すべてのおすすめ
雨の
降りそうで
降らない空に
くすのきが
だるそうに
揺れている

ざわり
ざわざわり

雲が
灰色のような
青色のような空に
くすのきが
だるそうに
揺れている

 ....
紡ぎ方を忘れた鳥は、手のひらに何を刻めばいいのか
温度差、呼吸の深い、遠い
渡ることの出来なくなってしまった彼らを
僕らは繋ぐことで
   (手のひらだったのか、どうか)
          ....
散歩をした

車椅子に君を乗せて

君は
新しい家を見に行く約束を
楽しみに待っていたけど

疲れ切った君を
ぼくは
新しい家まで
連れては行けなかった

散歩をした

 ....
      最後の /色

      残されたままに/
/ひとつの ....
風を
くぐりぬけると
また新しく
風がある


ときにあばれて
ときに乱して

かろやかだったり
微かであったり


あらゆる表情を持ちつつも
ひとつにまぜた
名 ....
乾いた靴がまた濡れ始める頃
少女はもう一度溜め息をついた
外では雨が降り続いている

柔らかな毛布が本当に好きで
夕方が来る前には眠っていた幼少の頃

いつの間に踏んだのだろうか
 ....
ことばは、とても正直だから。 ほんとうのことを伝えてしまう。おかまいなしに。

たとえば、メール。絵文字があったりなかったり、そんなことは問題じゃない。何かが違う。それがどこなのか、うまく言えない ....
前歯でがりがり
おなかを削るように鳩サブレを食していたら
怒られた
ほんとうは
笑ってほしかった
暇なので
バスを見ていた
空は青い絵の具の垂れるよう
たんぽぽ柄の車体が走る

砂利道に揺れて
犬と追いかけっこして
まるい太陽の下、
熱っぽくなったら停車する
そこは、つむじ風の過 ....
まむ
ぎゃべり 

まむ
ぎゃ 
べげ
べ 
まぎゃゆろ。

しゃくゆつから 
さやか 
しゃくつゅ 
や かくら、

しゃにくろさむ
しゃつかゆせ
ほのせ 
む ....
うたうことに
しおれて
よこからさす
たいように
すねて
ねむくても
ねむくても
いつだって
うたうことを
おもいだすの

かなしみに
みたされても

よろこびで
は ....
スプーンで
粉っぽいくせに
白いお砂糖と
むりやり
無理矢理だよ
ぐるぐるってさ
なんとなく
計算なしに
ぐるぐるってさ
ねえ
私たちに似てるかも
なんてこと
なかったのにさ
 ....
線路にそって
坂道を歩いていると
葉のみどりに雨粒が
そしてどうしてってかんがえる

どうして
葉はみどりなの?
どうして
雨は水なの?
どうして
花はきれいなの?
どうして
 ....
コンペイトウの 角を数えてみたけれど
よくわかんなくなっちゃった

だからコンペイトウの 角をおったの

まるいコンペイトウ

少しあまくて
角のぶんだけ
いとおしい

単純な味 ....
  怒りがきみの総てをひたすとき
  きみは一つなぎの皮膚だ
  つま先から脳天まで体を奪われ
  きみはただのペットボトルだ



  わけもなく心が震え
  泣くことさえで ....
ほどけてしまいそうな
女の子のからだから
春をとり出してならべる

つみぶかい瞳が
まだそこにおよいでいる
名前の知らない五月の旗
活字から顔をあげて
だれをみる
外をみた
窓 ....
東京のさかなは
全然ダメです
死後
七日目ですかって
そんなことを思ってしまう

電車から眺めると
無数の家だ

孤独
の意味を私は思う

ヘッド・フォンで武装して
右側をガ ....


