記憶は夕暮れていく
真っ青に染まり
帰る場所って
これは祈り
12階のベランダから地上を見てる
ナターシャ
得体の知れないものが
あたし達の体の中にある
悪意
諦め

脂肪
 ....
死んでしまった
後のことにまで
責任を負おうとするのは
傲慢に他ならない

────そんな力はおまえにはないのだ

頭では分かっていても
身体の奥の方に
塊のようなものがあっ ....
悲しみがある



喜びがある日もある



寂しさがある


ちょっとファミ横のコメダまで出よう





だから苦しみは


 ....
闇に没して
自称詩人、自称詩人と
つまらない悪態ばかりついている
くそったれだ、キサマは

わたしは歌い叫ぶ
この世の地平を突き破り
独りになって、独りに戻って
限界ギリギリまで
内 ....
壁に
貼り付けられた
横顔

忌々しい
誕生の記憶

古ぼけた
カセットレコーダーから
繰り返される
子守唄のフレーズ

色彩は意味を為さず
ただイメージだけを
後方へと追 ....
その灯りが灯ることの全てがわたしの全てで、公園に腰かけたり、元気そうな集団を避けて歩いたり、目と耳と鼻と口と手と生き物と複数の壁、この部屋での暮らしが綺麗な明るさになれない。

マンションの知らな ....
特に際立つことはなく
成績だって中の中
だけど何かになりたくて
選んだ
自称詩人なの

書いてみました
自称詩を
載せてみました
詩のサイト
イイねたくさん付いたので
やって行け ....
いつか死んでほしい人のための家路ほど
悲しいものもない雪夜でした
窓のあかりとうなるボイラ
湯をあびるひとの気配
耳なりのむこうのやわこい声
わたしは悪党だったから
全身が指先みたいにかじ ....
見つかって、見つからないよと君が言う。まるで透明人間みたいに。

目に見えない電車に昨日乗りました。ゆられていく先すら分からずに。

打消し線の線を取り上げ弦にする。ラ音の調べ、この世のものか ....
生活費を入れてくれないのはざらで
生きるために必死に貯めたお金を使っては
その場しのぎをしてきた過去
今でもその癖が抜けなくて
最低限のものしか買わない、買えない
経済を回すのはお金持ちの仕 ....
一番愚かなことは
放課後の中で学んだ
一番美しいもののことは
禁忌の中で学んだ
一番罪深いものは
日常に転がっていた
一番悲しいものは
自室の本棚で震えていた

引戸の滑りが駄目にな ....
トンビ飛ぶ空には秋の白の月

山国の盆地を侵す波のおと

腹の音響いて天の猫笑う

奈良漬の塩の上がりと半月板

虫達の叢だらけ善光寺

蛍かと思えば着信宵の秋

雲一つ鼻腔に ....
今日、先年の水害で何もかもが水浸しとなった地区に行ってきた。路肩に植えらていた筈のマリーゴールドは尽く引き抜かれ、その代わりに黒い農業用マルチがのっぺりと施されていた。

ちょうど一年 ....
雨の音寂しい心湿らせる雨は止まない止もうとしない

窓の外都会は常に忙しそう忘れ去られた何かが潜む

何もない暇な休日重々しいゆっくり過ぎる時間は重い

芸能人全部で何人いるだろう数え切れ ....
わたしのおとがする

ぱきん、と乾いた音を
体の内部で何度も繰り返している

それは再生で、
あるいは破壊で

それはひたすら鳴り続け
透過したわたしの身体を
繰り返し
 ....
月が傾く音がして、
ぼくはぽっかり目をあけた。
カーテンごしに見えるのは、
ボタンみたいなお月さま。
瑠璃と茜の縫い糸で、
びろうど夜空にとじてある。
きっとお仕事したひとは、
てさ ....
私は嫌われた鳩である。
踏みにじられた首である。
細く細く連打する。
首はやがて脈打ちながら蛇となる。
這いつくばって、あの人の太ももに絡みつく。
赤く細く滴る血を私の中にください。
逃れ去っていく
逃れ去っていく記憶の
その核心を掴もうと
広がる鉛の海を泳ぐ、泳ぎ続ける
 
