すべてのおすすめ
坂の上で微笑んでいる雲に
吸いこまれそうになる
たどりつくには早すぎる気もするが
そこが頂上だろうか

登りきると
目の前に下り坂
正面にさらに険しいのぼり坂
その上にある四国の形をし ....
起きると二時
ああ、夜中に目が覚めてしもうた
と、思いきや、昼の二時である
よく寝たな
と、テレビをつけるとサスペンスドラマの再放送
うむ。
面白いではないか
と、それから寝転がってテレ ....
小さな女の子が通りを歩いている
手荷物を持って 一人で行く

どこへいくの

頼まれたものを持って行くの
一人前なの

偉いね

路上で爆発した八歳の女の子

どこへいったの
今夜は、大好きなあなたのために、カプリッチオを・・・

同じ大学病院に、医師として二人で勤務するようになって六年目にやっと、妻と同じ日程で夏休みが取れ、家族旅行に出かけようとしていたその日、チャイ ....
家計簿つけて、ため息ついて
数字とにらめっこ、にらめっこ

ああいやだ
世間のあれこれ素知らぬ顔で
きれいな言葉しか紡がない
詩人になりたいのに

いつの間にか口をついて出る
お財布 ....
僕の肉体は (フィーバー)
脂に覆われている (フィーバー)
どんな時だって (フィーバー)
冷房がないと
挫けちゃう男
フィーバーそうさ

僕らのヒーローさ
エアコン工事のおっちゃん ....
祝祭をかたどる歌が
背面にひろがる
真っ黒の水面に
跳ねる

雨を待つ暗がりの眼窩から
月がふたつ
とろり、
こぼれおちて
まぐわう男女の
たかまりゆく濃度に似た
風がとても ....
エプロンの隙間から落ちた
桃の まだ小さな実

天気の良いうちに選った
たくさんの粒のうちの
枝から 切り離したひとつ
玄関にあがりこむと
ころころん コンクリートに転がった

桃の ....
君と二人
知らない街で 暮らしたい
何故か そんな気がする
 意味も無く


言葉は 何も
君の心を 伝えない
あるのは 夢だ
 それを見た


消えた 名前
ページに  ....
夕飯時の支度が始まる。
古新聞が敷かれる中で
温めた油に
手羽先を入れて揚げる。
バチバチいって油がはねるから
体を後ろに引き 
顔だけを出して覗き込んだ。
きつね色になって揚がった手羽 ....
うさぎはさびしいとしぬというのは
うそで
実際にはおどろくとしぬ

あと
ぶたは群れる動物だから
さびしいとあばれる

カスタマイズされたバイクに乗り
テレビに出る人物は
軽躁的
 ....
あす君のそばへ行きたい
こまごまとした雑事をすべて
片付けることが出来たら
あす君のそばへ行きたい
ざわざわとしたこころがうまくまとまったら
雨上がりのバス停に腰をおろして ....
フリーターのころ
バイトの仲間達と皿を洗いながら
どんな有名人に会ったことがあるかで
自慢しあったことがある

岸本加世子が店に来たので、
お調子者のあんどう君が、
Tシャツの背中にサイ ....
ひととして
いきるためにこいをしてきた
そうして
けっきょくいきられずに
こきゅうをして
えらでこきゅうをして
すいめんかをおよぐ

めぐりあうことをただおそれ
しずみこんでゆく ....
出会い系サイトで、
女の人と、会う約束をして、
有楽町で、会った。


ぼくが、2番目に好きな本はなんですか、
とメールしたら、
愛読書が、
「火曜日のモリー」だということだった。
 ....
頭のどこか奥のほうで
水が、
ごう、
と音をたてた

やさしく響く音楽のほとんどが
ほんとうは悲鳴に由来していることを
習いに学校へ行く
聴いているふりをしたり
聴いていないふりをし ....
驚きもした
五月晴れの雲間に
自転車集団
あればいいと思ったものは
ないんだけれど
君と僕との間に信号機はあって
ずっと

耳たぶを引っ張るしぐさは
多分照れ隠し
ひぐらしの声がコ ....
港町を
女の子と歩いていた
正直、
まったく楽しくない
第一、話がまったく噛み合わない
彼女は体育大学出の
ばりばりの体育会系で
本などほとんど読んだことがないという
その点、俺ときた ....
しんどいねん
あなたがそう言うから
うん って答えた