眼を閉じるとそこは
金木犀の香る秋のベンチで
横には
もう何度も思い出しているから
びりびりの紙のようになってしまった
いつかの君が
黙って座って煙草をすっている
周囲がいやに ....
またもや不意打ちに
なげこまれたアクシデント
水面がざわざわ騒ぎだす
バリケードをはりめぐらせたつもりが
いつもほんの一瞬のスキをついて
とびこんでくる



ズン と重く腹にしずん ....
昨日きみとすれ違ったので
掌サイズのレモンをしぼった
種がとび出して地面を弾いた

今日うっかりきみに
話しかけてしまったので
直径一メートルのレモンに乗った
種がごろんと落ちて地面に寝 ....
いいですか
すべてのニワトリは
自分で殻を割って
生まれてきたんですよ

と叱られた思い出

いまなら言える
僕はニワトリじゃない


   *


あまりの暇にたえかねて ....
かなしいことなんか
ないよ

雨の日にであった
女の子がいった
かなしいことなんか
ないよ
チョコレートバーの
包装を
ひりひりはがして
そこから
むぐむぐ食べていた
わたし ....
最近のボクはこんばんわを忘れてしまった

常に出る言葉はおはようございますとおやすみなさいだけだし
愛してる、なんてもう久しく言っていない

昔、杯を交わしたおまえとは何でも話せたような気が ....
なにも書くことは ないだろ?
そのノートに
立て膝なんかついて つらいんじゃない
そのガタイじゃ いくら 鍛えてるからって
膝は一度ヤッチャッタら 一生のオツキアイだぜ
まあ 立ちなって ....
ふらふらと 
京都から帰ってきた
 

またウイスキーを一瓶、
一気に飲み干して 

そうだな 
俺は俺を殺したいのだと思う 

今はそんな夜 


また見たいな ....
ちょっと時間がかかりますよ と言われて
会社の休みの日を 指定した歯医者
歯を抜くなんて 何年ぶりだろう
朝から麻酔注射の痛みを思い出した

テレビでは オリンピックの火が来るため
商店街 ....
{引用=
静かの、川が
逆流する
しなやかな動きの連続で
えたいの/知れないものたちが
反射するから
少女は、もう一度
夜を怖がらなくてはならない
そういうものなの
と、 ....
五月のわたしのルール


肉は肉屋さんで買う
魚は魚屋さんで買う
コロッケはあげたてを
おでんは味のよくしみた
やきとりはけむりで見えないくらいの

とてもシンプルなこと
この ....
鍵の開く音がして
夜空に取り残される留守番の少女
今日からきみも
誰かの探し物になってしまうんだね
小さなポケットつきの
コートを羽織っていこうとすると
また
ちゃりん、という音で
鍵 ....
人差し指と親指で輪っかをつくって
なにに見える?
かね?
おっけー?
そうだね
そんなもんにも見える
そいつを俺は
親指の角度をすこしずつ手のひらへ
ずらしていって
満月から
半月 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3087)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くすのきのあくび- 春日野佐 ...自由詩4*08-5-9
渡れ、鳥- 霜天自由詩7*08-5-8
ダ・・・い・・ジョ・・・・・・う・ブな散歩- 草野大悟自由詩408-5-8
残された色- 乱太郎自由詩25*08-5-7
風のくに- 千波 一 ...自由詩8*08-5-7
青い葡萄- 小禽自由詩4*08-5-6
完全な虹は球体- umineko自由詩10*08-5-6
生平- FUBAR自由詩8*08-5-6
たんぽぽのバス- jin自由詩408-5-5
「まぎゃり_さくし」- もしゅ自由詩2*08-5-5
うたとうげ- 玉兎自由詩408-5-4
ココアの気持ち- umineko自由詩15*08-5-3
どうして- ふぁんバ ...自由詩508-5-3
13つぶのカス- さわ田マ ...自由詩608-5-2
感情- 草野春心自由詩208-5-2
メーデー- アオゾラ ...自由詩2508-5-1
東京ヘッド・フォン- umineko自由詩16*08-5-1
君を思い出している- 吉田ぐん ...自由詩2508-5-1
内面鏡- 渡 ひろ ...自由詩26*08-5-1
レモン- 木葉 揺自由詩6*08-4-30
壊さない人- RT自由詩28*08-4-30
雨のち、チョコレートバー- Hitotsuyanen ...自由詩808-4-29
さーせん- 仲本いす ...自由詩608-4-29
P.1/26- 原 實自由詩3*08-4-28
じゃあ、また- わら自由詩22*08-4-28
- 砂木自由詩7*08-4-27
水死体と黒点と観覧車- しもつき ...自由詩24+*08-4-27
五月のルール- ふぁんバ ...自由詩608-4-27
扉の日- 君の、自由詩308-4-26
俺とおまえの間には、月しかなかった- 水町綜助自由詩7*08-4-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103