やはらかく稲穂は風にたくましく それは夏の嵐の夜であったが
積乱雲の割れ目から
夜目にも鮮やかな新星が見えた / 見えた気がした


暗い湿気た空気の中を
零れ落ちて 光の粒よ


光の粒には質量があって
重さが ....
嗚咽しながら

吐き出した言葉に

貴方は どんな顔をしていたのか

視界はあまりに歪んでいて

土砂降りのように 見えなくて

優しく 頭を撫でてくれた手に

私が

ず ....
時に
他人の親切や思い遣りが煩わしくなる
そんな日は良い人になれない自分がいて
どうしても優しい笑顔がつくれない

理由もないのに心がビョウキになってしまう事
きっと誰にでもあるだろうけれ ....
大きな波がやってきて
ふるさとをさらっていった

そこには金の楽器があって
音楽が保存されていた

夕暮れの歌
あの時の歌

昔奏でた旋律は
どこへ行ってしまっただろう

ひと ....
古本に残る傍線秋灯下 いつだって弱い者がウソをつくのさ

ワタシって必要かしら今のキミに

つまり雨そういうことよ残念ね

ごめんもうがんばれないこれ以上

ヘルプミー急遽癒しが必要です

誘惑に負けて ....
脱ぎ捨てられた革靴にすんでるゆめみたいな気配
のどの奥がかゆくてくるしくて
頭にあなをあけて考えてることがみんなだらだらあっと流れていったら楽だなとか
2番線ホームのまん中くらいからみえる公 ....
呉市から幾つか橋を渡り
大崎下島にある御手洗地区

昔ながらの建物が並ぶ
町並みを歩いて
日本の奥深さを知る

最近になって人気になり
観光客をたくさん引き寄せる

海からの風
 ....
「何やら 嘘の匂いがするなあ」

なにか 一段と深い思い出の
あたしのよく知る 醜悪な思い出の一端によく似た
赤い女が 高く遠い 塔のてっぺんにいるらしい

その女の声は こんなにも遠く離 ....
眠れない街よ
興奮と快楽と 女と男
何処で眠るのか いつ眠るのか
しでかした過ちの代価は 病と牢獄へ
叫んでも 償っても 
因果応報 神の裁きは免れぬ
脳が沸騰して闇夜に消える

天災 ....
彼は世界一静かに電話をかける。
彼が電話をかけるとき、何故かコール音も小さくなるので、ほとんどの人は、彼から電話がかかってきても気付かないだろうと思う。
だけど、わたしは電話に気付いた。ずっと耳を ....
そんな日が来ることを
心の底から願っている

もし挟まれているところを
見つけたら
一目散に駆け寄って

「今なら良い自称詩が
出来るかも知れないぞ
ほれ、何か呟いてみ」

と優 ....
ぬいぐるみタワーの頂点に鎮座まします
柴犬の子犬のような何かでもないよりか
はましだということです

その女、凶暴につき
眠ります秋眠だって暁は覚えない
左足首を捻挫しました履いていた
 ....
熱帯夜、青褪めた路上で血を吐いた
のたうち回る放熱の過去
祭壇はニコチンと、それから
もう少しイルーガルな煙に煤けて
性急過ぎたエイトビート、カタルシスの
生真面目な断絶の残骸
摩天楼 ....
体操の話で
バスケの買春はどこかに
消えてしまった
ましてやボクシングなんて
影も形もない
居合の段がどうたらこうたらは
誰も覚えてすらいない

マスコミのバカさ加減には
呆れる他な ....
九月になったら
もう
その話は終わりですか
大きな嵐がやってきたので
今はそのことで精一杯ですか

そんな風にして
歴史は錆びついていくのでしょう
その時代を生きてきた人たちが
一人 ....
ずっとずーっと待ち受けていたよ。あなたが流した髪も水も薬も全部。なにを捨てたか忘れられるように、まちがわないように、いまだにひやっとする時もありますが、おおむねあなたの空がいかめしい顔つきになる前に、 .... 左足が小さくなったのだろうか
どうしてもスニーカーが脱げそうになる
なんとか必死に踵のところで
抑えつけるようにして
やっとの思いで引きずっている
右足はそんな様子はちょっともなく
スニー ....
悪の力について話すと、まずそれは人類が築いた膨大な量の知識であり、科学であり、文明の礎である。たぶんそれらは真の神を必要としない、もしくは、「悪そのもの」の究極の姿が‥‥いや、ちがう。むしろ「悪そのも .... 何処までも晴れた真夏の午後過ごすアイスコーヒー飲み干しスッキリ

