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ベッドが
解体されて、きみの死を
模倣する
抉りぬかれた
目、きみが見ている、わたしで
あり、言葉で
あり、盲た
光であり、
切り離されたもの、半分に
されたもの、
....
書いている
生きている
死んでいる
機械が、わたしと同じように、きみ
の
かたわらで、きみと
同じように、わたしの
かたわらで、鸚鵡返しする
彼方の、
きみの、彼方の、きみ
の ....
声とは
思えない、そのような
声。
響き、
沈黙の、
うたえる
歌が、あるのは
むこう、
声じゃない
声、
の
かなたが
電話をかけてきて、
....
きみが書いた、雪辱
という字、ここ
より
先へはけっして行けない、何も
することができない、何も
言葉はなく、光
それは
すべての
不能、わたしの夜よりもきみの
夜が、より存在する
ように、もうそこでは
何も見ることが
できないように、何もすることが
できないように、言葉は ....
かもめが旋回する、その
時間、いかなる
記憶もなく、きみは
目を覚ました、朝
くだけていった、多くの
もの
{引用=
目が覆われて、きみと
わたしは
また他人同士になる
異質な
夜が、きみを
運んでいく
誰のためでも
なく、死にたい
の
夜をめざす、すべては
わたしが
....
離ればなれにされたものの
ために、重苦しい
夜
集めていく、
かつてはひとつであった
ものを、声に
ならないまま、それを
数える、いつ
いくつ、
きみはいつ
やって来るのか ....
きみは時間の
なかに
身をしずめている、永遠は
とぎれて
いる
永遠に、あらゆる思いと
ともに、
わたしの目には
きみが
見てきたものが
きざまれて、めざめて
いる
....
すべてを忘れた
夜から
降りはじめる雪、きみが
死んだように
過去になると、雪の
なかでねむっていた時間が、いま一度
見出されて、わたしも
横たわっている、死んだように
思い出 ....
きみに口づける、わたし
は
隔たったところ
から、きみに
触れる、
そのように
わたしは
死んでいく、その時間がきみの
顔に刻まれて、きみの
顔において、わたしは
死んでい ....
きれぎれに
夕暮れに
夜夜に、きみは髪の毛を編んで
いる、指先で
ふれて
いる、暗闇に、きみは
きれぎれに
くちづけている、刻々と
空になるまで