すべてのおすすめ
人は一人では生きていない
細胞や細菌と共に生きている
分裂したり動いたり色んな仕事をする彼ら
ある細胞は数日でさようなら
ある細胞は場合によって外敵と差し違え
ある細胞は場合によって自爆
 ....
たとえば
私が小学生の女の子でも
あなたは愛してくれますか?


いつのまにか
ポプラ並木に新緑が色づいて
みどりの筆が並んでいます
青空の画用紙に
描いたものは
なぜか白い
飛 ....
くさなぎ君が怒られるのは
やっちゃたから

くさなぎ君が庇われるのも
やっちゃたから

やっちゃたね
くさなぎ君

和を乱しちゃった




裸になって何が悪い?
なんも ....
太陽のまばたきのたび
土の上の世界は
うすべにからわかくさいろに
わかくさいろから確かなみどりへ
塗り替えられて
月のためいきのたび
つゆはふくれ
つゆを舐め
くさばなは伸びをして
 ....
実家の外に片付けられていた
三十年近く前 他界した祖母の鉢植えの鉢達
捨てようと思っているが
欲しいか と母に聞かれ
年々 花作りに目覚めていく夫へ
古いものだが 洗って綺麗にすれば
買わ ....
母へと語られる
おもいは
いつもことば少なで

ずいぶんと幼い頃
学校へ行きたがらなかったわたしを
ぴしゃりとしかりつけた
あなたの手のひら
たった一度
手を上げたのはその一度
 ....
告げれば赦されない

雨がまだ止まない

わたしは
わたしのために生まれてきたのだと
抜かせばづうづうしい

ならば
人のために尽せているのかと
問う

答えはいつも二通り
 ....
灰色の空 雨の日は憂鬱
窓辺で雨粒がご挨拶
ご機嫌いかがと親しげにいわれても
あいむふぁいんと返す気分じゃない


めくり忘れたカレンダーに並ぶのは
反芻した日々
雨の匂いが染み込んで ....
朝目覚めた蝶は
自分の羽根を見ない
ただ羽ばたくだけ
華麗な花々
             
つるつるした葉っぱ
きれいな雨水
存在をしたい
羽音が聞こえる

なんてきれいな蝶だろ ....
夕暮れ

さびしんぼう

だあれもいない公園で

影踏み
かけっこ
かくれんぼう

風といっしょに遊ぼうよ

いつも泣いてる
あの子とふたり
遊びにおいで
またおいで
 ....
わかんない。
好きって気持ちどこに置いてきたんだろう。
どこへ行ってしまったんだろう。


いまは、考えると火が灯ったみたいに暖かくなる。だけどそれもほんのちょっとだけ。
前みたく火力強く ....
目を凝らせば
ほら
どこにだって
青空は
蝶の羽根のようにひらひらと
舞っているし、
掌にすっぽりと納まる
幸せの尻も
なんだか春めいて
キェルケゴールを足蹴にしている


 ....
くもりぞら
ぴいららら それゆくな
ゆくな ゆくな あっちへゆくな

ガラスの川で鳥たちが
あらんかぎりに ついばんで
ぴいぴきぴ
君の鏡をわりました
瞳のガラスに風吹いて
川はガタ ....
毎日あたたかい日が続いているので
公園や神社の上には
若葉色の天井ができている

風が吹くと
こずえはぴらぴら音がする
若葉は白くもあるので
きらきらもする
春が眩しいのは気のせいじゃ ....
悲しくないように、パンを食べて

悲しくないように、体をよく洗い

悲しくないように、朝になると起き上がる


焦がしてしまった情熱の抜け殻

いつかを通して言葉が落っこちる

 ....
あの頃
私は叙情の生き物で
君の全てが詩歌であった


差し出された手の平に
丁度良く収まる
この手を乗せると
合わさった部分は
いつもほの暖かく
淡い色合いの空気が
ぐるり ....
夜ご飯の支度をしていると
息子が
「今日の夜ご飯なーに?」と聞きました
「コロッケだよ」「やったー」