出逢いは星の数ほどあるらしいその一つ一つ違った輝き

海の風浴びて砂浜ただ歩く何も考えず無になり過ごす

台風の進度気にす ....
労働が好きなわけでもないが
拘束服よりは一生作業服でいたいとおもうのだ

新橋の夜にあふれるビジネススーツの残り香もきらいではない
酔っ払って誰かを吊るし上げるのも素敵なレジャーにはちがいない ....
夜明けと共に目覚める
そして赤紫の空が生まれる
狂気の男が怯えている
偶然なのに
必然のごとく
それが誇大的妄想であっても
滑稽な一人芝居
嗚呼 悲しきクオリティータイム
私が描いてき ....
転がり落ちる球を見ていると
途中で坂を下っているのか
坂を登っているのか
見ていて分からなくなった


見上げると
秋の光があって
黄色い光が踊っていた
自分の人生を想う


 ....
店長呟く 肉食べ放題 学生私服で、ビール注文

稼ぎ時 喉が渇いて、湯呑みを取れば 只今ゴキちゃん水泳中

このラップ 使い勝手が良く無いなー! 聞いてたお客 私がデザイン

のどぐろの刺 ....
卓上時計の刻みは前時代的で芝居がかっていた、造り物のオウムはけたたましい声で鳴き、そこに生命が無いことを殊更に訴えた、もちろんそんなことはどうしようもないことだった、オウムにも、俺にも…梁のように .... うつくしいひとたちに遇ひ

うつくしいはなしを聴きました

空はたかく 澄んでゐました

かなしみはもう とほくにありました

よろこびは すぐそばに そして

手のとどか ....
市営公園の駐車場に車を停めていたのは午前二時頃だった。
四月の深夜だった。
公園内には小さな池があって、だからk池公園と名前がつけられていた。
池の回りを遊歩道が一周している。桜の樹が沢山植えら ....
エアコンが壊れた
窓のない3畳の部屋に
52人の自称詩人を押し込み
熱中症で死に至らしめるという
手法を思い付いたのですが
先に病院に使われてしまいました
実用新案登録しておけば良かったと ....
遠くから聞こえる
街つくり人の営みの鐘が
トッテンチ トッテン カラと
時代が終わろうとしている

過ぎし日の殺し合い
今も残る傷跡を
語り継がんと
語り継ぐ
長老の知恵は
その顔 ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2293)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
稲穂- chiharu俳句6*18-9-9
強く放たれて来た光の粒よ_/_放たれていること- beebee自由詩11*18-9-9
愛していたよ- 赤椿自由詩618-9-9
分け与えるなんて- こたきひ ...自由詩518-9-9
音楽- やまうち ...自由詩318-9-8
秋灯下- chiharu俳句5*18-9-8
非常口- 佐和川柳6*18-9-8
けはい- はるな自由詩918-9-8
御手洗地区- 夏川ゆう自由詩318-9-8
偽りで話す_赤い女- クロヱ自由詩118-9-7
天災は忘れたころに- あおいみ ...自由詩2*18-9-7
静かな電話- 水宮うみ散文(批評 ...3*18-9-6
自称詩人が建物の下敷きになる日- 花形新次自由詩118-9-6
羊の眠る場所/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩1*18-9-6
波紋の残像- ホロウ・ ...自由詩1*18-9-6
提案- 花形新次自由詩118-9-5
忘却- もとこ自由詩11*18-9-5
カメラロール群像- 万願寺自由詩218-9-5
左の足から- 坂本瞳子自由詩2*18-9-4
神の蕾_☆- atsuchan69自由詩3*18-9-4
台風- 夏川ゆう短歌118-9-4
居場所- 梅昆布茶自由詩318-9-4
クオリティータイム- あおいみ ...自由詩3*18-9-3
転がり落ちる球を見ていた__/___立ち止まっていました- beebee自由詩13*18-9-3
皮いち枚_遺してさ迷う_包丁小話- むっちゃ ...自由詩4*18-9-2
たぶんどちらでもいいことだけど- ホロウ・ ...自由詩2*18-9-2
- 石村自由詩15*18-9-2
市営公園の駐車場に- こたきひ ...自由詩318-9-2
エアコン- 花形新次自由詩118-9-1
時代の終わり- あおいみ ...自由詩2*18-9-1

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