ぼくの隣に 腰かけて

きみは なぜか 

涙ぐんでいる


話しかけると 消えそうで

涙のわけは聞けない


星空から 落ちてきた

涙のしずくが


月のひかり ....
大前提として『人に言えたもんじゃないですけどね』と言っておいて、今回の話を書き始める。

自信。自信ってなんでしょう?分かりにくので目盛りにたとえます。たとえばあまり自分には自信ないんですよね、と ....
天井の向こうの
鮮やかになるしかない空に沈殿した
新月をじっと眺めていたら
心臓から水銀がとぷり
流れ落ちた。
とぷりとぷとぷ
とぷとぷぷつつと
畳にしみた。

あの日と似てて
全 ....
初めて手紙を差し上げます。スマホのLINEには書くことのできない私の本音を捧げたくて。“美しい紅葉を照らす月の様になりたい”これが私の願いです私の愛の告白にあなたの頬が赤らみそれを見つめる私の想いはあ .... 溶かした夜を流し込んで
ゆっくり固めた
冷たい道路

消えそうな
ヘッドライトだけを頼りに
僕は走り続ける

気づいてしまった

昼もまた夜で
光もまた闇だと

月も星も
 ....
この美しい秋日、
天高くから降って来る
青い青いどよめきに
胸高鳴らせて
待っている
懐かしい
未知フルサトの到来を
予感のなかで
待っている
誰にも「言うな」とは言われたが、何処にも「書くな」とは言われてないので、ここに書いておくことにした。

博士がロボット工学を専攻していたのは知っていたが、どれほど有名だとか、詳しい研究分野とかは知 ....
柿の実がたわわに実り
コスモスが咲いている

秋の名も知らぬ花々が風に揺れる

歳を取るごとに身軽になってきた

久しぶりに家でくつろぎ
妻と共にいるが
特に話すこともない

買 ....
たゆたう水の上では
うまく像を結べずに、
ゆらゆらとぼやけてしまう、
そういった運河に浮かぶ街の景色はあなたの目のようだった。

手のひらいっぱいに掬った水が、
両手の中で震えていた。 ....
 
 あなたの体温が近づいてきた、と日を追うごとに思う。駅のプラットホームですれ違う人々も薄着になり、半袖のTシャツ姿も時たま見かける。不本意に外套を脱がされていく様は、虫なら脱皮、植物なら蕾が開い ....
そう
のぞまれて
そう
振る舞っているわけではなく、
人工的な微笑みを
見せたくはないだけなんです

どんな
冷たい女にも
なってやるわ

だれも知らないでしょう、
他人の心の ....
この身うつ
この心うつ
雨は降れ


雨は降れ
だんだら模様の
灰色の
雨は
降れ降れ
その矢で
刺された


刺された
命が
血を流す
どろろ
どろろと
血を流 ....
頭上に広がるいわし雲
雲ひとつない空よりも健康的ね
一緒になって走っていると
キミは私から風まかせに分裂し
走り去っていく

私は一匹迷子
おいしくないわし
弱いし泣き虫だし
かわい ....
休日を自宅で過ごす
午後三時頃になると
ジンジャーティーが飲みたくなる

外は寒そうな風が繰り返し吹く
ジンジャーティーが身体全体を温めてくれる

心は静かになって
愛を全身で感じて
 ....
深夜に隠れて朝を思う

枯れた木立と敷き詰めた紅い葉
ようやく落ちた夕日を
ひっくり返して真昼を思う

朝目覚めて感じる喉の渇き
差し込む光を布で押し退け瞼を閉じて夜を思う ....
調べたら
カフェインアレルギーだってよ
コーヒー飲んでも
ウーロン茶飲んでも
緑茶飲んでも
気持ち悪くなるじゃねえか、この野郎!
だからといって
ノンカフェインのコーヒー飲むほど
コー ....
横断歩道の
真ん中辺りで
立ち止まる

逆行が背中に
突き刺さって
立ち止まる

誰にも気付かれず
すれ違っていく

自動販売機の
真横に立って
空を見上げる

夕日が瞳 ....
懐かしい未知は
遠く空へと続く道
気流の音が鳴り響く
大気圏を通過して
桜色した巻き貝の
トンネル抜けて
帰還します
叔母の葬儀が 教会で始まる  

司祭の語りかける 流暢な言葉に 深い人間愛を感じる

50年前に洗礼を受け 身を捧げて来た叔母の軌跡を 知らずに来た今

聖歌隊の 静かに漂う響きが 信者 ....
「私は告白すべきなのでしょうか。寒々とした六畳一間で一人で暮らすようになって八年が過ぎました。和製日本語のようで妙な名前のマンションで、マンションと言っても全く高級感のないものです。左右の隣室には差が .... たゆたうなら私の喉のうちに
飛び込んできてマリア

肖像画に宿る瞳の輝きが
くもりガラスの乱反射なら
濡れたくちびるは朝に贈った口づけのあとだ
この声がスタッカートを引き起こして
アパー ....
もう
遠くに
夏の終わり

かなかなかな
まだ蝉が啼いて
それも幻
十八年間
二人暮らして

子供がいたなら
何か変わった?

かなかなかな
一人で生きていく
こんなに ....
ノブちゃんはね。
むかしも今も女の人でした

私たちは偶然再会しました
その時ノブちゃんはね、鰻屋さんで働いてました
私はお客さん
勤め先の社長や同僚と食べに来ました

鰻重を運んで来 ....
奥まった意識に 
盛んに響いて来るものよ
おまえは鮮明な輪郭保ち
独り存ることの透徹を
直接魂に伝えて来る
この思考透き通る十一月
寄せては返す波のように
おまえの響きは親密に
おれの ....
風の透き通った匂いがする夕べに
螺旋階段を昇っていく
未来から到来する
未知の響きに耳傾けて
優しく渦を巻く木霊の調べに
螺旋階段を昇っていく
波の跡が
空に残って
だけど
いつのまにか風が消していく
秋の雲はことさら
はかなげで
明日にはもう
冬のものになってしまうだろう

空は
海のなれのはて

今はもう絶滅した海 ....
神さまがほんとういらっしゃって
わたしは恋をつらぬいてもよいと
おっしゃっていただけたから
わたしは恋をつらぬきます

その神さまは
たとえばケバい女性占い師の姿をして
この目の前にあら ....
殴られても蹴られても穴が開いても器物破損で救済がないってことは
君が物じゃない証拠で
君を者として扱ってくれる人がどこかにいるという証拠じゃないかな
ただその人に見つけてもらうために
君は電波 ....
埋もれた一粒の麦のことを
考えている

踏み固められた大地から
顔も出せず
根をはることもなく
暗澹とした深い眠りのなかで
郷愁の念を抱いているのか
夏天に輝く手を伸ばし
希望の歌が ....
寒波の早朝 小舟を漕ぐように 雪道を唸りながら 前へ前へ

止まると 再発進は容易ではない

吹雪のアイスバーンは スケート走行 あっという間に 後ろ向きになる

風のキツイ橋の上は 歩道 ....
秋葉竹さんのおすすめリスト(2293)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
涙のわけ- st自由詩318-11-4
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煌光- 三月雨自由詩2*18-11-3
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トランスルーセント- 1486 106自由詩21+*18-11-2
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一粒の麦よ- 帆場蔵人自由詩16*18-10-31
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