで
世界中の命のようです

皆は我先にと
おはじきを一つ受け ....
正確に、触れる
手を
失って、雪が降るように
眠る、かの詩行を
思い出して、正確に、見る
目を
失って、雪のなかを
行く、すべての孤独から
切り離されて、孤立、
蝶番が外 ....
しずかな星のみちゆくみち
ここ
その道に振りむけば
また
かえってゆく者たちも
うつくしい

魂を彩れば
彩るほどふるえた
色とは
光のこと
ひかるものはみな
震えるのだから
 ....
かつて見たことを撒き散らす
夜の遊覧船
僕は見ていた
幸先を試す
二人の老婆を



花だけを手折り
匂いにとらわれ
忘れてしまっていた
胞子状の軋轢



長い道の ....
液体が積もる町に埋まる僕
僕の上に座る冬
どうしても居心地がよくってずっといる

冬がみどりだなんて想像もしなかった意外と大きいってことも

あなたが降りてくれないから僕はこの青臭い液体を ....
あおいよ
全身で戦った
きみ

守られたいけど
守るのもいいなと思う
守るために戦うよ

守られるのはお姫様
守るのは兵士
エイリアン2のリプリーみたく

エイリアンクイーンに ....
寒すぎると心が痛む
一人でいると涙腺がゆるむ
みんなでいると息がつまる
やっぱり私は わがままなんだろう

右から生えてる草をちぎって
左の川へ投げ捨てる
自然に命があるってことも
知 ....
車輪を空転させ
巻き上がった金色の砂埃の中で彼は踊るが
石に躓き足首を捻挫する

家でじっとする
永遠に陽のあたる家
しかし彼は照らされたくはないので
びっこをひきながら外へ出る
彼は ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
破られた季節- 砂木自由詩5*10-2-1
ある日- 番田 自由詩210-1-31
静かな夜- 昼寝ヒル ...自由詩810-1-30
ランプ- 千波 一 ...自由詩4*10-1-28
春の兆し、夏の兆し- たちばな ...自由詩11*10-1-28
港町- 番田 自由詩110-1-28
待ち時間まで- 真島正人自由詩3*10-1-27
ポエニスト- 番田 自由詩110-1-27
おしまい- 千波 一 ...自由詩6*10-1-25
りんご- 番田 自由詩410-1-25
思ったよりも明るいですよ- 真島正人自由詩2*10-1-25
あらわせる人- はちはち ...自由詩7*10-1-24
おとうさんへ- 朧月自由詩12*10-1-22
水洗式〇〇- 窓枠自由詩5*10-1-22
人魚のつぶやき- 朧月自由詩610-1-21
塔のミコエ- アキヨシ自由詩210-1-21
夕暮れ、ときどきペンギン- 佐野権太自由詩11*10-1-20
ありがとう- 小幡日美自由詩610-1-17
雪に- 番田 自由詩410-1-16
過剰と繰り返し- ふるる自由詩110-1-14
カルタ- ハイドパ ...自由詩3*10-1-14
有無- 砂木自由詩5*10-1-10
おはじき- ミツバチ自由詩14*10-1-10
正確に- こもん自由詩310-1-10
_- 石黒自由詩210-1-10
ネグリ- 真島正人自由詩3*10-1-10
- カワガミ ...自由詩110-1-9
リプリー- ふるる自由詩110-1-9
深夜思想- 朧月自由詩510-1-9
- AB自由詩6*10-1-7

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