いいことあったんよ
あなたがそう言うから
うん って答えた

しにたい
あなたがそう言うから
うん って答えた

あなた ....
俺は元気だ
元気ハツラツだ
(上戸彩が好きだ!)
早寝早起き
飯はうまいし
ビールもうまい
おかげさまで
ウンコが太い
そして長い
回数もめっちゃ多い
朝の一発目は特に
立派な ....
食欲がなくなったうさぎの糞に異物が混ざっていたのであわてて医者に連れて行った

催花雨降る午後3時
猫が毎日パトロールする学校の裏庭ではメトロノームだけがなっていた

医者は云う
「球体からの指令 ....
だれが落としたんだろう
道のまん中に で〜んと。いきかう車の一台一台を睨み付けてる 生首だ。

欠けた鼻が持ち主を捜索している。
ハジかれた男の頭が、胴体と離れてどこに飛んでいこうが、
今日 ....
小さなものよりも
大きなものの方が
偉いものだと
思っていた
それでも
ひとりぼっちになる時は
小さな音ほど
怖かった
ぎょうざを焼いていたら
「星の王子さま」を読みたくなり
けれど本がみつからず
木を抱くようにあなたを抱いて
森との正しい関係について
ためらい
分割払いのようなキスは
うわのそらで
お互いの調和は水 ....
草刈り後の、草の匂いがする
人の血の匂いは
ここまですがすがしくはない
もっと
体中がカッとなるような
そんな匂い


刈られなかった
花壇の花たちは
この匂いを嗅いで
体中がカ ....
あじさいの大きな葉っぱの上 
2匹のかたつむりは 
雨の中、風に揺れていました 

葉っぱから眺めるあじさいは 
小さいかたつむり達にとって 
巨きな巨きな花でした 

かたつむりの目 ....
あの日あなたは
この世からこぼれてしまって

涙が止まらないのはなぜだろう
瞳があって
涙腺があって
涙がこぼれて
そのことと悲しみにどんな関係があるんだろう


あの夜
寒い ....
あとかたもなく崩れゆく遠い果実を見つめている

Hのしろい指がりんごの皮をむく
どこまでも切れることなくつづく紅い航跡はこの星を
ひと回りしてわたしのからだのやわらかい節々にから
みつく
 ....
音を持たずに水を切り
物語を捨てる
死神に無視され
今日を今日に置く


悲しみは増し
枠は増さず
光は増して
片目を覆う


朝は白に 朝は茶に
まばた ....
プラネタリウムの一番後ろで
滅茶苦茶にキスをしたね
それはもう、呆然として
ふたりして、名前を忘れるくらい


きみはいつだって最強のラブリーで
ミニスカートの端っこか ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コトバの山- 殿岡秀秋自由詩511-7-2
安宿ごろごろ- 真山義一 ...自由詩2111-7-2
神様へ- 砂木自由詩8+*11-7-1
ぼくの大好きなあなたのための狂想曲(カプリッチオ)- 草野大悟自由詩1*11-6-29
梅雨の晴れ間は- うめバア自由詩411-6-28
熱中時代_熱中症篇- 花形新次自由詩4*11-6-28
にじみ出す夜- 橘あまね自由詩1511-6-27
不熟- 砂木自由詩5*11-6-24
ヤシの木の下で会いたい- 番田 自由詩111-6-24
味わう時間- 電灯虫自由詩7*11-6-24
ユイートル- 6自由詩211-6-23
あす君のそばへ行きたい- ホロウ・ ...自由詩5*11-6-23
森高千里- はだいろ自由詩411-6-23
あなたのてがおおきかった- かんな自由詩5*11-6-23
出会い系の女- はだいろ自由詩511-6-22
月曜日、晴れときどきくもり- 橘あまね自由詩1011-6-20
あった方が君- ふるる自由詩5*11-6-18
女の子と歩く- 真山義一 ...自由詩2211-6-17
いるよ_私- 朧月自由詩411-6-15
ウンコが太い- 花形新次自由詩4*11-6-15
球体からの指令- 阿ト理恵自由詩7*11-6-14
メロンのしあわせ- 草野大悟自由詩3*11-6-14
小さな子- 型紙自由詩211-6-13
みどりになる日- 阿ト理恵自由詩14*11-6-13
- 小原あき自由詩8*11-6-12
梅雨の花見_- 服部 剛自由詩311-6-11
永遠- 真山義一 ...自由詩1611-6-10
午後の果実- たま自由詩23*11-6-8
波のあとに- 木立 悟自由詩511-6-8
プラネタリウム- ホロウ・ ...自由詩3*11-6-7

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