寝そべって漫画を読んでいる息子は
11歳
伸ばした手足や
レゴをしゃがんで組み立 ....
君の手から伝わるヌクモリが、ここちよい。


素直になれない


理由ばかりつけて


君のヤサシサに甘えてしまった。


ヌクモリが欲しかった。
締め付けるような温かさが気 ....
冬の寒さと共に降り積もった雪が
通り道から寄せられて 
田畑や山のすそに高く圧せられている

春の陽射しは明るく雪に反射して
溶けて滲んだ水の粒がキラキラ
やがて沁み込んで行く雫が
空の ....
「やる気がない!」と朝の会
突然に怒鳴り散らす担任の春を
冷めた目で眺める日直の朝。
理不尽なされ方に敏感な、理屈っぽい女子高生が
キメ台詞を復唱しながら、日直の用聞きで職員室に乗り込む。
 ....
二年
在宅でスタートして7日
おまえは、てんかんした
おれは
泣いて
神棚に
悪態をつき
泣いた
ひとり
彼女は無防備に笑う
笑っているように見える

僕はそれが羨ましくて
弟が居ることを少しだけ恨む

一人っ子の彼女と彼女の両親の
三人の生活を僕は想像できない

考えてみれば僕は
四 ....
ケヤキの細い枝が
少女の髪のよう
小さな若葉は髪飾り
ぬるんできた風で髪を洗う

ふりそそぐのは鳥の声
日差しはまだ弱く
スミレはまだつぼみ
ねえ、春だよ
君はもう起きた?

飛 ....
滲んだ太陽に
土手までのびた茜色
わたしたちは 何に染められたんだろう


もしも、の空を眺めていた
鏡みたいに、
あるいは透明な


空は、夕暮れ
おしげもなく跳ねる、金魚にま ....
朽ちた木屑のかさなりを
踏みふみ
つづら登る春の里山

行く先々を導くように
萌える山吹
ふとした足元に
大人しくうつむく
鈴蘭の白、きみどり
ひとつひとつの
光りの具合を確かめる ....
腰を痛くして
春を支え合っている
さくら
じごくの中にも
てんごくは
あるんだね

まいちる
うすももいろの
きょう

もう
すっかり
寝入ってしまった
入浴日のさくら
 ....
 ある日の夕暮れは
 いつか私が両手に子供を連れて
 むやみに笑って帰るような
 あたたかくあれと思える
 そう思わずにはいられない夕日だった
つつましやかな紫煙の残り香が
わたくしの肩の辺りをただよって
広いような
また深いような
みずうみの表面へと消え
それはやがて
春と同化していくのでありました

からすの兄弟を乗せた小 ....
満開になってすぐ散ってしまう花びら達が
向かい風をくすぐったくして
名ばかりの春の風の寒さや
世間の冷たさなんてものを
否定も肯定もせずに
ただ風に舞う花弁によって覆い隠していく
それはし ....
竹やぶ輝くきらきらん
おじいさん竹切り驚嘆
小さき姫現る忽然
大判小判もどんどん
家屋敷豪華絢爛
大事に育てる過分 

かぐや姫の美貌 皆賞賛
三人の男持ち込む縁談
姫突きつける難問 ....
唐草フウさんの自由詩おすすめリスト(3971)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人は一人では生きていない- ふるる自由詩609-4-27
たとえば- ルナ自由詩509-4-26
くさなぎ君- よーかん自由詩409-4-25
太陽と月と詩- たちばな ...自由詩14*09-4-25
捨てられないもの_鉢植え- 砂木自由詩7*09-4-25
おもい出す- かんな自由詩15*09-4-25
花散る- 蒼木りん自由詩309-4-25
春玉ねぎ- ことこ自由詩5*09-4-25
蝶は虹になれない- ふるる自由詩4*09-4-22
夕暮れ_橙_さびしんぼう- 未有花自由詩21*09-4-22
左右対照にはならない。- つゆ自由詩6*09-4-21
蝶の羽根なかの青空- 草野大悟自由詩309-4-21
ガラスの川- 石川和広自由詩2*09-4-20
理由- ふるる自由詩309-4-16
悲しくないように- 猫のひた ...自由詩409-4-15
私達の美しい獣- 千月 話 ...自由詩25*09-4-15
コロッケ- ふるる自由詩5*09-4-13
ヌクモリ。- 自由詩309-4-11
- 砂木自由詩10*09-4-11
- たちばな ...自由詩8*09-4-11
てんかん,2011.4.10- 草野大悟自由詩3*09-4-11
二人で過ごすためのレッスン- kauz ...自由詩7*09-4-10
- ふるる自由詩4*09-4-9
遥か- さくら自由詩17*09-4-8
花霞- 佐野権太自由詩19+*09-4-8
さくら- 草野大悟自由詩5*09-4-7
夕日- doon自由詩409-4-6
桜花- 凪目自由詩709-4-5
春と聞くだけで泣きそうになる今の私は- 木屋 亞 ...自由詩2*09-4-5
韻を踏むかぐや姫- ふるる自由詩4*09-4-5

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