きみはうす汚れた扉にもたれるのをやめて
新しいにおいのする通りのほうへと急いだ
おれは正体の知れないジレンマにすこしとまどったあと
洗面台で昨日の夢をようやく洗い落とした


冬の街は ....
霜が降り
草がシャリシャリと音を立てる
冷たい朝を越えて
午後には暖かくなり
車の皮膚を膜のようにオーラのように
蜃気楼がつつむ
厚さ一センチばかりの蜃気楼は
車にかけられた魔法だ
( ....
年の瀬も終わりがちかづくと考えてしまう

ことしは雪が降りつもるのだろうか、と
~重い冬用タイヤが心配になるのだ

交換すればお金はいくらかかるのだろう 
古着から薄着を折りたたんで収 ....
北風が吹いている
冷ややかな晴天に包まれて
真冬の気配が漂っている

僕は相変わらず臥せっていて
君の姿は遠くある
遠く響く君の声
僕は抱きしめ此処に居る

)君、ぼくたちはどこから ....
風が痛い
雨が痛い
雪が痛い
陽すら痛い

そして何よりぼく自身がもっとも痛い
空はダークグレーのイマジネーション
見上げるビルの谷間に昇る赤い月
乱立する電柱の影が貼りつく街並み

斬新なアートの生産の情熱は
冷めたのが多数派
愛はない

星が流れたり生まれたり ....
ある冬の
星と月が遠ざかる
そんな夜の街で

ほんとうの
あなたを探している
木枯らしが吹く

ユーフラテス川の
ほとりからこっち
ヒト科でいつわりなく幸せだったものなど
実 ....
旅先で地元の友と会い 
焼き鳥屋にて
杯を交わす夜

こうしてサシで話さないと
知らなかったこともある

僕の知らないところで 
辛かったね
痛んでいたね
友達なのに気づくの遅くて ....
仰ぐ
高曇りの冬空を
透き通っていきながら
仰ぐ
人差し指を立て
天から降り立つ冷気をかき混ぜ

)わたしの肉身から
)欲望溢れ零れ落ち
)ふるふる震えて
)大地に帰る

仰ぐ ....
なにもしていないのに疲れている
コンビニに寄る
駐車場が広くて
小学校の校庭くらいはある
大きなトラックが停まっている
十台以上ある
一つナンバープレートを見ると
やはり遠いところから来 ....
毎朝、小さなお守りを一つ握って家を出る。
それは例えば、食パンの留め具だったりとか。
死ぬまでに全てを抹消してしまおうと
無駄に生きていても天球は確実に回転して

とても言葉が軽い時に
やっぱり訃報と交換なのだが

Resetすることを恐れてはならないと想う
リセットで救 ....
たまには
月を下で眠るんだと

カッコをつけた彼の
見上げて眠った月は
わたしに降りそそぐ白い色の
月と同じ月だったのだろうか

星には
しあわせな自由を願った

月には
彼と ....
無私の愛が
人の魂の病を癒し
肉の病すら和らげる

冷える夜陰の静謐に
天使たちは降りて来るのだろうか
自愛に充ち病んで倒れる己の許に

あの遠い日の海の夜明け
靄と波の戯れに 無音 ....
ああ、それは、崩れた空の。
誰にも聞こえない、 響き。
どこにも届かない、  谺。
空に、  焼かれた者の。
 空に。焦がれた 物の。
崩れた、
   ジェンガの
        様なも ....
簡単に作れて美味い鍋料理家族みんなの心ポカポカ

近所から頂きものが多くある無農薬の美味しい野菜

何年かぶりに大雪降っている真っ白な雪にネガティブはない

知り合いに誘われ釣りに初挑戦会 ....
 夜の延長線上にある朝に聴くコルトレーン。
 時間をさかのぼると見事に夜へとつながっている。
 今この時までの道程に私は立ち尽くしていた。
 時計だけは正確に過ぎ行く時間を刻んでいる。
 ....
とうめいな折り紙で
紙飛行機を
折ろうかと
おもった

夜あけまぢかの
ひがしの空へ
飛ばそうかと
おもった

けれどあまりにも
なにもかも乗せているので
てばなすことがこわい ....
そのドアは自動じゃなくて手動かもよ?
開かないドアは、実は簡単に開くかもよ?
む おん
移動していくモノの影

独り在る茫漠の床で
眠りの底から掻き分け掻き分け

異界の異様な感触を
意識の触手、体に刻む

ム オン
夜陰にひっそり回帰し




 ....
居酒屋やカラオケ屋
ラーメン屋に無料案内所
ゲームセンターもある
賑やかな商店街を
たくさんの人が歩いている
欲望の遊園地
大量のゴキブリが潜んでいそうな
そんな淀んだ眩しさがある
大 ....
がんばりモーメントな君は
ドゥーバップなトリュフで
すけーとりんくにピートイン

一方、ボニーピンクは
どこへ行ったとググってみては
黒髪コースの肩こりん

なんでおとーさんのかみは
 ....
彼はアナログの世界に産まれた
自我に目覚めて初めて眠りから冷めた朝のこと

家のなかはがらんとして静まりかえっていた
人は誰もいなくて 気配さえ感じられなかった

まだ幼い彼は泣き出した
 ....
君と星狩りに行ったことを思い出す
空が星で埋め尽くされて、金や銀の星が嫌というほど輝いていた
肩車して虫かごを渡し、小さな手で星をつかんではかごに入れていた
ときおり龍が飛んできて、尾で夜空をあ ....
自分を大切にして下さいってなんなんよ
大切にしているから、周りが反対しても
自分の気持ちを優先させたのに。

自分を大切にして下さいってなんなんよ
他者を助けもしないあなたに言われたくないよ ....
四国の方へ行って来ると
昔の君は言いました

僕は不安で尋ねました
いつまで行って来るのと尋ねました

すると君は言いました
ずっと行って来ると言いました

僕は淋しくなりました
 ....
熱い湯に溶けだして
全部なくなればいいのに
わたしの抱いた黒いモヤモヤも
石鹸で洗い流せたらいいのに

そうすれば
綺麗な姿で君に会える
綺麗なわたしになれる

それって嘘を吐いたこ ....
窓から入り込む朝陽

明るいリビングルーム
何度も欠伸するあなた

ゆっくりまったり過ごす休日
二人だけの時間を過ごす

朝食をゆっくり食べて
外出はせずに
二人で過ごす時間を大切 ....
いい歳をしてなんですけれど
だれかに抱きしめられたいと
想ったことはありませんか

もちろんだれでもいいって訣じゃないですよ
ほんの少し心の体温が伝わってくる女性(ひと)に
悲しいときも淋 ....
口笛の奏で、目覚めてこの夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く震え魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
広 ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2339)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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お守り- クーヘン自由詩6*19-12-11
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