 失われた薔薇の花と団欒
 終わった関係と更地
 虚脱の時を刻む秒針

静まっていく
 ....
豊饒の海に浮かぶ僕の不毛

回想の店が改装するので
僕は暫く不漁だった

恋の意味がわからなくて
むりやり女史に懇願して
いまはとりあえず一緒だ

すぐに飛び去りそうな 小鳥に
な ....
無音の夜
また到来し
月はない
月光だけある
白々と
辺り、白々と
浮き上がり
寸断された記憶の
恐怖、また襲い来る

私は私の実感を保てず
意識の外郭だけが生き残り
やがて蠢 ....
予定などない休日はゆっくりと時間は過ぎて自然の流れ

梅雨は雨梅雨は湿気で溢れてる傘が集まり一つの模様

社会人二年目となり慣れてきた最初の気持ち胸に残して

テレビでは議員の話題で持ち切 ....
誰かに代替わりする夢だった
代わってあげてもいいが
あのひとは男
女の身体に入ってやっていけるのか
打ち合わせ無しにひょいっと
入れ替わって
私が消えて完了する
完了する

私が終わ ....
テレビ局の用意した
全く意味のない
アクリル板で
隔てられながら
にこやかに振る舞う
タレント連中は
仕事とは言え
俺は一体何やってんのか
と思ったりしねえのかね
アクリル板に微かに ....
君と出逢ったあの場所
今も色褪せていない

そう言えば
もう何年も行っていなかった
掘り出し物が多い古書店

君は時々行っていたらしい
本を読む時間がない

たまたま同じ
本を探 ....
この夜に目醒め
この夜底に触れる
私にはもはや
親兄弟家族親族はなく
現世的無縁仏だ
円やかな現世孤児だ

そこでは
 私という存在が剥き出しで
そこでは
 私が真っ裸のすっぽんぽ ....
あさ起きて
星を喰う

流れ星が
喉に支える

腹の子が
早く出せと
騒いでいる

光線が
蒼く
地平を染めて

物事は起こり
終わり続けている

あー
 ....

長女からいきなり言われた。
「お父さん恋愛相談にのってくれない」
私は吃驚してしまった。
彼女はもうすぐ三十歳になる。

「それは難しいかな」
私はそう答えてしまった。
「どうして ....
だめなひと

いとしい


すまなそうにうつむいて

小さく笑う


もういいから

だめでいいから

わかってるから


そんなに小さくなるな

泣きたくなる  ....
雷が断続的に鳴り響く飼い猫は僕から離れない

神社へと続く階段二百段神と一つになった感覚

詐欺師達何年か経ちまた古い方法使い詐欺を働く

夏までは後少しだと梅雨が言う最後の悪足掻きみたい ....
すべてのものに歴史が有り
呼応しあって一編の詩を編む

すべてのひとに歴史と生命誌がありときには
愛情の経歴書を携えて空に放たれる

すべての空虚に名前はない
風や雲や雨のようにあかるい ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2338)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ナターシャ- モマリサ ...自由詩3*22-11-26
気狂いになりたい- 花形新次自由詩122-11-13
一人称が劇的に変わる革新的な現代詩- TAT自由詩2*22-10-24
SHOUT- ひだかた ...自由詩6*22-8-22
貼り付けられた顔- 花形新次自由詩322-7-2
その灯りが灯ることの全て- 水宮うみ自由詩14*21-7-3
自称詩人のブルース- 花形新次自由詩321-6-13
雪と阿片- 平井容子自由詩821-1-16
短歌5首- 朧月夜短歌9*20-11-10
夫を愛していない- 無限上昇 ...自由詩420-10-10
天国はここ、って歌ってたやつもここからはいなくなったし- ホロウ・ ...自由詩5*20-10-9
皆さん、秋ですね。- 道草次郎川柳3*20-9-21
洪水のあとに- 道草次郎散文(批評 ...10*20-9-17
芸能人- 夏川ゆう短歌220-9-8
わたしのおとがする- ゆるこ自由詩120-9-8
Childhood's_End- 46U自由詩520-9-7
- 杏っ子自由詩320-9-6
その時その瞬間〇寂寥と平静- ひだかた ...自由詩720-9-6
豊饒の海に浮かぶ僕の不毛- 梅昆布茶自由詩620-9-6
月光- ひだかた ...自由詩520-9-1
議員- 夏川ゆう短歌320-8-25
代替わり- よしおか ...自由詩420-8-24
アクリル板の向こう側- 花形新次自由詩120-8-23
そう言えば- 夏川ゆう自由詩120-8-22
宇宙の風道- ひだかた ...自由詩720-8-21
土星- はるな自由詩220-8-19
人は哀しみの器じゃなくて- こたきひ ...自由詩220-8-18
街灯- ガト自由詩3*20-8-18
- 夏川ゆう短歌220-8-18
歴史- 梅昆布茶自由詩520-8-18

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