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その灯りが灯ることの全てがわたしの全てで、公園に腰かけたり、元気そうな集団を避けて歩いたり、目と耳と鼻と口と手と生き物と複数の壁、この部屋での暮らしが綺麗な明るさになれない。
マンションの知らな ....
日差しが 音を立てる
温もりは声になった
私は
明るい気持ちでカーテンを閉める
その歌を知っていたんだろう
光には 影も形もなかった
影や形を愛していた
あの夜の彼の涙をみてた星
十年も経てば未来が今になる
太陽のような黄色い傘をさす
みとれていたのは恋をしたから
朝のひかりで空の詩を書く
手紙のように話をしている
風にはきっと心があった
紙ひこうきで何度も出会う
君を思い浮かべると、君の口笛も一緒に浮かぶ
楽しいとき、嬉しいとき、君は決まって口ずさむ
どこかで聴いたことがあるような、その場限りの人懐っこい旋律を吹く
息とメロディーだけのとっても素朴なその ....
青色が麦わら帽子に恋をした
降り積もるあなたの愛でねむる姫
サンダルと月夜が似合うお父さん
ごはんをたべて しあわせになる
かずをかぞえる おふろのなかで
ないてわらって おこってねむる
あさがはじまる ふくをきがえる
恋をしたので窓を開けることにした。
揺らめいている、夏のシルエット。
君のせいで、世界が晴れてしまった。
さよならを告げて君はこの場所を去る。
光と風を残して。
冬の街を歩くとき、私は少し優しい気持ちになる。
どんな感情も、持っちゃだめってことはないんだよ。
あの人がそう言ってくれたときの、きれいな白い息を思い出すから。
凍える季節のなかで初めて、私 ....
きみの呼吸は、いつもきみの近くにいる。
きみの温度も、いつもきみの周りにある。
いつだって、きみの命はきみの味方で、すぐそばできみの全てを見守っている。
だから、一人ぼっちでも大丈夫。
き ....
きみのきらきらしたまばたきが星を生んだ。
夜の街にも光はあって、そういう種類の希望をきみはぼくにくれた。
きみの寝言はいつも幸せのかたちをしていて、だからこの街がまっくらになることはない。
....
残酷に思える詩と、優しさを感じる詩が、僕にはあって、
僕は優しい詩が好きだ。
戦闘機より、パンケーキが出てくる詩を読んで、楽しい気持ちになりたい。
怒りや悲しみを、表現しないと駄目なときがあ ....
ねぇ、インターネット。君がそんなに悪いだけのやつじゃないことを、僕は知っているよ。
君がみせてくれた優しさや楽しさを、僕は忘れちゃいない。忘れるもんか。
君がいなかったら、僕は今とは全然違う僕にな ....
お月さま踊り場に降臨
満月にわっとおどろく
月と一緒に夜の音を聴く
月語も話せるメイドさん
あの日の風船が月まで届く
月夜は君のなかにある
夜の風孤独を洗う
もっと優しい嘘をちょうだい
つらいから星がみたい
少しずつ真珠になる
公園で自分を拾う
子守唄こころに寄り添う
てのひらから流星群
今日も静かに笛をふく
ノートにあなたの横顔を書く
白昼夢飛び立ったことば
雨が降るメールのなかで
夜は素敵さ星がみえる
君の声で君の恋を聞く
彼は世界一静かに電話をかける。
彼が電話をかけるとき、何故かコール音も小さくなるので、ほとんどの人は、彼から電話がかかってきても気付かないだろうと思う。
だけど、わたしは電話に気付いた。ずっと耳を ....
泣けば良いそれがあなたの雨になる
神様が一緒にいると仮定して
僕の目をまっすぐ見たのが君だった
君の頭のなかに幾千もの数が降り続けている。
暇さえあれば君は、暇さえなくとも君は、一心にノートに数式を書き続ける。
あまりにも君が夢中だからみんな不思議がるけど、なんのことはない、数が降ってきてい ....
僕は、夜の絵を描きたい。
あなたが安心して眠れるような、温かい、あるいは、涼しい夜を描きたい。
もし描けたら、僕もその絵のなかに入って、
きみと一緒に夢を見たい。
鐘の音が鳴り止んだらすぐ鐘叩く
美しいおばけとともに徹夜する
音楽もいつかは空に還ってく
猫の背が語る一日の過ごし方
初夏の風 海の匂いと鼻ピアス
ひとりきり遅刻早退を繰 ....
波の音のような鼓動が、からだのなかから聴こえる。
何度もふたりで夜を越えてきた。
あの日、水面を踊るひかりの反射に助けられたことを、わたしは忘れない。
わたしたちには海がある。
だから何が ....
晴れた日は、空が大きな青信号になっている。
だから、前に進もう。
夕焼けの赤に立ち止まるまで。
俳句じゃない季語がないから川柳だ
季語という季語を食べ尽くした夜中
はらはらと季語が降り注ぐ朝の部屋
季語なんていらないくらいの季節感
何故だろう君と一緒に居るだけで曇っているのに街が輝く
遊園地テンション上がりすぎた君地球にはない言葉を叫ぶ
「教科書を食べれば賢くなれる」と言う君はバカだなほんとに好きだ